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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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幸せは罪の匂い / 高橋洋子
 できるだけ、救いのない歌がいい。

 そんなチョイスで思い出したのが、新世紀エヴァンゲリオンのサントラIIIに収録されたイメージソング、「幸せは罪の匂い」。カラオケでもよく歌うんですよね、これ。エヴァの関連ソングの中で、ワタシ的には他を圧倒的に引き離して堂々の一位な曲なんですが、おかしいですかね。いや、残天もルフランもキライじゃないし大好きだけどさ。コイツはもう別格。

 ブルーなコード進行とゆったりした三拍子に、全く救いのない慟哭にも似た歌詞が延々と乗って、でもそれがどこまでも身に滲みていきます。サントラではこの後に救いのような「無限抱擁」が続くんだけど、個人的にはこれは全くの蛇足と言わざるを得ません。救いを高らかに歌われても、共感できない時ってあるんですよ。もうね、地を這って、泥にまみれて、涙なんだか血なんだかわからないものに顔を突っ伏して、声にならない叫びを上げ続けても、まだ嘆き足りないって経験、ないですか?…あー、ないですか、そうですか。オレァあるんだよ。自分が一番不幸だなんて顔をしたいわけじゃなくて、自慢したいわけでもないんだけど、事実としてそういう経験はあります。思い出すのも恥ずかしいし、未熟だったんだなという気持ちもあるけれど、でもあの時にはもうそうするしかなかったんだな、それは今でもそう思う。で、その気持ちを少しなりとも癒してくれるのは、「救いのある歌」じゃなくて、「救いのない歌」だったんだわ。歌に、自分と一緒に嘆いて欲しかったのかも知れませんね。そう言えば、小学五年生ぐらいの時に、友達と喧嘩して泣きながら帰ってきた時に自分が逃げ場にしたのも、救いのない歌だったなぁ…。

 自己憐憫とは違う何かが、ちょっとだけ心を温かいもので濡らします。それでひとしきり泣き終えたら、ちょっと明日が見えるかも知れません。その幸せは罪の匂いがするかもしれないけれど、それでも、わずかな幸せを分けあって、人は生きて行くんだよなぁ…。
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