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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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はじめに……/松下耕
 平成12年度のNコンの課題曲なのですが…久しぶりにこないだ歌ってみて、その凄さを再認識しました。

 7ページに凝縮された宇宙、と言って差し支えないと思います。壮大なファンファーレを思わせる歌い出しから始まり、人間自身がその存在を問うところまで到達する小さな創世記。これだけ濃い和声なのに、全編通してみるとほんの数か所しかDiv.が無く、ほとんどが「素の四声部」で書かれているのも凄いし、7ページとは思えぬほどに密度が高いのも凄い。一小節ごとに、考えなければいけない表現を次々と要求してくるその懐の深さ・演奏に任されている余白の広さも凄い。もー何から何までとにかくスゴイとしか言えない一品です。

 あと、あれだけコロコロと曲調も調性も変わっているのに、拍子が割と序盤で6/8に変わった後、ほとんどそのまま変わらずに(ラスト3小節で一ヶ所だけ5/8になるけど)通していることが、今さらながらに驚きです。普通なら、冒頭と同じ曲調になるところは同じ拍子に戻しそうなもんですが…これは、耕先生にこだわりがあったんだろうと思うのですよ。6/8拍子のまま最後まで書こう、という。

 なんでかなーと考えて一つ思い当たるのは…3拍を内包する6/8という拍子は、キリスト教で言う「三位一体」に通じ得るモチーフなんですよね。世界の創世の瞬間には無かった「父・子・精霊」の秩序が、世界が形作られるとともに形を為して、そこから生き物が、人間が、その物語が育ってきた、という展開を、耕先生が音楽上でも望んだのだ…というのは考えすぎでしょうか。

 ともあれ、この作品をもう一度、しかも私が好きなメンバーと一緒に歌えることは、この上ない喜びです。頑張ろう。うん。
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