FC2ブログ
Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
   来訪者数: since 2004/12/2...  現在人が見てます
カジュアリー・イリーガル
 随分前に記事として書いたような気になっていたけど、どうやら無いようなので、改めて。ちょうど、最近話題になっていることでもあるので。

 著作権保護というものについて語りだすとそれだけで長文確定なので、必要なところのみ切り出していきますが…コンテンツから当然に利益を得られる人のところに金銭が行かず、そのコンテンツに何ら関わりのない人が金銭を得てしまうような枠組みは、多くの場合は問題視されます。最近はとんと話題に上らなくなりましたが、ゲーム業界ではちょっと前まで「マジコン」とが大問題になっていましたし、今は漫画村ですかね。

 まあ、この辺は間違いなく「やってる奴ら」が一番悪いわけで、そのことにはほとんど異論は出ないでしょう。この場合の「悪い」は、法的にギルティかどうかという厳密なものでなくて、上記の「コンテンツに何ら関わりの無い人が金銭を得てしまう」という行為の当事者である、という意味です。法体系の想定外で裁けないケースも多かったりするのですが、彼らはそれをわかっていて労せず低リスクで甘い汁を吸おうとしているから問題になるわけで。

 で、それを是正しようとした場合、現実的に何ができるかが議論され、難しいことも多いけど何とかしようと各方面で動きが出てくるわけですが(妙手も悪手も混在してる現状は脇に置いておきます)、その過程でもほぼ何も咎められることなく、しかし間違いなくその「良くない枠組みの形成・維持」に多大な貢献をしている人たちがいるんですよ。それは、「その良くない枠組みを利用する、大勢の人たち」なんですが…もうね、頭がおかしいんじゃないのかと思っちゃうくらい、その層の人たちって全く悪びれないよね。何が悪いの?って天真爛漫に言い放つような人が、決して珍しくない。「悪いとはわかってるけど、やめられなくて…」なんてコメント、ついぞ見聞きしたことが無いんですよ。どういうことなんだそれは。
 
 「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」

 …という川柳が古くからありますが(個人的には大嫌いですけど)、要するにそういうことなのか、と思ってみても、違和感が抜けません。私が思うに、その手の人たちって「何が良くて何が悪いか」なんて、一切考えてないように見えるんです。「信号とかよくわからんけど、みんな渡ってるんだから別にいいだろ」的な感覚です。赤信号は渡ってはいけない、というルール自体を理解していない、いや、それよりも悪くて、何がしかのルールがあるということを、理解しようともしていないし理解する気がハナから無い。そりゃあ、悪びれるわけがない。

 そういう人たちが、間違った枠組みを利用して支えて、金銭を得る行為を成立させちゃう、というのが、大問題なのですよ。

 これって、どうにかならんのかと思うのですが…法的に取り締まるの何のというのは、あんまし良い方向の議論ではない気がするんですよね。相手がマスだと、法的な拘束って機能しきれない部分がどうしても出てくるし(例えば、自動車を運転中の携帯電話操作に罰則が設けられて何年経ちましたっけ?)。どうやっても抜け道が無いようにがんじがらめにしようとすると、別な弊害を生みそうな匂いがぷんぷんしますし。

 これ、地道に「教育・啓発」を積み重ねていく以外は無いんじゃないですかね。

 例えば、覚せい剤取締法の中身をきちんとわかっている人は多くないでしょうが、「覚せい剤を扱うのは悪いこと」というのは、まあ大概誰でも知っています。少なくとも、マジコンや漫画村の利用者みたいに「何が悪いの?」なんてこと言う人は見たことがありませんし、捕まった人の反応でも「悪いとはわかってるけど、やめられなくて…」というのをしばしば目にします。「覚せい剤イクナイ」って認識は(それが正確なものかどうかはさておいて)ある程度浸透してるんですよね。

 何故そうなってるかと言えば、「これまでの長い長い啓発の積み上げ」に他ならないわけです。その中には、見せしめ的な著名人の逮捕・報道、なんてのも含まれるので、私の中にはモヤっとする気持ちもあります(見せしめ的報道という点にです)けれど、その繰り返しがあったから、法律なんてよくわからん、という人も、覚せい剤は良くないんだ、という認識が根付いているのでしょう。

 あとね、「貧すれば鈍する」ってのも、地味だけどあると思うんですよね。

 漫画村を巡る話題の応酬の中に、「貧乏人はマンガを読むなってことか!」みたいな物言いがあるんですよ。もうね、どうしようかって思っちゃいますわ。うん、その通りじゃないか、金が無いならマンガ読むな、とは思いますが、それを相手に突き付けたところで、その相手には決して届かない・刺さらないんですよ。コンテンツに対して対価を払う、という当然のことが、その相手にとっては当然でないのです。話が噛み合わない。

 この状態をいい方に仕向けていくためには、何様目線だと怒られそうですが、「貧乏な人が減るようにしていく」というのが最も有効な気がするんですよね。豊かになることで、見識も広がりますし、色々なものに対価を支払う余裕も生まれ、考える素地が形成されますから。今日明日のご飯にも困るとか、来月自分がどうやって暮らしてるか想像できないとか、そういう貧困の中に在ったら、確かに著作権とか知ったこっちゃないですわね。手にしたお金は自分の命をつなぐことに使って終わりですし、娯楽方面が一切ゼロだと死にたくなりますから、無料で出来ることがあればやっちゃうでしょう。

 みんながもっとジャブジャブとお金を使える方向に行くだけで、解決することって他にもたくさんありそうです。もういい加減にしません?無駄は減らすべきだとか誰がウン十万のスーツを着てるのは許せんとかどこそこが儲けるのはズルいとか。僕らは「もっとガマンすべき」じゃないんですよ、「もっと豊かになるべき」なんですよ。人のことを妬む心理は、それこそが貧しい状況に置かれてるからこそ出てくるんじゃないですかね?



 うーん。最初に書こうと思ったことから微妙に逸脱した気はしますが…まあいいか。お金がちゃんと流動することって大事だよね。その流転のずっと先に、「平気で間違ったことをする人」が減るなら、結構なことじゃないですか。
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
■関連記事~
 何もない、何もないよ~? (2007/11/11)
 VVVウィルスが流行して「いない」そうな。 (2015/12/07)
 Powerpointとアニメ商戦 (2006/12/12)
 「けしからん」なんて感情はロクなものじゃない。 (2019/08/14)
 異質なものではない、と認めること (2017/04/15)
 後半戦しゅっぱーつ! (2013/02/27)
 鳥チーズ入りカツ丼の恐怖 (2006/06/22)
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
※コメントについてのポリシーはこちらです。初めての方はご一読下さい。
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
※トラックバックについてのポリシーはこちらです。初めての方はご一読下さい。
https://terry.blog.fc2.com/tb.php/6813-abde249d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック