靖子にゃんお帰りいいいいいいい……と言って、喜んでばかりもいられない気持ちですなぁ…。
次回予告とサブタイを見ちゃうと、伊達ちんがついに死亡退場しちゃうんじゃないかと思えてなりませんが…だって、なぁ。「別れ」に「涙のバース」まで来ちゃって、伊達ちんが倒れるように見えるカットもあるし、とうとう後藤ちゃんも変身するように聞こえるし。そう考えるな、って方が無理筋なんですもん。それとも、そういうもんもひっくるめて全部フェイクだったりするのかしらね。正解は、次回を見てみないと何とも言えないところですが…。
ところで、長いサブタイトルが全部載せられることのない新聞のテレビ欄には今回のエピソード、たった二文字「裏切」とだけ書かれていました。それがスペースも何も入れずに、番組名に直接続けて「仮面ライダーオーズ裏切」としてあったので、何だかオーズが裏切るみたいに見えちゃうところが苦笑もんでしたが…それはさておき。今回って、裏切りメインの話、なのかなぁ、やっぱし。まあ、確かにわかりやすいんですけどね、「バース・伊達が裏切った!」って展開はさ。
微妙にその辺、決めかねるぐらいの余地が、まだ残っている気がします。ドクター真木の依頼内容が、映像上ではちゃんと描写されていなかったり。伊達ちんがその依頼を受けて「転職」した真意も、まだよくわからないままだったり。何より、もし「裏切り」を37~38話の中心テーマに据えてくるなら、バース単体の裏切りだけでは済まさない気がするんですよね。グリード陣営の内部の駆け引きとか、鴻上ファウンデーションも絡んでの裏舞台の攻防とか、絡んでくる構成にしそうじゃない?でも、そういうものは一切なく。代わりに、「もし伊達がいなくなっても」というモチーフを軸に統一されていた気がするんですよね。メインはそっちなんじゃなかろうか。
次回予告とサブタイを見ちゃうと、伊達ちんがついに死亡退場しちゃうんじゃないかと思えてなりませんが…だって、なぁ。「別れ」に「涙のバース」まで来ちゃって、伊達ちんが倒れるように見えるカットもあるし、とうとう後藤ちゃんも変身するように聞こえるし。そう考えるな、って方が無理筋なんですもん。それとも、そういうもんもひっくるめて全部フェイクだったりするのかしらね。正解は、次回を見てみないと何とも言えないところですが…。
ところで、長いサブタイトルが全部載せられることのない新聞のテレビ欄には今回のエピソード、たった二文字「裏切」とだけ書かれていました。それがスペースも何も入れずに、番組名に直接続けて「仮面ライダーオーズ裏切」としてあったので、何だかオーズが裏切るみたいに見えちゃうところが苦笑もんでしたが…それはさておき。今回って、裏切りメインの話、なのかなぁ、やっぱし。まあ、確かにわかりやすいんですけどね、「バース・伊達が裏切った!」って展開はさ。
微妙にその辺、決めかねるぐらいの余地が、まだ残っている気がします。ドクター真木の依頼内容が、映像上ではちゃんと描写されていなかったり。伊達ちんがその依頼を受けて「転職」した真意も、まだよくわからないままだったり。何より、もし「裏切り」を37~38話の中心テーマに据えてくるなら、バース単体の裏切りだけでは済まさない気がするんですよね。グリード陣営の内部の駆け引きとか、鴻上ファウンデーションも絡んでの裏舞台の攻防とか、絡んでくる構成にしそうじゃない?でも、そういうものは一切なく。代わりに、「もし伊達がいなくなっても」というモチーフを軸に統一されていた気がするんですよね。メインはそっちなんじゃなかろうか。
オレみたいな医者でも、いなくなったらここは終わる。いくら医療支援だっつっても、引き上げたらゼロに戻る。そんなんじゃダメだ。
…オレたちがいなくなっても、残る医療支援でねぇと。
友人の医師の話として、初めて語られた伊達の言葉。もし自分がいなくなっても、残された人たちが無事にやっていけるように、という願い。それが伊達の求める1億円の目的なのではないか、と映司たちは推測します。
自分がいなくなっても残る。…すごいことですよね。
映司が言うように、すごいことだと思います、私も。と言いますか、全てのイイ仕事はそこを到達点として目指すべきなんじゃないか、と私は思ってるんですよ。自分がいる間は回る、自分が生きているうちは大丈夫、そういうのはイイ仕事ではないかも知れないんです。自分がいなくなったら、元の木阿弥、それでは困ります。万が一、突然自分に何かがあっても、それでも問題なく回っていくように…そこまでやって初めて、本当にイイ仕事だと言えるんですよ。
伊達が目指しているのは、紛争地域への医療支援を、そういうイイ仕事にしよう、ということなんでしょう。それはまだ達成されていませんが…達成されているものもありますよね。バースという、「闘うもの」の後継者は…ちゃんと育てあげてくれました。思いばかりが先行しがちだった後藤ちゃんを、いつでも伊達の代わりに変身できるよう鍛え上げて、「自分がピンチの時は後藤のチャンス」「次は迷うな」と、心理的な壁も取っ払って…。あと必要な条件は、「伊達自身が戦えなくなる日がくること」だけです。
だったら!頭痛が頻繁に襲い、もう無理なんじゃないかって、自分でもわかりそうな状態なのに!今こそ、バースの役割を後藤に引き継いで、見守る者へと一歩引きべき時なんじゃないのか?!…でも、まだ引けない事情があるんですよね。伊達がいなくなったらゼロに戻ってしまう、まだやらねばいけないことが、伊達には残っているから。それは、「伊達の願い」それ自身です。伊達が1億円稼がねばと願った、その目的とするところは(映司が推測する通りの、医療支援としての学校なのかどうかはさておいて)、もし今本当に伊達がいなくなったら、誰にも引き継がれません。そこまで形にはなっていないのですよ。本来なら、1億円貯めて、それで事業が動き出すように算段を整えたら…ようやく伊達の願いは「イイ仕事」として達成されるんです。「自分がいなくなっても大丈夫な医療支援」というものが完成するのはもっともっと遙か先でしょうが、それを目指して事業が走り始めるだけでもいい。そこまでは、自分の命が続くうちに何とかやり遂げたい。伊達を突き動かしている思いは、それのような気がします。
かつて、「医者の第一の仕事は、まず自分が死なないこと」と伊達は言いました。また、「命を賭けているならまだいい、命の重さがわかっているから」とも。どちらもここに来てみると、ものすごく重い言葉ですよね。伊達は、自分の命がいつ尽きるとも知れない危ういものだとわかっています。いつ何時、「医者の第一の仕事」を果たせなくなるかわからない身だと、自覚してるんですよ。そして、それが来てしまった時、自分がもう仕事を果たせなくなること=他の誰をも救えなくなることの重さというものも、十二分に承知している。だから、彼はその危うい命を賭して、戦いに赴くんです。一見、無茶にしか見えないけれど、彼の中ではそれはつながっているんです。命をすり減らしてでも、やらなければいけない、最後の仕事として。
「眠り」。一つには、せずにはいられないこと、どうしても必要なこと、という含意があります。止めようったって止められるものじゃないんですよ。眠らなければ、人は生きていけません。伊達の願いも同じ。自分の命が危ないからと言って、止めるわけにはいかないんですよ。その願いを途中で放棄するのは、伊達がその命を途中で放棄することと同義になってしまいますから。矛盾しているようで、でもだからこそ命あるうちに、という、微妙なジレンマ…それが、「眠いのに眠れない」というモチーフと、実によくマッチしていました。
「眠り」、そのもう一つの含意は…まさか、「死」という名の眠り?「誕生」という名を持つバースが、彼の願う譲れない1億円のために、「死」へ繋がりかねない危険なステージへとシフトした…まさかそれが、今回のサブタイトル「眠りと1億とバース転職」の意味だったりするんでしょうか…。
~~~
(もう少し…お兄ちゃんと一緒にいて…)
「…あいつ……何で……?」
今回冒頭、前回終盤の比奈の言葉に、アンクが訝しく思っているシーンです。
前回までのサブライター・毛利さんから、メインライターの靖子にゃんに戻ってきた今回、あえてフォローされた言葉。つまりはこれ、サブライターさんの裁量で独自に語られた言葉ではなく、シリーズ構成上、重要な意味を持っている言葉であると考えて間違いないでしょう。比奈にこう言わせる理由って…何ですかね?「今の兄にはまだアンクが必要」ということ?それとも、何か別の、言外の理由がある?映司にとって、或いは比奈自身にとって、アンクという存在の意味合いが増していることだけは確かですが…比奈の心の内までは、なかなか「これだ!」と断定しづらいですね。
人の心とは、そういうものだと思います。
伊達の真意が、まだ映司たちにも我々にもわからないのと同様に。
映司たちを裏切ってでも自分の願いを叶えようとしたのか、或いはそれだけではない、まだ何かがあるのか…彼が示してきた人間性から言って、前者だとはなかなか考えづらいのですが…やっぱり、実際に見てみるまではわかりませんね。
口の端から血を流して、崩れ落ちる伊達の体。…ああ、自分の命を賭けて人の命を救おうとしているらしき彼に、せめて何かの救いをと、願わずにいられません。いよいよ大きな節目を迎えそうな次回。…見るのがとても怖いのですが、何があろうと正面から受け止めさせていただきます。
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オーズもまずはツイッター実況から・・・
2011/06/05 08:00:585103の自宅? #tatoba
2011/06/05 08:01:47比奈ちゃんのチャイナドレスとか!! #tatoba
2011/06/05 08:02:21映司、後ろ姿がジャンそっくり! ...
2011/06/05(日) 19:46:25 | nationwiseのZALEGOTOぶろぐっ!
仮面ライダーオーズ/OOOの第37話を見ました。
第37話 眠りと1億とバース転職
病院にも行かずにクスクシエで時間をつぶす伊達は後藤に無理やり引っ張られていくが、病院へ行く理由を何も知らない映...
2011/06/05(日) 19:52:27 | MAGI☆の日記
今回は第37話「眠りと1億とバース転職」。
ストーリーは仮面ライダーオーズ第37話「眠りと1億とバース転職」で!
えぇぇぇっ?!
今回は最後の最後に驚きの展開になってしまいましたね。
なんと!伊達明がグリード側についてしまいました。
きっかけは真木清人のハ...
2011/06/06(月) 20:42:19 | OPUS MAGNUM
復活したメズールにガメル、さらに伊達さんまでもがガメル真木陣営に参加する事となって、オーズ鴻上陣営は大苦戦の予想。こうなったらアイツを味方に取り込むしかないね…そう、ウヴァさんだよ!(え)
会長...
2011/06/07(火) 21:30:10 | 『真・南海大決戦』