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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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仮面ライダーカブト・20
 …ちょっとびっくり。


 って ちょっとどころの騒ぎじゃねぇだろ、コレは!! カブト全体においてこういう展開が全く予想外だったわけではないけれど、今ここでこんな形で見せてくるとはっ!畜生っ!やられたっ!
 親父加賀美の「獅子身中の虫」というセリフは、息子が犯罪者かも、という部分についてのみ語られたものだと思ってましたよ!でも、ラストのこの展開を踏まえてのものだったとは!いつもと違うちょっとおどけた言い方だったのも、笑いの方に目を奪わせて怪しさに気付かせない狙いがあったのかっ!!この策士めっ!!

 …いやー実際驚きましたなー。つかね、これはジキルとハイドを引き合いに出すまでもなく、二重人格ネタの変奏の一種なんだろうけども、「記憶を受け継ぐワーム」という設定と絶妙に絡めてあるものだから、こりゃーちょっと期待しちゃうよっ?思えば、ヒーローには決して似つかわしくない、毒を持つサソリがモチーフのライダーであることがネガ的な存在であることを匂わせていたり、いやいやそもそも彼の姓に含まれる「代」の文字すらも、既に本人ではない「代わり」になっているということを示す仕込みナンじゃないのかという気さえしてくるわけで…。ネタ振りとしてはもう十分でしょう。

 一方で、人間体である時にはワームの時の記憶が一切無い、という点がこれまでの擬態ワームとは大きく違う部分でして、これがこの先にどう影響してくるか、激しくワクワクしますなー。アレだけいがみ合ってた天道にさえ、肉親を傷つけたことを知るや素直に謝ってしまう辺り、彼の心の中に擦り込まれた「姉を失ったことの傷」はとても深いモノなんですよ。それなのに、彼が固く心に誓った倒すべき「敵」が、実は彼自身とは…そのことを、神代はいつの日か知ることになるのでしょうか?それとも、知らぬままに天道に倒される形で救われることになるのか…いつか来るその決着を、しっかりと見届けたいものですな。

 あとね、できれば樹花タソだけは「実はワームだったよ~ん」てゆーのはカンベンして。だって樹花タソは樹花タソでしょ?そうだよね?ね?

~~~~

 それとは別に、今回天道について思ったことを一つ。神代と同じようなオレ様キャラに見えて、天道が決定的に違う点があるんですな。それは「往くべき道をちゃんと知っている」ということ。オレ様ぶりを発揮するためなら交通事故が起きても厭わない、という風な神代は明らかに道を外していますが、天道について振り返ってみると、そういう一線を越えたようなひどさはあまりないように思うんです。

 そのことを裏付けるようなシーンが、今回ありました。ピアノの教師として神代家に赴き、神代の弾くピアノと寸分狂わぬメロディを弾いて見せたことです。音楽に多少なりとも関わった人ならお分かりの通り、音楽には「正解」というものがありません。上手くなれば自ずと同じ演奏に辿り着く、というものではないんですよ。むしろ上級者になるほど個性が引き立ち、合わせることには別種の才能を要することになります。有名な歌手が何十人か集まったところで、必ずしも最上級の合唱団にはならない、ということなんです。しかし、天道は神代のピアノにピッタリと合わせてみせました。これは、「天道は相手に合わせる術を知っている」ということに他なりません。

 我が道を往くとは言いつつも、天の道に背くようなことはせず、必要があれば回りに合わせることもきちんとこなす。それが天道というキャラなんだなーと、あらためて思った次第です。だから加賀美との凸凹コンビが面白く見られるんだよな~。最近そっち方面の成分がまた少なくなってきてるから、またそのうちによろしくお願いしたいとっ!

 よしっ!最新話放映前に無事追いついたぞっ!さあっ!……さすがに眠いからもう寝ようかな~。orz
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コメント
この記事へのコメント
ザビーの出初めの頃にカキコすれば良かった…
「天道のワガママが気に触る」等のレビューを見てると「イヤ、そうでもないぞ」と言う穏健派な自分は肩身が狭くて…。
(やっと漏らせそう)


加賀美の代行(?)で弟擬態ワームを倒した当たりは、誰もがソレに気付けたと思います。
それと別の点で過去に、カブトがワームを追っていると他のワーム団と矢車率いるシャドウが闘っている所に出くわし、ワームを一掃した話が有りました。その後、一匹逃げたぞ!とザビーに伝える訳ですが、「何故カブトがヒーローなのに追わないの?」と一瞬判らなくなりました。
ですが考えてみると「平和を第一優先」とすればシャドウだろが他ライダーだろうが、ワームを倒すの
2006/06/20(火) 23:42:41 | URL | えころ #-[ 編集]
は誰だって良い訳ですよね。
加賀美が銃でワームを倒したと勘違いをさせたケースからも、天道は自分の功績にコダワリは無く、平和維持に勤めているだけだと伺える気がします。

当初彼は、自分には能力が有る!と自慢しているだけの様に見えましたが、戦う様を見ていると、その言葉の続きは「その能力は人々を守る為に授けられたモノ。その運命からは逃れる事はできない」となり、重い枷を掛けられている様にも受け取れます。


神代が現れた事により、オレ様っぷりの微妙な違いを演出して頂けると嬉しいなぁ。
(…漏れてましたでしょうか?)
2006/06/20(火) 23:44:22 | URL | えころ #-[ 編集]
天の道
すっかり遅くなってしまって申し訳ありません。

超越者、というのは、なかなかに描写が難しいものの一つだと思います。簡単に言ってしまえば、「どんな風に描いたところで、ケチの一つや二つは簡単に付けられる」ってことなんですよ。

ただでさえ「天の道を往く」なんて振りかぶっちゃった設定の天道ですし、加えて割と極端めの味付けで描かれてますから、まあ色々といわれるのは仕方がないのかもしれないな、とは思います。彼のように動じぬ気持ちで、自分が信じたものを見つめる心境になった方が得策かなぁと。そんな感じですよ。
2006/06/23(金) 23:37:35 | URL | てりぃ #O8jQI81I[ 編集]
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☆TBさせていただきます☆『仮面ライダーカブト』、「第20話」の感想です。つるぎぼっちゃん、はじめてのおつかい(ええー)。ちなみに次回は一週休みのようですね。頭を冷やすのは神代じゃなく、○○だっ(←好きなスタッフの名前を当てはめてネ♪笑)!!
2006/06/18(日) 13:34:28 | まぜこぜてみよ~う。by青いパン
ゴローちゃんに新くんが怪盗シャドーの仲間らしいと言われた加賀美パパ。「ちょっとビックリ」って・・・・・・・か、加賀美パパ。。。最後に確認するように「うん、ビックリ」って全然ビックリしたように聞こえないんですけどぉ・・・っていうより「吾輩は・・・・」って始
2006/06/19(月) 00:14:00 | だってミ~ハ~なんだもん