えーえー。一年のうちに2回も、「ぶちゃむくれバージョン」のタイトルを冠した記事を上げることになるとわ、想像だにしてませんでしたよ。要するに、まだ言い足りないのよ、あたしゃ!(爆)
とか言いながら内容は、先週の時点で気づかなかった、高寺Pの胸のうちへの憶測だったりします…。ある意味、レクイエムかな?いや、諦めきったわけではないのですが、ここまでしてたのか、っていうそのイキにまた唸らされたんで。
以下の文章には、三十之巻に関する言及も、新体制に対する暴言の類も全くありません。あそこまで悪意を持ってぶっ壊されてもまだ「一話だけで判断するのは時期尚早」と言える懐の広い方も、きっと安心して読んでいただけると思います。まーアツくハズい語りなんで、その辺だけご承知いただくということで。
とか言いながら内容は、先週の時点で気づかなかった、高寺Pの胸のうちへの憶測だったりします…。ある意味、レクイエムかな?いや、諦めきったわけではないのですが、ここまでしてたのか、っていうそのイキにまた唸らされたんで。
以下の文章には、三十之巻に関する言及も、新体制に対する暴言の類も全くありません。あそこまで悪意を持ってぶっ壊されてもまだ「一話だけで判断するのは時期尚早」と言える懐の広い方も、きっと安心して読んでいただけると思います。まーアツくハズい語りなんで、その辺だけご承知いただくということで。
【ある「例え話」】
普通のお仕事で考えてみましょう。「私」はある1年間のプロジェクトを任された、チームリーダーです。幸いプロジェクトの内容は、自分が積み上げてきた経験を生かせる仕事ですし、部下やカウンターパートナーも満幅の信頼を置ける、優れた布陣。存分にこだわりを注いで、「いいもの」を目指して半年間頑張ってきました。
ところが、ある日役員から呼ばれ、「君には8月いっぱいでチームリーダーを降りてもらう。後のことはSくんが引き継ぐから」と一方的に通告を受けます。それが、内紛のせいなのか、はたまた仕事の内容に対する苦情やたれ込みがあったせいなのかはわかりませんが、とにかく、手塩にかけて築き上げてきたものが、まもなく我が手を離れることが確実となってしまったわけです。
そこで「私」はどうするでしょう。捨て鉢になって適当に8月いっぱいを過ごす人もいるでしょう。しかし、自分が離れるまでナンとしても思い描いたものを注ぎ込み、少しでもいいものが残るように頑張る人もいるはずです。8月末に予定されている「中間報告会」。そこに、自分の全てを出し切って去ろう。そういう心意気を持った人、それが高寺さんだったような気がしませんか。
【「輝く少年」というタイトルの重さ】
あまりの盛り上がりっぷりに、今週の交代劇を知る知らぬにかかわらず、「事実上の最終回のよう」と言われていた二十九之巻「輝く少年」。これ、今にして思うと本当に「事実上の最終回」として位置づけられていたのではないかという思いが刻々と高まってきました。
状況証拠としては、上記に書いたようなシチュエーションでしょうかね。「自分が思い描いた最終回のテーマを何とか出し切って去ろう」という方向に流れても、何の不思議もないではないですか。そして、ビバ!ダイナミックBlog@おたく鍋さんの記事でも書かれている、放映途中に「ン?」と思った、ちょっと前の、何となく響鬼らしくない運びの数々。それまで言葉でなく絵で語ろうとしていた響鬼が、何故かセリフに偏った描写になっていたりという点です。これも「来るべき事実上の最終話に備えて、必要なポイントは描いてしまわねばならない」という要請による歪みなのだとすれば、ものすごく合点がいきます。
そして、そのような「邪推」のレベルをぶち壊すような決定打。それが「輝く少年」というサブタイトルですよ。こだわりを存分に注いで作られたOP曲「輝」とED曲「少年よ」の二つの表題を併せ持つこのタイトル。ナニをどう考えたって、中間決算向けにしては重すぎます。むしろ最後の最後、クライマックスで使われるのにふさわしいタイトルじゃないですか。
再び邪推の域に戻りますが、このサブタイ、番組の企画を煮詰める段階から存在した「決め」の一撃だったのではないでしょうか。輝きは自分らしさ、というテーゼを、もう一人の主人公である少年にかぶせる。月並みですまんけど、この一言だけで「少年よ、大志を抱け」というのが響鬼のテーマだったのだな、と再確認できるわけで。その一番大事なサブタイを、まだ少年の成長半ばの今、こうして披露しなければならなかった「苦汁の選択」を思うとね、もうね、もうね……。
【二十九之巻に込められたもう一つのメッセージ】
そんな二十九之巻のヒビキさんの言葉を振り返って見ましょう。
「でもね?すごく辛くても、それが現実なんだよ」
「もし今、すごく辛いと思うなら、これからは、
辛くならないようにすればいい」
「心だけは鍛えておかないと、
自分に負けちゃうじゃないか。
自分が信じた事を信じて、
生きていって欲しいなぁと思うんだ」
これ、完全に視聴者への置き土産じゃないですか。ひょっとしたらご自身に対する叱咤の声、という側面もあるかもしれません。でも、決して女々しく泣いたりはしていないわけで。もしこの言葉が高寺さんご自身の言葉なのだとしたら、「僕も自分が信じたことを信じて、辛い現実があっても自分に負けないように生きていきます。視聴者の皆さんも、強く生きていってください」という、メッセージになりませんか。
ナンてアツい人だ!。・゚・(つД⊂)・゚・。
今回の体制変更がどのようなご事情があってのことなのか、今のところ我々にはわかりません。ひょっとしたら高寺さんご自身も納得ずくのP交代なのかもしれませんから、事情を知らない我々がピーピー言うのもナニではあると思います。でも、我々はあなたの、そのイキに惚れ抜いてここまで追いかけてきたのだと、そのことだけは知っておいて頂きたいのです。そして、もしご自身が復活のご希望をお持ちなら、我々は微力ながら全身全霊をかけてあなたを応援し続けます。例え今シリーズ中は無理であろうとも、響鬼の二十九之巻までで見せたそのあなたのイキを、いつかまた何らかの形でお目にできることを願って。それが、私の、響きです。
~~~
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Kanon 第18話「消え去りゆく緩徐楽章~adagio~」 (2007/02/02)
ダイの大冒険、いいですね…。 (2020/12/06)
劇場版AIR 30分無料視聴 (2005/06/03)
仮面ライダー電王、放映開始 (2007/01/28)
小鳥遊六花・改見終わった。 (2013/09/14)
普通のお仕事で考えてみましょう。「私」はある1年間のプロジェクトを任された、チームリーダーです。幸いプロジェクトの内容は、自分が積み上げてきた経験を生かせる仕事ですし、部下やカウンターパートナーも満幅の信頼を置ける、優れた布陣。存分にこだわりを注いで、「いいもの」を目指して半年間頑張ってきました。
ところが、ある日役員から呼ばれ、「君には8月いっぱいでチームリーダーを降りてもらう。後のことはSくんが引き継ぐから」と一方的に通告を受けます。それが、内紛のせいなのか、はたまた仕事の内容に対する苦情やたれ込みがあったせいなのかはわかりませんが、とにかく、手塩にかけて築き上げてきたものが、まもなく我が手を離れることが確実となってしまったわけです。
そこで「私」はどうするでしょう。捨て鉢になって適当に8月いっぱいを過ごす人もいるでしょう。しかし、自分が離れるまでナンとしても思い描いたものを注ぎ込み、少しでもいいものが残るように頑張る人もいるはずです。8月末に予定されている「中間報告会」。そこに、自分の全てを出し切って去ろう。そういう心意気を持った人、それが高寺さんだったような気がしませんか。
【「輝く少年」というタイトルの重さ】
あまりの盛り上がりっぷりに、今週の交代劇を知る知らぬにかかわらず、「事実上の最終回のよう」と言われていた二十九之巻「輝く少年」。これ、今にして思うと本当に「事実上の最終回」として位置づけられていたのではないかという思いが刻々と高まってきました。
状況証拠としては、上記に書いたようなシチュエーションでしょうかね。「自分が思い描いた最終回のテーマを何とか出し切って去ろう」という方向に流れても、何の不思議もないではないですか。そして、ビバ!ダイナミックBlog@おたく鍋さんの記事でも書かれている、放映途中に「ン?」と思った、ちょっと前の、何となく響鬼らしくない運びの数々。それまで言葉でなく絵で語ろうとしていた響鬼が、何故かセリフに偏った描写になっていたりという点です。これも「来るべき事実上の最終話に備えて、必要なポイントは描いてしまわねばならない」という要請による歪みなのだとすれば、ものすごく合点がいきます。
そして、そのような「邪推」のレベルをぶち壊すような決定打。それが「輝く少年」というサブタイトルですよ。こだわりを存分に注いで作られたOP曲「輝」とED曲「少年よ」の二つの表題を併せ持つこのタイトル。ナニをどう考えたって、中間決算向けにしては重すぎます。むしろ最後の最後、クライマックスで使われるのにふさわしいタイトルじゃないですか。
再び邪推の域に戻りますが、このサブタイ、番組の企画を煮詰める段階から存在した「決め」の一撃だったのではないでしょうか。輝きは自分らしさ、というテーゼを、もう一人の主人公である少年にかぶせる。月並みですまんけど、この一言だけで「少年よ、大志を抱け」というのが響鬼のテーマだったのだな、と再確認できるわけで。その一番大事なサブタイを、まだ少年の成長半ばの今、こうして披露しなければならなかった「苦汁の選択」を思うとね、もうね、もうね……。
【二十九之巻に込められたもう一つのメッセージ】
そんな二十九之巻のヒビキさんの言葉を振り返って見ましょう。
「でもね?すごく辛くても、それが現実なんだよ」
「もし今、すごく辛いと思うなら、これからは、
辛くならないようにすればいい」
「心だけは鍛えておかないと、
自分に負けちゃうじゃないか。
自分が信じた事を信じて、
生きていって欲しいなぁと思うんだ」
これ、完全に視聴者への置き土産じゃないですか。ひょっとしたらご自身に対する叱咤の声、という側面もあるかもしれません。でも、決して女々しく泣いたりはしていないわけで。もしこの言葉が高寺さんご自身の言葉なのだとしたら、「僕も自分が信じたことを信じて、辛い現実があっても自分に負けないように生きていきます。視聴者の皆さんも、強く生きていってください」という、メッセージになりませんか。
ナンてアツい人だ!。・゚・(つД⊂)・゚・。
今回の体制変更がどのようなご事情があってのことなのか、今のところ我々にはわかりません。ひょっとしたら高寺さんご自身も納得ずくのP交代なのかもしれませんから、事情を知らない我々がピーピー言うのもナニではあると思います。でも、我々はあなたの、そのイキに惚れ抜いてここまで追いかけてきたのだと、そのことだけは知っておいて頂きたいのです。そして、もしご自身が復活のご希望をお持ちなら、我々は微力ながら全身全霊をかけてあなたを応援し続けます。例え今シリーズ中は無理であろうとも、響鬼の二十九之巻までで見せたそのあなたのイキを、いつかまた何らかの形でお目にできることを願って。それが、私の、響きです。
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この記事へのコメント
やめて、やめて!!
てりぃさんが言うと、もっともすぎて、なんかまぢで希望の灯火が吹き消される!!!orz
「なんちゃってザンキさん」とか出たら、自分はマヂでヤツを呪う!!!!
てりぃさんが言うと、もっともすぎて、なんかまぢで希望の灯火が吹き消される!!!orz
「なんちゃってザンキさん」とか出たら、自分はマヂでヤツを呪う!!!!
なんとなく先週のレビュー書きそびれているうちに、とんでもないことになってますね(^^;。
本当にこのまま響鬼の世界は変わってしまうんでしょうか…。
すごーく心配になってきました。
本当にこのまま響鬼の世界は変わってしまうんでしょうか…。
すごーく心配になってきました。
とはまさにこのことで。そんなことで邪の世界を体現しなくていいから。>新体制
>かみやん
希望の灯火を消して回ってるつもりは無かったんですが(^_^;)、真に迫りすぎましたか。最もらしく書かせたら世界一ィィィ!のオレだからなぁ(苦笑)。
冗談はさておき、今がどん底と思えば、覚悟さえ決めてしまえば後は戦うだけだと気付きました。どうせこれ以上失うものはないんです。やるとなったらとことんやるよ、オレ。愚痴じゃない何かまで、絶対に辿り着いてやる。
>かれんさん
最悪の場合、このままわけのわかんない展開が続いて、いい人たちが何人も意味もわからずに死んじゃうような、ひどいシナリオになってしまうのかもしれません。
でも、そのことで、この半年間伝えてもらった「何か」が色褪せるわけじゃないと思うんですよ。結局は二十九之巻が最後だった、ということでも諦めがつくぐらい、自分を鍛えて鍛えて鍛え抜いて、絶対に心が負けないように頑張って、ブログの鬼として走り抜けてやりますよ。
>かみやん
希望の灯火を消して回ってるつもりは無かったんですが(^_^;)、真に迫りすぎましたか。最もらしく書かせたら世界一ィィィ!のオレだからなぁ(苦笑)。
冗談はさておき、今がどん底と思えば、覚悟さえ決めてしまえば後は戦うだけだと気付きました。どうせこれ以上失うものはないんです。やるとなったらとことんやるよ、オレ。愚痴じゃない何かまで、絶対に辿り着いてやる。
>かれんさん
最悪の場合、このままわけのわかんない展開が続いて、いい人たちが何人も意味もわからずに死んじゃうような、ひどいシナリオになってしまうのかもしれません。
でも、そのことで、この半年間伝えてもらった「何か」が色褪せるわけじゃないと思うんですよ。結局は二十九之巻が最後だった、ということでも諦めがつくぐらい、自分を鍛えて鍛えて鍛え抜いて、絶対に心が負けないように頑張って、ブログの鬼として走り抜けてやりますよ。
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心配された井上敏樹脚本となった物語。早速、無茶苦茶にしてくれました。(やはり「敏鬼」とならず、魔化魍・敏樹になりました。)こいう場合は、ツッコミを入れることを主眼にすることとする。自転車に乗っていた明日夢に突然現れた少年。「よーいドン!」と叫ぶと競争にな
2005/09/06(火) 19:44:43 | MEICHIKU なんでもぶろぐ
どんな世界でも”絶えない悪意”はあるだからこそ、心を鍛えなければ自分に負けてしまう。 誰もが自分が望む道が選べ、望む世界にいるわけではない。 世界は不公平で、そして残酷だ。 でも、自分の道を生きていくのなら、心を、そして体や技を鍛えていかなくてはダ
2005/09/08(木) 01:00:41 | 愛があるから辛口批評!