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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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「うる星やつら」脳内レビュー
 ちゃんと見直してないので「脳内」なんですが。思わぬ記事にトラックバックも頂戴したので、自分なりに書き起こしてみましょう。

 うる星やつらのアニメが放映開始となったのは1981年。私は中学2年生、翌年に一応受験を控えた身でしたね。冷静に考えれば、中学3年に進学して以降もよくまあ毎週欠かさず見せてもらえたものと思いますが(当時は我が家にはビデオデッキはありませんでした)、ま、一応優秀だったからナ?(笑)
 テレビ世代とは言え、その頃は他に入れ込んで見ている番組もそんなになかった私が、何でうる星だけはよく見ていたのか、その辺はほとんど記憶にありません。でも、初回の放映は間違いなく見た記憶がありますし(一瞬とは言えラムちゃんのB地区が出てメチャメチャびびり&気まずい思いをした覚えがあります)、その後もほとんどの話をちゃんとフォローしてました。ただ、それは文字通り「見ている」だけで、特に入れ込むでもなく、何となく見ていたというのに近かったと思います。

 そんな私に転機が訪れたのが、忘れもしない1981年12月23日。この日放映された19・20話「ときめきの聖夜(前・後編)」に、私は度肝を抜かれました。初めて体験したメガネの長ゼリにわけもわからず引き込まれ、暴走する怪しげな裏プロジェクトに目を奪われ、その影で心を痛めるヒロインのラムに身悶え、そしてあのラストシーン!好きな異性の目を正視することすら叶わないような、純朴な中学生のハートを釘付けにした瞬間です。ナニ?自分のことを純朴とか言うなと?いやこのオレにだってそういう多感な時期があったんだよ!(怒)

 翌日、登校してすぐに、親友兼悪友のNと目が合いました。「見たか?」と問う彼に「見た!」と叫ぶ俺。志を同じくする二人にそれ以上の言葉は無用でした(笑)。なんであの瞬間に、あれだけで「うる星」の話だとわかったのかは、今でも解けない永遠のナゾなんです(笑)。ま、とにかくその場で悶えまくり、興奮しながらアツく語り合ったあの日は、私が「転んだ」瞬間だったのでしょう。

 その日から、おバカ中学生二人の迷走が始まりました。少年サンデーを毎週フォローし単行本を全巻買い集めるのは当然として、特集別冊である「少年サンデーグラフィック」シリーズの既刊分を探して近隣の本屋を全部しらみつぶしに探したり、ビデオの代わりにカセットテープに音声だけでもと録り溜めて繰り返し聞いたり、サントラも発売と同時に二人で共同出資で購入したり、他にもカンペンケースを買いーの下敷きを買いーの使いもしないパスケースを買いーの、お金がいくらあっても足りません。月々1,200円の小遣いでやってた赤貧生徒の私は、Nと二人で保証金目当てにジュースのビンを拾い集めることまでいたしました(笑)。いやーよくやったものだ。サントラを買うときには全部で200本ぐらい拾ったかな?

 そうまでして入れ込んだ見返りがどうだったかと言えば、得られるものはあまりにも少なかったと言えましょう。ほとんど「二次元コンプレックス」の領域に踏み込んでいた私の中に絶えず湧いてくるのは「求めるものが目の前にない」という切ない感情のみ。きっかけとなったアニメ版は一時期奇跡的な出来栄えの話が続いたものの、スケジュールの逼迫に伴ってか作画はメチャメチャに崩れていき、脚本も頻繁に繰り返された再編集話に象徴されるような質の低下を余儀なくされ、明らかに次第に衰退していきました。結局、総監督が押井氏からやまざき氏に代わり、その新生第一回目のメガネの長ゼリで「何かが決定的に変わってしまった」ことを感じた私は、原作マンガどころかアニメ版の完結も待たず、徐々にうる星から離れていくことになりました。

 では、あの過程は自分にとって無意味だったのか。私はそうは思いません。初めて何もかも捨てて入れ込んだ作品でもありますし、でも如何に愛情を深く注ごうとも「それでも悪いものはやっぱり悪い」ということを理解させてくれた作品でもあります。シリーズ構成の大事さ、続けることの大変さにしても然り。プロデューサーの力が作品に与える影響力の大きさを初めて認知したのもこの時です。キモく集う「うる星ヲタ」の群れに飲まれそうになったファンの集いでは「この人たちと同化するあまり我を見失ってはならない」と思いましたし、そうした数々の貴重な経験が、今に繋がる「ヲタとしての目覚め」であったことは間違いありませんから。(てりぃ著・うる星全史第一巻「二次コンを越えて」序説第三章より抜粋)
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コメント
この記事へのコメント
懐かしいですねぇ
私も昔よく見てました。
友人にラムちゃんとスリーサイズが一緒の子がいて、コミケでラムちゃんのコスプレをさせようとしたら、流石にビキニはイヤだと言われ、当時の仲間全員で、高校時代の制服きて行ったことを思い出してしまいました。若かったなぁ・・・
まだヲタクという言葉も認識もなかった時代のお話。
2005/11/06(日) 01:58:38 | URL | まりん #LDXynoR.[ 編集]
いやホントに
コメントありがとうございます。現役でうる星のアニメを見ていた世代は限られるので、読んで頂けてるかどうか心配だったので、大変嬉しいです。

ビキニのコスプレ、ありましたねー(笑)。私は北海道にいたので生で見るような機会はありませんでしたが、写真などで結構可愛い女の子がトラ縞ビキニを着ているのを何度か目にいたしました。ただ、如何に可愛くてもこれは別人だよなー、やっぱホンモノのラムちゃんがいいよなーとか思っている自分もいましたね。そんなこと考えてる時点で相当にヤバいンですが(笑)、その時は色々必死でしたので気付きもしなかったです。その少し後に、今の嫁さんとつきあい始める展開がなかったら、一体どんな人生になっていたのやら。考えるだけでも寒気がします(笑)。
2005/11/06(日) 03:19:21 | URL | てりぃ #O8jQI81I[ 編集]
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