一期の第一話っ!!
一期の第一話っ、見ましたかっ?!いや、放映当時じゃなくて、Blu-ray/DVDが発売された時でもなくて、この映画見る直前か、もしくは見た直後に!!びっくりしませんでしたかっ?!私はびっくりしましたよっ!だって、一期の第一話の冒頭部分と、この映画の冒頭部分、クリソツなんですもの!
時計がカチコチと音を刻む中、フェイドインしてきた記念写真のアップから、徐々にカメラを引いていって。
得体の知れない生き物のぬいぐるみ、制服のかかった本棚、カバンの置かれた机へとカットが切り替わっていって。
目覚まし時計が鳴り、唯がそれを止める。
…この辺までの展開が、ホントに、トレースしたみたいにほとんど一緒なんですよっ!違いと言えば、最初にフェイドインしてくる写真がぜんぜん違うのと、机のカットの後にギー太のアップがインサートされてるのくらいでっ!!
何つー仕掛けを、しょっぱなからかましてくるかなぁ!!…え、これは仕掛けなのかって?単に自家トレースしただけなんじゃないのかって?ンなーわけ、あるかいっ!!仕掛けも仕掛け、大仕掛けじゃないかっ!!
これはもう、あからさまに、「この映画は、けいおんのもう一つの本編ですよ」という、制作陣の意思表示じゃないですかっ!!
一期の第一話っ、見ましたかっ?!いや、放映当時じゃなくて、Blu-ray/DVDが発売された時でもなくて、この映画見る直前か、もしくは見た直後に!!びっくりしませんでしたかっ?!私はびっくりしましたよっ!だって、一期の第一話の冒頭部分と、この映画の冒頭部分、クリソツなんですもの!
時計がカチコチと音を刻む中、フェイドインしてきた記念写真のアップから、徐々にカメラを引いていって。
得体の知れない生き物のぬいぐるみ、制服のかかった本棚、カバンの置かれた机へとカットが切り替わっていって。
目覚まし時計が鳴り、唯がそれを止める。
…この辺までの展開が、ホントに、トレースしたみたいにほとんど一緒なんですよっ!違いと言えば、最初にフェイドインしてくる写真がぜんぜん違うのと、机のカットの後にギー太のアップがインサートされてるのくらいでっ!!
何つー仕掛けを、しょっぱなからかましてくるかなぁ!!…え、これは仕掛けなのかって?単に自家トレースしただけなんじゃないのかって?ンなーわけ、あるかいっ!!仕掛けも仕掛け、大仕掛けじゃないかっ!!
これはもう、あからさまに、「この映画は、けいおんのもう一つの本編ですよ」という、制作陣の意思表示じゃないですかっ!!
この仕掛けにはですね、恥ずかしながら私ぁ映画を何回か見て、その後にようやくTVシリーズを見直すに至って初めて気付いたんですが…いやはや、感激しましたね!それまでもおぼろげに、「この映画はけいおんシリーズにおけるもう一つの本編だ」という認識ではいたんですが、まさか冒頭も冒頭、一番ド頭からそれが提示されていたなんてね…。
え?それはやっぱり思い過ごしなんじゃないかと?まだそんなことをお言いかっ!じゃあもう一つ、根拠っぽいの示しちゃう!
思い返して下さいよ。実は二期の第一話も、一期や映画とは全く異なる構成ながらも、やはり最初は「朝」の描写から始まってるんです。全部、「朝」の描写が最初に来てるわけですよ。これから軽音部に身を投じていく、入学直前の唯の朝を描いた、一期の第一話冒頭。高校生活最後の一年の、その始まりの唯の朝を描いた、二期の第一話冒頭。そして、卒業に向かっていく時間の中で、「最後の大仕事」へ向き合うことになる唯の朝を描いた、映画の冒頭。…これが、ただの、偶然?ンなーわけはないっしょ!けいおんシリーズは常に、「朝のシーン」を皮切りとして物語を紡いできたんですよ、恐らくは意図的に!一期も、二期も、そしてこの映画も、「これから紡がれる時間のスタートライン」としての重みを、その開始部に置いているってことじゃないんですか!それはすなわち、この映画が単なる1エピソードという位置付けではなくて、「一期・二期にも等しいほどの重み」をこの映画が持っているということに他ならないのではないかとっ!!
そして、開始部だけじゃないんだよね。この映画は、一期第一話の冒頭部と同じ構成のシーンで始まって、二期最終回のラストシーンとほぼ同じ時系列のところで物語を終えるんです。まるで、一期の最初から二期の最後までを、もう一度繰り返してでもいるかのように。そうですよ。やっぱりこの映画は、唯たちの「もういっかーい!」であり、それは単なるアンコールを越えた、彼女たちの「今という時間」の新たな集大成として目に映るんですよね。
そのことを裏付けるかのように、この映画の中には冒頭部分に限らず、TV本編のあちこちとリンクしているパーツが数多く目につくんです。もちろん、それらを知らなくても大きな支障はないのですが、知っているとクスっと来るものからじわっと来るようなものまで、色々なものが、たくさん。まさかこれすらも、「いちばんいっぱい」というOP曲に引っ掛けたわけではないだろうな…。
京アニっ!何て恐ろしい子っ!
~~~
というわけで。
またもお待たせいたしましたが、ようやく映画けいおんレビューの二本目をお届けします。言わば「リンク編」とでも呼ぶべき今回は、映画とTVシリーズとのリンク部分について列挙していくわけですが。
以下の部分は、本来は先のレビュー映画 けいおん! #1と合わせて一本の記事にする構想で書き進めていたものでした。しかし、実際に書いてみたら増えるわ増えるわ…とても一本のままでは公開できないという事態に陥り、当初の予定を変更して別記事に分けることにしたのです。
これは、私の文章が饒舌気味だということもありますが…如何に多くのパーツがTVシリーズから引用されているかの証左でもあります。これ一つ取ってみても、制作陣のけいおんシリーズにかける愛情の深さが知れようというものです。
それでは…あくまで私という一個人が気付いた(or勝手に思い込んだ)範囲ではありますが、TVシリーズと映画との架け橋になる数々のポイント、とくと御覧ください。なお、「◎」が付いている回は、映画をより良く楽しむためには是非とも見ておきたいもの。「○」が付いている回は、必須ではないけれど、それなりに大事なリンク・関連があるもの。「・」が付いている回は、小ネタもしくはちょっとしたリンクに留まるものです。なお、各話のところに貼ってあるURLリンクは、当ブログのレビューにそれぞれ飛ぶようになっていますが、映画とのリンク部分に特に言及しているものではないのでご了承ください。
◎一期 #1「廃部!」
トレースしたようにそっくりなアバンの中で、一期と映画をあえて「異なった描写」にした部分もまた、それぞれに重要な意味を持っているように思えます。一期第一話には当然無かったギー太が、映画のアバンでは当たり前のように映っていることは、「あの頃の唯」と「今の唯」との違いを端的に示しているのでしょう。また、一期では憂に声をかけられるまで起きられなかった唯が、映画では目覚ましを止めた直後に間を置かず「朝?!」と叫び、自力で起きています。これもまた、唯にとってのさりげなくも重要な変化を示しています。いずれも、入学の頃とのリンク・比較を示しながら、「唯の変わらないもの」「変わったもの」の両方を同時に示す、上手い運びになっていると思います。
もう一つの相違点、一番最初に映る記念写真なんですが…一期の第一話は唯と和の中学卒業記念写真です。言わば、「その後の作中では特に詳しい描写はしない、これまでの唯の時間を総括したもの」というところでしょう。一方、この映画で映る記念写真は、あずにゃんが中央でチョコケーキを持っていて、その周りを唯たち三年生が囲んでいる写真なんですが…これ、見覚えないですよね?ないと思うんですよ。どこかにあったかなと思って、一応TVシリーズを全編見直しましたが、私には見つけられませんでした。ということは、この写真もまた「この映画の中では特に詳しい描写はしていない、これまでの唯たち5人の時間を総括したもの」ってことになるんじゃないでしょうか。チョコケーキがあることから考えて、バレンタイン絡みの何かのように思えるのですが…これについては、別なエピソードのところでも触れます。
その他に、この回で見所なのは、唯が軽音部に入ることになった経緯のおさらいですかね。映画のアバンでは「音楽性」を言い争う4人の茶番が描かれますが、「軽音部って軽い音楽やるんでしょって言われたときにゃ、ババつかまされたかと思ったぜー!」とか、「じゃあ(ハーモニカ)吹いてみて」「ごめんなさい吹けません」のコンボなどは、本来の流れを知ってるものなら旨味倍増。もちろん、この辺で描写されるあの当時の「唯たち四人のまだ遠めの距離感」を復習しておくのも、映画での悪ふざけに垣間見える「盤石の関係」との対比が効いて、なかなか感慨深いです。
同様にこの回のラスト近く、唯が軽音部に入る決心をすることになる「翼をください」の演奏も、押さえどころでしょうか。ここから全てが始まったことを記憶に留めておくと、映画の中で「翼をください」に言及されるくだりがどうにもたまらないんですよね。
他にも小ネタとして、MAXバーガー店員の「ご一緒にポテトもいかがですか?(きゅぴーん!)」つーのがこの回で見られますね。映画では旅行代理店の「ご旅行のご相談ですか?(きゅぴーん!)」と、客室乗務員の「和食と洋食、どちらになさいますか?(きゅぴーん!)」に引き継がれているんですが、うーん、わざわざ一期から引っ張ってきたんだなぁと、妙に感心させられるところです。
・一期 #3「特訓!」
そのものズバリではないんですが、別なことに一生懸命になるあまり、せっかく覚えたコードをすっかり忘れてしまう唯が描かれます。映画では、澪のこのセリフに呼応する部分ですね。
一つコードを覚えれば三つ忘れるような唯が音楽性ー?
あえてこの回を観直す必要までは感じませんが、知っている人は「ああ、そうだったなぁw」と思えてちょっと得なキブンです。
・一期 #6「学園祭!」
続いてこちらは上記につながる、唯のこのセリフに呼応する部分です。
澪ちゃんだって、転んでパンツ見せてたくせにー!
まあ、それだけなんですがねw 実際には画面にパンツが描かれるわけではなく、青と白の縞々模様の「お茶碗」が意味ありげに描かれるだけですけど。
○一期 #8「新歓!」~#9「新入部員!」
これらのエピソードには映画のどこかと直接リンクする描写はないんですが、梓が何故このいい加減な軽音部に居続けたのか、その辺のバックボーン的なつながりという意味では、非常に重要な2つです。
彼女が軽音部に居続けた理由は、映画では唯の言葉で以下のように総括されています。
憂も言ってた。
あずにゃんは、軽音部と、軽音部の音楽が大好きだって。
うん、ミもフタもねぇな!ミもフタもねぇ!その通りなんです、梓はその表面的な態度と違って、軽音部が大好きなんですよ。ただ、憂なり唯なり、外の人間から見るとこうやってズバッと看破されちゃうぐらいはっきりしているその気持ちを、いつも梓自身はなかなか自分のものとして意識しておらず、表にも出さないで(或いは「出せないで」)いるんですが…。
そういう、「自分自身の気持ちを、自分自身が一番わからないでいる梓」という側面が、この一期#8~#9にはきちんと描かれているんです。映画でもその部分は地味に大事ですので、鑑賞にあたってなるべく押さえておきたいところですね。
・一期 #11「ピンチ!」
この回で唯のギターに「ギー太」という名前が付いていることが判明します。唯は自分のギターを割と初期から可愛がってたイメージがありますが、名前が出てきたのは実は結構後なんですね。あと、その可愛がり方が微妙に間違ってる辺りも、この回のポイントかな。そうだよね、この唯なら旅行にギー太連れてくよねってことが、すんなりとわかるようになります。
映画では、澪のベースや梓のギターにも名前が付いていることに触れるくだりが何カ所かありますが、そちらはもう少し後の話です。
・一期 最終回「軽音!」
TVシリーズ一期としては非常に重要な回ですし、レビューの一本目でも触れたように「映画自体がこの回の『もういっかーい!』である」という意味では関連がありますが、映画との直接・間接のリンクという意味ではやや少なめ。この文化祭の時の舞台衣装が、映画では梓の夢の中にちょこっとだけ出てきます。
あの梓の夢の中に出てくるパーツについては、後に続く別なレビュー記事で、追ってまとめて考察してみたいと思います。
○一期 番外編「冬の日!」
上記の一期最終回とは逆に、シリーズ中では傍流の位置付けにあたるこの回は、映画ではちょっと大事な描写に繋がる部分があります。唯不在のそれぞれの一日を過ごした部員たちが、学校の部室に参集して交わす、こんな何気ないやり取りがあるんですが…。
唯「手、かじかんだりしないの?」
ムギ「私、体温高いから」
「ムギは常に手のあったかい娘」ってことが言及されてるんですね。だから、映画の中のある寒い朝、そのことを知ってる唯は当たり前のようにムギの手を「さむさむっ!ムギちゃんの手、さわらして~?」っておねだりしてるんです。
でもその、いつもあったかいはずの、ムギの手は…。
○一期 番外編「ライブハウス!」
映画の中盤、ロンドンでともにイベントに参加するバンド、ラブクライシスとブラックフリルがこの回で登場します。ただし、ブラックフリルの方は、ホントに「ちょっと出」のみ。映画でいきなり「あのブラックフリルだ!」って反応できた方は、けいおんカルトとしてかなりのレベルなのではないでしょうか(ちなみに私は全然わかんなかった派です)。一方、ラブクライシスのマキちゃんの方は、律や澪の旧友だということできちんと紹介されてますね。また、唯たちがライブハウスの川上さんと知り合うのもこの回のポイントです。
この「ライブハウス!」というエピソードは、放課後ティータイムが一期の中で唯一校外で演奏したという点で、非常に特殊な位置を占めています。作中で澪が言う「せっかく新しいドアを開いたんだから」というセリフと合わせて考えると、今までの枠から外に向けて広がっていく彼女らの世界、というものを象徴する回になっているんですね。
一期のストーリーが最終的に番外編の「ライブハウス!」まで広がったのに対し、二期のストーリーが番外編の「計画!」を経た後に映画に至って「ロンドンまで広がった!」というのは、美しく広がっていく螺旋に似た構図と捉えることが可能だと思います。
○二期 #1「高3!」
前述のように、シリーズ最初が朝から始まっている、ということを確認できるのが一点。その他には、唯のこんなセリフが地味にリンクしています。
だって一番上の学年だよ?何だかカッコイイよ?
唯にとって、先輩というのは「カッコイイ」ものみたいなんですね。これが映画のどことリンクしているかと言えば、梓に曲をプレゼントしてはどうかと言っている時の、以下のセリフです。
いいよね、先輩が後輩に送る曲。
カッコイイよね、うん、カッコイイ!
表面上だけ捉えるとこのセリフは、唯が「先輩が後輩に曲を送る行為」を高く評価している理由を、「カッコイイ」という一点のみに求めているようにも見えるんですよね。うん、ひょっとしたら、唯の表層では本当にそう思っていたのかも知れません。でも、それを曲作りの動機や源泉にしてもなかなか上手くいかず、結局彼女が最後に辿り着いたのは…って辺りがキモのように思います。
他にも小ネタとして、この回のアバンで唯が編み出した必殺技~右手を大きく回す奏法~が、映画では教室ライブの最後のポーズを決めるところでもう一度見られたりします。カッコイイよね、うん、カッコイイ!(笑)
・二期 #2「整頓!」
音楽室の掃除をする話(?)です。映画でも唯たちは普段から掃除をしていないように言われていますが、如何に本当に掃除をしていないか、その一端が見られます。
あともう一つ、映画ではあの「こんな重大な役目を」負うことになるトンちゃんが、音楽室に来ることになったいきさつが語られるのがこの回です。トンちゃんは実はあずにゃんの後輩に位置付けられているんだよ、というのも、この回を見てないとなかなか気付きにくかったりしますね。後輩・梓の参加が唯たちの卒業旅行に無くてはならないものだったのと同様に、そのまた後輩・トンちゃんだって軽音部の一員として、やっぱり彼女たちの旅行に重要な役割を果たしている、ってことなんだろうと思います。
あ……今初めて気付きましたが、この「整頓!」というサブタイトルは「せいトン!」とかけられていて、実はトンちゃんの名前とのダブルミーニング的なものだったりするんでしょうか?これは映画とは関係ありませんけどね、すみませんw
・二期 #4「修学旅行!」
この回では修学旅行で4人が京都に行くのですが、「京都に来たからには、関西弁しか喋っちゃいけないゲームやで!」なんてことを、律たちがやっています。映画では「日本語喋っちゃいけない」なんてことをやっていますので、行くところが変わってもやってることは一緒、ってことなんでしょう。唯たちの「変わらない部分」ですね。
さて、この修学旅行において唯は、作中で澪が言うように、基本的に「食べて寝て」しかしていません。しかし、その同じ唯が、卒業旅行においては一体何に一生懸命になっていたでしょうか。そんな違いをじわっと味わうのも、なかなかオツなものです。
・二期 #5「お留守番!」
#4の修学旅行の裏側、留守番している梓たち2年生のお話です。「いいなぁ…」と呟く梓が、物語的にいい仕事し過ぎなんですがそれはさておき。
修学旅行から帰ってきた4人のおみやげが、映画でも何度か映る機会のある「け」「い」「お」「ん」「ぶ」の文字キーホルダーなんですな。5人揃ってけいおんぶ。「あずにゃんがいないと、けいおんぶじゃないよー」という唯のセリフの、別な形の描写がこのキーホルダーなんですね。二期をずっと見てきた方には言わずもがなのことですが、そうでない方にも是非押さえておいて頂きたいパーツの一つです。
これを押さえてるかどうかで、音楽室の長いすに並ぶ5人のカバンに、あのキーホルダーがチラリと見えた時の胸の疼きが、全然違ってきますので。
・二期 #6「梅雨!」
澪のエリザベス、梓のむったんの命名エピソードが描かれるのがこの回です。まあ、それ自体は何てことはないんですけどもね。こうして愛用品に正しく愛情を注ぐ行為には、私はとても共感できますね。
また、チューナーを使わずに音程のズレが正確にわかる唯、というのもこの回で描写されています。映画では、ロンドンで回転寿司屋に入って演奏する直前、唯が梓に「半音の半音ずれてる気がするー!」と言うシーンがありますが、あれはこの絶対音感あればこそのシーンです。
・二期 #7「お茶会!」
映画とのリンク部分は一瞬なんです。それは、曽我部先輩の卒業祝いに、澪たちが講堂で演奏をプレゼントする回想シーン。この、「贈り物をする人が講堂のステージにいて、贈り物をもらう人が下に立っている」という位置関係が、映画では梓の夢のワンカットに出てくるんです。
梓の夢の中では、講堂のステージに唯が居て、下の床には梓が立っています。唯から、梓への、贈り物?…いやー、なかなか深みがありますよねぇ。梓は夢の中では、先輩から既に贈り物をもらえているって、この時点でちゃんとわかってるんじゃないですかね。この辺、続く(予定の)レビューでも更に深く掘り下げていきたいところです。
・二期 #10「先生!」
映画の中で、律が電話でロンドンのイベントへの出演依頼を受けている時、川上さんの隣で「後で替わってー」と言っているOBがいますよね。この女性=河口紀美が初登場するのがこの回です。デスデビルでの名前はクリスティーナ。彼女もまた、さわ子と一緒に後輩へ贈る曲~「光」を残していった一人なんですよね。
またこの回では、瞬間復活したデスデビルの貴重な生(?)演奏が聞けます。
・二期 #12「夏フェス!」
ロンドンの最終日に律から茶化されていた、ムギの「食べたいのに食べれない焼きそば」エピソード、その1です。焼きそば!焼きそば!って言ってるムギの声が裏返ってて、必死さが伝わってきますw でも、食べられないんですよね。
○二期 #13「残暑見舞い!」
梓が繰り返し夢を見る回です。そのうち、何が夢で何がホントか、梓にも視聴者にもわからなくなるんですが…このエピソードでも「自分自身の気持ちを、自分自身が一番わからないでいる梓」という側面が強調されています。また、映画とのリンクという点では「何で同じ内容の夢を、梓はこんなに繰り返し見ているのか」ってところが重要。超重要。ここは、次回レビューで触れたい部分です。
また、ムギの「食べたいのに食べれない焼きそば」エピソード、その2が後半で出てきます。ただし、この回単独では、食べれなかったのかどうかは描かれていませんが…。
・二期 #15「マラソン大会!」
映画の中で梓が見ている夢の中に、このマラソン大会の風景と思われるものがワンカットだけ出てきます。あずにゃんが体操着で走っているカットですね。まだ(高校という)道程を走っている最中の自分、という含意でしょうか。
・二期 #16「先輩!」
直接のリンクではないんですが、映画の中で描かれるテーマの一つと、非常に近いものが描かれている回だと思います。
この回で梓は、今まで先輩たちに影響されて自分を見失ってた、カムバックあたし!と意気込むんですよ。だけどそんな梓に、唯は「だって、あずにゃんはあずにゃんだもん」と伝えるんです。自分らしさって何だろう?という問いに対して、そのままの自分でいいんだよ、って答えで終わってるんですね。これが、映画で海外旅行から帰る時に唯が言う「いつもの私たちの曲でいいんだよね」というセリフに、深いところが繋がっているのだと思います。
・二期 #17「部室がない!」
ずっと作詞担当だった澪がスランプに陥ってるため、他のメンバーが初めての歌詞作りに挑戦してみているのがこの回。この経験が、梓へのプレゼント曲「天使にふれたよ」での、4人の共作に繋がっているんですよね。来場者プレゼントで4人それぞれの作った歌詞をご覧になった方はお分かりの通り、「天使にふれたよ」は4人の歌詞を切り貼りして再構成されている、という設定になっているようです。もうあらゆる意味で集大成的な、そんな歌があの「天使にふれたよ」なんですね。
ちなみに、映画でも歌われる「ごはんはおかず」「U&I」の二曲の歌詞は、このエピソードの中で作詞されています。
・二期 #19「ロミジュリ!」
律が扮するジュリエットのお墓(小道具)が本番の時に見当たらなくなって、オカルト研からロゼッタストーンの模型を借りるのがこの回。ここで画面に登場したオカルト研の二人は、映画の序盤~唯にネッシーの写真のおみやげを希望するシーンと、教室ライブの時にも顔を見せています。また、ロンドンの博物館のところでは、5人がロゼッタストーンのレプリカを訪ねていくシーンも描かれていますね。
また、小ネタとしては、ムギの「食べたいのに食べれない焼きそば」エピソード、その3が…。ムギが寝言で言うには、「いや私、まだ焼きそば、食べてませんので…」…二期#13でも結局、食べていなかったらしいですw
○二期 #20「またまた学園祭!」
単体エピソードとしては涙無くして見られない傑作回なんですが…映画とのリンクという意味では、ほとんど存在しません。ただ、私としてはその「元々リンクすることが想定されていなかったのに」という視点で光を当てたいです。
一つはこの回で、映画でも歌われる「ごはんはおかず」と「U&I」が初披露されます。このうち「U&I」は、フルVerの終盤に当たる部分~「まだ何もあげられてないよ」の歌詞の部分が、ここでは映像化されていないんですね。逆に、映画ではその部分がしっかりと映像化されていて、これが実に悶えるんです。もうね、あらかじめその部分を映画のために取っておいたんじゃないかと思ってしまうほどに。いずれちゃんと語りたいと思います。
もう一つ。二期#20のラストシーンにおいて、部室で5人が「この次に何をやろうか」を語るんですが、この予定の中には「卒業旅行」は入っていないんですね。もちろん、作中で彼女らは「また今までと同じ一年が来たらいいのに」を語ってるわけですから、卒業旅行がそこに入るわけがないですし、制作側の事情としても、来たるべき映画の内容が定まっていたわけではないので、そりゃ無くて当たり前です。当たり前なんだけど…実際に出来上がった映画の展開においても、その辺は一切濁さずに正面突破されていて、「卒業旅行は元から予定していたわけではなく、ほとんど成り行きで決まった」という風に調整されているんですな。何つーか、もーホントにこういう細かさは、調整の鬼・京アニの真骨頂じゃないかなと思います。
○二期 #22「受験!」
この回もまた「直接のリンクがないこと」自体が重要です。
この二期#22では梓の話として、「去年はムギがすごいチョコを持ってきたのでバレンタインのチョコを贈りそびれた」ことが語られます。そして、今年はムギがチョコを持ってこないことをあらかじめ言及していたため、梓は4人にチョコを贈ることにするんですが…あれ?すると結局、唯たち4人が、バレンタインのチョコケーキをあずにゃんに贈ったことは「無い」んですよね。
…じゃあ、映画のド頭でアップになるあの写真~チョコケーキを抱えたあずにゃんを唯たち4人が囲んでいる記念写真~は、一体いつ、どういう経緯で撮られたものなんだろう?
明確な結論はどこにもないんですが、整合性の付く説明としては唯一、「バレンタインデーの後(恐らくはホワイトデーよりも前)に、唯たちはあずにゃんへのお返しとして、遅ればせながらのカウンター・バレンタインチョコケーキを贈っているのではないか」と推測されます。それがホワイトデーより前だという論拠は、あの写真が撮られたのが卒業式以前であり、教室ライブ(最後の登校日)以前であり、ロンドン旅行よりも前だということが映画の流れで示されているからです。卒業式が3月何日なのかにもよりますが、少なめに見ても15~16日間以上の出来事が描かれているこの映画の、更に前にホワイトデーがあったというのは、日数的にかなり非現実的じゃないかなと思えるのです。
ちょっと話がそれましたが…つまりあの写真は、#22から#23の間の出来事であり、TVシリーズにはなかったエピソードを、あえて追加・補完してるということになるんです。
…一体、何のために?
この続きは、先のお楽しみということで。
○二期 #23「放課後!」
「唯が卒業式用のタイツを買おうとしている」ことについては、TVシリーズではこの回のアバンの中で憂の口から語られます。また、ラスト近くでも、帰りにタイツを買って帰ろうとしている件が、今度は唯の口から語られます。一方映画では終盤で、梓と憂たちがピンポンしているシーンで憂の口から「卒業式用のタイツ買うって言ってたもん」というセリフが。ちゃんとリンクしてますよね。
…いや。この回にはそういうリンクよりもっと重要な、さりげない対比があります。
それは、「チャイムが鳴る校舎の中で、黙ったままの4人が見せる表情」なんです。二期#23と映画で、同じようなシチュエーションのシーンとして描いているのに、受ける印象がまるで違うんですよ。
二期#23の中では、最後の放課後のチャイムが鳴る時の4人の顔は、もうすんごい笑顔なんです。それは充実感満載で、とても眩しい笑顔です。映画内の描写と合わせて考えると、この時の4人は梓へ贈る曲も既に完成していて、ほとんど「やり尽くした」というタイミングなんですね。後は部室の掃除と、最後の軽音部の「記録」を残すだけ。そりゃあ充実感満載でしょう。ここで寂しげな顔でなく笑顔だというのが、乗り越えた感じがして実にいいです。
しかし、映画の中では、最後の教室ライブ後、チャイムが鳴っている時の4人の表情は…何とも物憂げなんです。すごくアンニュイで、でもそのことには誰も触れずに黙ったままで。ただただ、その場の何かを噛み締めるように、見ている方が身悶えしちゃうくらいに。何ででしょうね?
一つには、映画では梓へのプレゼント曲を「これから作る」ところで、まだ大きなやり残しがある、というのがあるでしょう。まだ、満面の笑顔にはなれない、というね。そしてもう一つは…4人が教室ライブを終えた直後の「終わっちゃった…」という思いを抱えているせいなんじゃないでしょうか。でも、学園祭ラストに号泣した4人が、ここでは涙はこぼしていません。これは彼女らの成長の過程を示している、という読み方ができます。最後の学園祭ライブの後では号泣して、最後の教室ライブの後では寂しさを噛み締めて、そして最後の放課後では心の底からの笑顔で笑える、と。
そういう意味の付加を狙って、制作陣がこのシーンの4人の表情をあのように描写したのだとしたら…これは底抜けにグッジョブと言わざるを得ません。いやもう何つー人たちだ。いや、よく知ってるけどさ。
…さて、ここまで褒めちぎっておいてナニなんですが、この#23にはこんなセリフもあります。
梓「唯先輩の口から、音楽性って言葉が!」
ここ、映画と合わせて考えるとちょっと変です。このしばらく前、ロンドン旅行が決まるよりも前の部室の茶番劇で、唯の口から「音楽性の違いって奴だよ、あずにゃん」って言葉を言わせてるんですよね。はてさて、ここは制作陣のうっかりなのか、わかってたけどやむなくなのか、ちょっと迷うところですね。
京アニ信者的な視点としては、ここは「梓がついうっかり忘れていた」か、或いは「一度言われていても、唯の口から『音楽性』という言葉が出るのはやはり衝撃的だった」という辺りの解釈を採用するのがベストじゃないかしら、と思います(苦笑)。
◎二期 最終回「卒業式!」
もう、全編リンクと言っても過言ではないエピソードです。つーか、この回のラストシーンに向けて、彼女らの今一度の「今」を描いていくのがこの映画の趣旨なのですから、この回だけは何とあっても一通り噛み締め直しておかなきゃダメです。
だから、いちいち全部書くわけにも行きませんので、ここでは絞って最低限の、でもあえてここに書いておきたいことだけを書きます。
まず、二期最終回のアバンでは、せっかく一緒に登校することになっていたのに遅れてきちゃう唯の姿が描かれますが、その理由が映画ではちゃんと映像で補完されていますね。この理由は、二期最終回放映時にも、ちゃんと気付いていた人がいたようなのですが(すごい洞察力ですね)、こうして誰の目にも明らかな形で、映像として補完されたのは喜ばしい限りです。
また、映画ではさわちゃんへ渡す寄せ書きに関わるイベントがいくつか描かれていますが、これも二期最終回中の描写と合わせるとピッタリと一枚の絵になります。そういう部分が多いんですよ、二期最終回と映画との関係は。二期最終回で出てくる卒業生の胸のコサージュを、下級生が作ってる描写なんてのが映画の中に出てきたりしますし。色々な部分で、「二期最終回と映画とは、互いに表裏の関係です」ってことを、明に暗に訴えかけてきているような、そんな気がします。
その最たる部分が、「天使にふれたよ」の演奏部分でしょう。ここの演奏は、映画と二期最終回とで尺が一緒で、カットした部分も増やした部分もありません。でも、そこで流されている映像がまるで違うんですね。これは、どっちも見せたい、どっちも大事ということなのでしょう。二期ではモブキャラ達の「今」というものに象徴される、普遍的で何も特別じゃない彼女らの過ごしてきた「今」をモチーフの一つにしていたようですが、一方の映画の中では…おっとっと、今回はここまで。
二期最終回に関しては、もう一つ。この最終回のラストはふわふわ時間のイントロでフェードアウトするのですが、映画もED曲が終わった後にふわふわ時間が流れます。この、「どうして制作陣が『ふわふわ時間で締めること』にこだわっているのか」なんていう辺りも、実に意味深ですね。
・二期 番外編「企画会議!」
…ふぅ、後は番外編なので、もうちょっと気楽に行きますか。
唯たち2年生当初の回想で、「あれ?Cってどう押さえるんだっけ?」という唯のセリフが出てきます。「一つコードを覚えれば三つ忘れるような唯」のリフレインですね。
あと、やたらとテンポの良い、このやり取りが…。
さわ「装備、OK!(←ネコミミ)
ポージング、OK!(←手つき)
キャメラ!」
ムギ「OK!」
さわ「セリフ、ハイッ!」
あず「けっ、けいおん部へようこそ、にゃん?」
さわ「ウッシッシッシ…」
うははw、いやこれはこれだけなんですが…映画では梓が見る夢の中のシーンの1カットに、このシーンの「ネコ耳あずにゃん」が出てきます。
あと、ラスト近くでこの回は、学校の屋上で映像撮影を行うんですが…今見返すと、「学校の屋上」にやたら尺を取ってるのが気にかかります。実はTVシリーズでここだけですしね、学校の屋上が描写されるのって。何か、「学校の屋上」ってモチーフに意味でも持たせようとしてるんじゃないでしょうか?映画でも、非常に重要なやり取りが学校の屋上で交わされるわけですが…。
・二期 番外編「訪問!」
みかんを親指に刺して「浮きます」というのを、唯がやってみせてます。映画では、唯が自宅で憂に「梓が軽音部のことをどう思ってるか」を聞くシーンで、やはりみかんのお尻から親指をプスッと指していますね。
あとは、軽音部OB=クリスティーナこと河口紀美たちが、風邪を引いているさわちゃん宅に訪れる場面があります。この番外編は時系列判定がかなり微妙で難しく、映画でのイベントとの前後関係に関してはまるでとっかかりが無いのですが…さわちゃんと他のOBとの交流が今もこうして続いていることが、ロンドン最終日のあのさわちゃんの強襲のバックグラウンドになってる、というところはリンクと考えていいでしょうかね。
○二期 番外編「計画!」
この回に関しては、先日書いたレビューの通り、場面場面でやたらと映画へのリンクが貼ってあります。
とりあえず、細かく挙げていきますと…この回でハワイ行きを希望していた律は、映画では「ドバイ!ドバー!」とか言い放って、澪から「…ハワイにいきたいんじゃなかったっけ」と突っ込まれていたりしますし。
この回でパスポート取りに行った際、身分証明に必要な生徒手帳を忘れた律が、映画では「今度は大丈夫」とでも言いたげに、空港に向かう電車の中でパスポートを見せていますし。
憂が買ってくれた護身術の本とその訓練は、映画では「梓から唯へのエルボー」になって見事に決まりますし。
海外へ行くと小学生くらいに見られそう、と言われていたあずにゃんは、ロンドンの空港では歳を聞かれて「イエス、セブンティーン…」と答えてるし(この時のコーナーの番号がちょうど「17」なのが芸細かくて笑えますw)。
他にもアイマスクとインスタント和食を実際に持っていくことになっていたり、さわちゃんの初海外は結局教え子とになってたり、突如現れたさわちゃんに「ハネムーン?」と尋ねる唯が微妙にリンクしてたりと、小ネタ満載すぎです。上記レビューでも書いてますが、この番外編を見てからもう一度映画を見ると、楽しさ倍増だと思いますよ。頭を使わなくてもいいネタばかりなんで、素直に万人にオススメです。
…ふぅ。書きも書いたり、バカみたいな分量になりましたね。読んでくださった方も、どうもお疲れ様でした。
さて、これまで「印象編」「リンク編」と続けて参りましたが、いよいよ次のレビューでは、本筋に斬り込んでいきたいと思います。まだ一文字も書けていないんですが…内容的には主に「梓編」になるのかな?確約はできませんが、よろしければゆっくりお待ちください。
※追記(3/19 1:16)
続きのレビューが上がりました。
映画 けいおん! #3
↑楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
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この記事へのコメント
はじめまして、なちと申します。
映画冒頭の写真、単純にバレンタインに撮ったものではないでしょうか…
梓の持ってきたチョコケーキを切り分ける前に記念撮影、といった感じで。
深く考えたわけでもないので、そりゃありえんという要素があるかどうかも定かではありませんが…そこだけ少し気になってコメントさせていただきました。
自分では気付かない点は多々あるのでひっそりといつも楽しみにしております。続きも無理しない程度に頑張ってください^^
映画冒頭の写真、単純にバレンタインに撮ったものではないでしょうか…
梓の持ってきたチョコケーキを切り分ける前に記念撮影、といった感じで。
深く考えたわけでもないので、そりゃありえんという要素があるかどうかも定かではありませんが…そこだけ少し気になってコメントさせていただきました。
自分では気付かない点は多々あるのでひっそりといつも楽しみにしております。続きも無理しない程度に頑張ってください^^
2012/02/09(木) 08:08:36 | URL | なち #-[ 編集]
めちゃめちゃ、すばらしいです。
というか、こうなってしまいますよねぇ…。
私は自分自身で書くと、こうなってしまった上に、途中で挫折して未完のまま終わってしまう未来が見えてましたので、早々とこのような形のものは、諦めました。すっぱりと。
しかし、それを真正面から、ずばっと書ききるのが、流石、てりぃさんという感じです。
今後展開されるてりぃさんの本論とは、あまり関係なさそうなところで、てりぃさんが挙げておられないところを一つ挙げますと、
「あずにゃんが計画たてると、おやつの時間がないんだよね」という唯のセリフは、二期#9「期末試験!」のときに、梓のたてた勉強の計画に唯がぶーたれてるところとリンクしてますね。
ということで、無理をなさらずに、続きをお願いします。
というか、こうなってしまいますよねぇ…。
私は自分自身で書くと、こうなってしまった上に、途中で挫折して未完のまま終わってしまう未来が見えてましたので、早々とこのような形のものは、諦めました。すっぱりと。
しかし、それを真正面から、ずばっと書ききるのが、流石、てりぃさんという感じです。
今後展開されるてりぃさんの本論とは、あまり関係なさそうなところで、てりぃさんが挙げておられないところを一つ挙げますと、
「あずにゃんが計画たてると、おやつの時間がないんだよね」という唯のセリフは、二期#9「期末試験!」のときに、梓のたてた勉強の計画に唯がぶーたれてるところとリンクしてますね。
ということで、無理をなさらずに、続きをお願いします。
2012/02/09(木) 22:02:57 | URL | 丈・獅子丸 #-[ 編集]
>なちさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
>映画冒頭の写真、単純にバレンタインに撮ったものではないでしょうか…
記事の中では触れなかったのですが、実は、このケーキが唯たちから梓へ、別途贈ったものであるらしいことが、映画の中で描写されているんですよ。
それは、ラスト近く。天使にふれたよの演奏中の回想シーンの中です。部室のテーブルの上に、これ見よがしに置かれたチョコケーキの箱を一人でやってきたあずにゃんが見つけて。それをドアの外から伺っていた唯たち四人が、梓と目が合いそうになって影にサッと隠れる…そんなシーンが説明も何もなしに出てまいります。
何故、天使にふれたよの演奏中にこのシーンがあるのか。ここにこのシーンを入れることで、何を言わんとしているのか。この辺は先行きの記事のネタなのでご勘弁いただいて…(こればっか)。梓と唯たちの仕草から見て、このチョコケーキが梓への贈り物であることは、何となくわかっていただけるのではないかと思います。
>続きも無理しない程度に頑張ってください^^
励ましのお言葉、ありがとうございます。以降のレビューも(いつ上がるかはともかく、絶対書こうと思っていますので)よろしくお願いしますね。
>丈・獅子丸さん
>めちゃめちゃ、すばらしいです。
過分なお褒めに預かり、恐縮でございます。
>途中で挫折して未完のまま終わってしまう未来が見えてましたので、
あははは、私もですね、手を付けたはいいけれどなかなか仕上げることが出来ずにズルズル先延ばしになりながら悶々とする未来が見えておりまして、案の定と言うか言わんこっちゃないと言うか、予想通りの道をたどっております。orz
>「あずにゃんが計画たてると、おやつの時間がないんだよね」
ああ、このセリフ、何かココロに引っかかってたんですが、リンクしているところまで解けずにいました。ご教示に感謝です。
>ということで、無理をなさらずに、続きをお願いします。
了解でございます。と言いますか、やっぱり相当無理しているように見えているんですかね。愚痴ってばかりいるもんなぁ…。ちょっと反省します。
はじめまして。コメントありがとうございます。
>映画冒頭の写真、単純にバレンタインに撮ったものではないでしょうか…
記事の中では触れなかったのですが、実は、このケーキが唯たちから梓へ、別途贈ったものであるらしいことが、映画の中で描写されているんですよ。
それは、ラスト近く。天使にふれたよの演奏中の回想シーンの中です。部室のテーブルの上に、これ見よがしに置かれたチョコケーキの箱を一人でやってきたあずにゃんが見つけて。それをドアの外から伺っていた唯たち四人が、梓と目が合いそうになって影にサッと隠れる…そんなシーンが説明も何もなしに出てまいります。
何故、天使にふれたよの演奏中にこのシーンがあるのか。ここにこのシーンを入れることで、何を言わんとしているのか。この辺は先行きの記事のネタなのでご勘弁いただいて…(こればっか)。梓と唯たちの仕草から見て、このチョコケーキが梓への贈り物であることは、何となくわかっていただけるのではないかと思います。
>続きも無理しない程度に頑張ってください^^
励ましのお言葉、ありがとうございます。以降のレビューも(いつ上がるかはともかく、絶対書こうと思っていますので)よろしくお願いしますね。
>丈・獅子丸さん
>めちゃめちゃ、すばらしいです。
過分なお褒めに預かり、恐縮でございます。
>途中で挫折して未完のまま終わってしまう未来が見えてましたので、
あははは、私もですね、手を付けたはいいけれどなかなか仕上げることが出来ずにズルズル先延ばしになりながら悶々とする未来が見えておりまして、案の定と言うか言わんこっちゃないと言うか、予想通りの道をたどっております。orz
>「あずにゃんが計画たてると、おやつの時間がないんだよね」
ああ、このセリフ、何かココロに引っかかってたんですが、リンクしているところまで解けずにいました。ご教示に感謝です。
>ということで、無理をなさらずに、続きをお願いします。
了解でございます。と言いますか、やっぱり相当無理しているように見えているんですかね。愚痴ってばかりいるもんなぁ…。ちょっと反省します。
2012/02/09(木) 23:28:17 | URL | てりぃ #O8jQI81I[ 編集]
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