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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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境界の彼方 第10話レビュー補足
 やっぱり「一晩寝た方が良い案が浮かぶ」のかもしれません。

 今朝起きた瞬間に「ああ!これも書けば良かった!」って思いまして。つーか、そんなんで熟睡できてるんですかね、私。

 昨夜書いたレビューの中では、OPの列車のシーンが孕む欺瞞、もしくは相反する要素の同居について触れました。え、そうだったの、て言わないで。そうだったんだよ!(こらこら、お客様に切れちゃイカンだろ…)

 で。

 今話本編にも、「相反する要素の同居」が、結構含まれているんですよ。Aパートで描かれている、方向が正反対の二つの夢、なんてのはその最たるものですし。夏の夢においてこの上なく嬉しそうに見える未来が、同時に冬の夢では涙に暮れている、なんてのは、もう胸をモキュモキュされちゃうような、切なさ爆発の描写なわけです。
 
 そして、それ以上にOPの「欺瞞溢れる感じ」とシンクロ率が高いのは、やはりBパートですね。

 泉姉さん自体が、そうですもんね。どの口が言うんだ!のオンパレード。未来の気持ちを尊重しているような口ぶりや、秋人の本心を被せるような言い方をしているその実、泉は「どう誘導すれば、未来は自分の『良き道具』として、思惑通りに動いてくれるだろう」と、ほぼその一点しか考えていません。裏を読ませない、冷たい嫌らしさ。常に裏のある言動は、ミス欺瞞の名を欲しいままにしている、と言っても過言ではないでしょう。

 しかし、すげぇなと私が思うのは…未来なんですよ。未来が純朴なただの娘で、泉の本心など知る由もなく、いいように操られているだけなのかと言えば…そうではない、と私は思うんです。端的な言い方をすれば、「自分が泉から『道具』と見なされていることを承知の上で、それでも自分自身がこうすべきと思った行動を取っている」んじゃないですかね。だって、自分自身が納得できないことは、頑なに拒んでいるでしょ、彼女は。折角のチャンスをふいにした、と責められた時の、ドアを閉める直前のあのチラ見だって、泉が怖いわけじゃないんだよね。彼女なりの立ち位置で、泉の裏を感じている顔なわけですよ、あれは。

 そういう視点で見ると、「ざまあみろです」の深みが、まるで違ってくるんですよ。直接、泉にぶつけている言葉ではないにせよ…誰かの思惑に唯々諾々と従っているわけではない、これは自分の意思なんだ、という強い思いの表れなんですよ。

この、アンビバレンツな、「自分の意思を貫くが故に、相手の思惑に乗る」というのがね、「希望を目指して進む列車の、先行きに待つ苦悩」というOPのモチーフと、実によく響き合うんだわ。ああ、昨夜は何気に見過ごしてしまったけど、よく考えたらこれはすげぇなと。あまり読まれないだろうけど、別記事にしてでも上げないといかんなと。そう思ったわけです。

 種明かしのタイミングや引っ張り方には、「冒険したなぁ」と思うことが多い今作ですが…じっくり掘り下げたくなるパーツがこうして出てくるのは、これまでの作品と同様に、「京アニの遺伝子」がそこここに息づいているんだなぁと、改めて思いましたです。見られるのが日曜の深夜で、考察の時間が十分に取れないのが残念ですが、それでも気付けたことには触れていきたいですね。
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テーマ:境界の彼方 - ジャンル:アニメ・コミック

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