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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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オーズ 第30話「王とパンダと炎の記憶」
 姉の「真実」キタ!

 「姉と博士とアンク」の真実。

 アンクだけに隠された真実があったわけではない、と、そう読めます。実際、ドクターには普段よく口にしていた「世界の終末」が欲しいのではなく、「女性の自愛」をこそ求めていた、ということが明らかになっていますよね。これで来週辺り、ドクターのお姉さんにも何か隠されていた事実があった、と語られる展開になればビンゴですが、はてさて…。


 キたよ!キましたよ!キたじゃないのよ!前回のレビューで書いた予想通りの展開じゃないか!いやー、珍しく邪推予想が当たったよ!(^^; メッタニアタランノヨ

 シリーズ構成上も、大きな転換期を過ぎた感がありますね。これまでは「どこかで明かされるべき謎」という位置づけのままになっていたことが、今回でいくつも明らかになっています。

 右腕だけしか復活できないアンクの、バラバラになった理由とか。

 第一話から匂わされていた、オーズに変身する映司が背負っているリスクとか。

 ドクター真木が世界の終末にこだわる真の理由とか。

 もちろん、まだ全てが明らかになったわけではなく、鴻上会長の狙いや伊達ちんの目的みたいに、残っている部分もあります。それらもいずれカタルシスの中で、今回みたいに怒涛のように語られることになるのかと思うと実に楽しみですなー。
 この「怒涛」のような展開自体は、実際の映像を見ないと伝わらないレベルだと思います。そこをトレースしてもナニですので(しかも周回遅れギリギリですし)、私のこのレビューの中では重箱の隅のようなところを邪推しつつ、いつものペースで参りたいと思います。


~~~


 前回に続いて今回も、第24話型、つまりは「『思い出と恋と海』のコンボ」式に読める形態になっています。

 普通にサブタイトルを読むならば、「王」と「パンダ」と「炎の記憶」。これでも、特に不都合はありません。

 しかし、「王とパンダと炎」の記憶、と読んでも、これまた不都合のない形になっています。パンダの記憶って何だ?というのが若干引っかかりますが、これは真木が生んだヤミーのうちのパンダの部分ってことになりますから、要すれば「女性への自愛に渇望していたかつての幼い真木」を読み替えたものなのですな。

 そしてこの3つの記憶、一連のものとして数珠つなぎになっているんですよね。欲望の深さ故に暴走して終わりを迎えた王、冷たい笑いとともに去っていかんとする姉を「自分の気持ちの中にある美しいままに固定したい」という歪んだ願いで終わりへと導いた真木、そしてその終わりをもたらす実行部隊として作用した燃え広がる炎。


 そう、これらは「終わりの記憶」なのですよ。


 真木の言う、完成へと向かう、美しい終わりでしょうか?いやー、あたしゃそこには疑問を禁じ得ませんけどね。物語的にもそうですけど、それが正しい終わりではないことが、作品中で既に暗示されているように思えるものですから。

 ドクター真木が終末について語る時に、必ず流れる曲があります。それはモーツァルトのレクイエムより、Lacrimosa(涙の日)なんですが…何でモーツァルトのレクイエムなんですかね?よく知られているから?そうかも知れません。だけど、私は最初に聞いた時から、すんごく違和感があったんですね。

 だって、モーツァルトのレクイエムは、モーツァルトの早逝によって「未完」に終わった作品なんですから。

 「良き終わり」が迎えられなかった作品なんですから。

 「良き終わり」を語るドクター真木のバックに流れる曲ということを考えると、これはもう「痛烈な皮肉」になるわけですよ。そこまで意図してこの曲を選んだ、というのも、十分にあり得ると私は思っています。


~~~


 今話の最後では、カザリ・真木・アナザーアンクの三人が並び立ち、オーズやアンクたちに敵対する勢力として改めてタッグを組んで立ちはだかることが示されます。この三人、全員が「ボク」というキーワードで括られるトリオになってますよね。カザリとアナザーアンクは自分をボクと呼びますし、ドクター真木についても、彼を突き動かす原動力が幼い日の自分の原体験にあったことが明らかになっているため、彼のコアには「ボク」と自分を呼ぶような幼い自分が未だに陣取っているわけです。

 また、この三人は、サブタイトルで示されている3つのキーワードにそれぞれ対応してもいます。全てのコアメダルを取り込むことで王になろうと画策するカザリ、中に潜む幼い自分が未だにパンダよろしく女性の自愛を底で追い求めている真木、そして炎を操りアンクに終わりをもたらすかも知れないアナザーアンクです。まるでそれぞれが古い「記憶」から蘇った、今これからの終わりを導かんとする三人、というところまで読み取ったらやりすぎでしょうか?



 他にも、王と映司との対比~暴走するほどに欲深な者と、歪んで見えるほどに欲のない青年と~みたいなネタも、実に美味しそうな感じがするんですが、今回語るにはまだネタ不足でしょうかね。次回はまた新展開が楽しめそうですし、慌てず急がずじっくり行きましょうか。しかし、残りはあと5ヶ月ほどかぁ…こっから先はあっという間かも知れんなぁ…。
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テーマ:仮面ライダーオーズ - ジャンル:テレビ・ラジオ

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2011/04/25(月) 20:41:38 | セトラのアトリエ