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Old Dancer's BLOG
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オーズ 第22話「チョコと信念と正義の力」
 先週は、初見で感じたボルテージのまま、ひょっとしたらとんでもないところまで突き抜けるんじゃないかという予感があったんですが…引き続き高い水準で面白く見られたものの、突き抜けるところまでは行かない感じでしたかね。この辺のバランス感覚は、やっぱし相当難しいのでしょう。無論、視聴者側が期待を膨らませすぎるとロクなことにならん、という側面もあるにはありますが、それだけでもないと思うのよね。少なくとも私は、勝手に期待が膨らんだことには相当の戒めを持って臨んだはずだったので…。「名作」と言われるものだけが稀に得ることの出来る一種の僥倖のようなもののことを、改めて考えさせられます。

 とは言え。

 面白く見られたことには違いないので、不満ということは全然ありません。ただ、レビューがちょっと書きづらいかなというくらいで(苦笑)。いや、作品のせいじゃないですね、ここんとこ慢性的に「レビュー脳」にならないもんで、どんなものであってもやっぱり書きづらいのですから。人のせいにしちゃいかんよなぁ。

 ストーリーの骨格と言うか大筋については、大人はもちろん子どももすんなりわかるぐらいに本編で噛み砕かれていたので、改めて取り上げなくても良さそうですが…ちょっと細かいところと言いますか、少し捻った視点で見ると面白そうなところ、その辺を中心に書いてみたいと思います。
 
~~~


 お気付きの通り、この2話で描かれる一連のエピソードは、ゲスト・神林くんとサブライダー候補・後藤くんの二本柱で成り立っています。


 修行を続ける後藤くんは、世界を守るという希望を抱いているけれど、未だそのための力を手にするには、体力がまだまだ足りていない。


 司法試験浪人の真っただ中にいる神林くんは、この腐った世の中を少しでも良くしたいという願いを持っているけれど、悪を正す資格=司法試験への合格を手にしていない。


 いい並列要素ですよね。ちょっと地味ではあるけれど。神林くんに気付きを促すのと並行して、後藤くんにも何かの気付きを促す、そういう構造が取られています。


 その力がない人は、バースにはなれない。


 その資格がない人は、正義の力を行使できない。


 力がない人、資格がない人は、世界を守ろうとしたり、悪を正そうとしてはいけないのか?そうじゃあ、ないんですよね。力が足りないのなら、鍛えればいい。だから、後藤くんはバースになるために体を鍛え続けるのだし、神林くんは弁護士になるために勉強を続けるのだよね。

 あのバッタヤミーは、神林くんにとってはある種のタナボタです。自分自身が資格を持っていなくても、自分の望むことをやってくれる存在。そりゃ舞い上がるわよね。だけど、それでは、ダメだった。

あれが…神林さんの考える正義ですか…!
あれがやりたかったことなんですか!


 これは、決して、正義ではない。少なくとも、自分が望んだこと、悪を懲らして少しでもいい世の中にすることには、必ずしも繋がっていない。…そのように、彼は悟ったのでしょう。

 結局、神林くんにはまだ、色々と足りないものがあるのです。司法試験に受かっていないのは、その象徴の最たるもので…正義を行使するためには、「自分の」力を付けることももちろんですが、他にも色々なものを学ぶ必要があるんですよね。自分の力を、ちゃんと制御できなきゃいけないですから。

 これは、「ショートカット」は利かない、ってことなんだと思います。ちゃんと教育的な話になってますねぇ。子どもたちにも、ちゃんと届いてるかな。後藤くんの自身「気付き」が、今話の子ども=隆に対する言葉として、ちゃんと声になって表出していたところなどからも、そう思いたいところですよね。



 今は、その資格がない。だからと言って、その信念まで捨てなきゃダメかと言えば、そういうことではない。資格がないなら、資格を得られるまで頑張ればいいんです。

 そうやって頑張る人には、人からも励ましが来るんですよね。サブタイにも入っていて、ラストシーンでも配られたチョコレートは、そういう含みを持つアイテムなんじゃないかと思います。チョコと信念と正義の力。あまり関連しなさそうな3つの言葉を、パシッと総括してくれる、そういうラストシーンでした。

 ところで、あのアンクにもちゃんとチョコが当たっているのは…彼もまた、将来的に「資格」を手にする存在なのだと、そういうことなんでしょうか?まだまだ表面的には、自分勝手で傲慢な風にしか見えませんけどね。映司が言っていたように、そのうちアンクも理解してくれたりするのかしら…。


~~~


あれがやりたかったことなんですか!



 先に挙げた映司のセリフを、もう一度。


 このセリフ、実はブーメランですよね。映司自身に帰ってくる言葉です。


 映司は現状、「やりたいこと」を持っていません。


 目の前の状況に対して、これじゃいけないと思ってオーズに変身し、ヤミーを倒し続けているだけ。仮に、ヤミーもグリードも全部倒したら、映司は次に何をするのでしょうか。


 神林くんは、やりたいことに向き合うところまで戻ってきました。後藤くんも、自分の願いに対して一歩ずつ歩みを進めています。1億円に真っ直ぐに向かっている伊達も然り。映司は…以前、オーズを後藤さんに譲ってもいい、なんてことまで言っていた映司は、この後一体どうするんでしょうか。


 映司にも手渡されたチョコが、彼の「望むこと」へと繋がるエールになることを願いつつ。本日はこの辺で。
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テーマ:仮面ライダーオーズ - ジャンル:テレビ・ラジオ

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