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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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仮面ライダーOOO 第7話「ダメ亭主と罠と大当たり」
 滑り込みレビューの時間でっす!

 …いや、ホント、申し訳ないッス。orz ダメレビュアーと遅れと大外れ、ですね。多忙を理由にするのはちょっとズルくて申し訳ないんですが…ゴメンナサイ。

 それはそれとして。

 今回、ストーリー自体は普通に楽しんで見ていたのですが…どうにもこうにも、レビューを書くべきポイントが何時まで経っても思い至らないんです。何だろうなぁこれは、やっぱ疲れてるのかなぁ、とも思っていたんですが…何度目かの視聴にあたって、何となくこの「書けないでいる状況」の理由らしきものも見えてきた気がしたので、本日はその辺から斬り込んでいってみようかなと思います。
 
 とりあえず。私の嗜好について、述べさせていただきますと。

 私、どうやら人物の「葛藤」が描かれるドラマ部分に、大きく魅力を覚える質っぽいです。例外もいっぱいあると思うし、そういう側面のみではないとも思うんだけど、さりとて完全に間違っているわけでもないです。中学生日記じゃねーかと揶揄された向きもある前半響鬼に対して私がのめりこんでいったのも、決してこのことと無関係ではないでしょうし。小林靖子にゃんが脚本を書かれた近年のシリーズ~電王にしてもシンケンジャーにしても~が私の目に良きものとして映ったのも、「どうにもならないことと向き合うことの葛藤」が大きな要素として存在するように思います。戦い続けることでタロスたちが消えねばならないという良太郎の悩みやら、変身すればするほど人々の記憶から消えていくゼロノスの悲しみやら。サムライの定めに従えば殿を蔑ろにせざるを得ない家臣たちの苦しみやら、戦う以外には自分に何も残されていないと思い悩む丈瑠の懊悩やら。あ、いや、これらが物語後半の、かなりクライマックスの部分である、というのは、それはそうなんですが…分かりやすいところをピックアップしたらそこになっちゃっただけですんで、あとは適当に皆様で補完してくださると有難く…(^^;

 オーズに話を戻しますと。

 映司にもアンクにも、葛藤というものが存在します。これは、第一話からの風呂敷広げである程度以上にちゃんと描かれていて、映司とアンクの現状の目的がぴったりと一致しない以上は、どこまでも付いてくる問題です。ぶっちゃけ、映司は「人を助けるため」だけに変身しますし、アンクは「メダル集めのため」だけに映司にコアメダルを渡しています。ここのミスマッチがどのように変化していくのか、それがこのシリーズの大きな見どころになるだろうことは想像に難くありません。

 ところが。この辺の話は第四話でいったん収束してしまい、棚上げっぽい状況になっているんですな。それでも第五話~第六話が準主人公格と言ってもいい位置づけになるだろう比奈の、「その思いの一定の解決」にフォーカスしていた分、まだそれほど気にはならなかったのです。

 しかしこの第七話では、もう映司もアンクも比奈も、葛藤みたいなものとは切り離された状態に描かれています。これが、私の視聴姿勢に対しては、ちょっと「方向を見失った状態」をもたらしてしまったのかも知れません。この三人の関係性の大きな変化は、恐らくしばらく先に描かれることになるのでしょうから、今は視点を移して別なところで見ていくのが吉なのでしょうね。


~~~


 もし「葛藤」をメインの食材として楽しみ続けていくのなら、その他のサブキャラクターや、その回のゲストにフォーカスしていくことになるでしょう。

 と言っても、上記の三人に継ぐ主要キャラと言えば…鴻上のおっちゃんほど「葛藤」と無縁そうな人もいませんな(笑)。この人、悩みとか苦しみとかあるんでしょうかね。ここまで享楽的に「何でも自分の掌中で転がしてるよ」風のキャラが徹底されていると、ついつい思考停止に陥ってしまうんですけども…これが一流のフェイクで、後半ひっくり返されるようなネタがあるのだとすれば、脱帽もんですな。

 その次はと見てみると…いますな、いい感じにクローズアップされている人が。前回と今回でばっちりと「自分の葛藤」をさらけ出してくれてます。そう、後藤くんですね。警察の職を投げ出してまで、「世界を救う」という高邁な志を立てたのに、風来坊と化物の使い走り的な仕事しか回ってこない今の境遇に、やり場のない苛立ちを抱えております。理想と現実とのギャップ、そこに挟まっていることの葛藤。ああ、こりゃあ辛いよね。

 でもさ。

 「世界を救う」。いや、そりゃあスゴイとは思うんだけどさ。それ自体に一種の欺瞞を感じてしまうのは、私が汚れているせいなんでしょうかね?

 個々に異なるエゴが決して無くなることのない人の世にあって、「世界を救う」って命題は、一体どういう事を達成すれば実現したことになるのかしら?グリードって化物を世の中から一掃すれば、それでいいのかしら?そういう単純な事象に結びつけでもしない限り、実現不可能な気がするんだよね。

 後藤くんのその高い志は、まかり間違うとどこかで矛盾に突き当たってしまい、「先に進むことも後に戻ることも出来ない」ような、より強力な葛藤に囚われる危険をはらむ気がします。だって、グリードを倒したところでさ、世界は救われていないもの。欲望も犯罪も不平等も、死にそうなくらい溢れかえってるのが現実の世の中じゃん。なぁ。

 彼、このまま行くと「第二のライダー」になるんでしょうな。で、世界を救えるチカラを手にしたその身で、だけど結局は何も救えないことに気付き、より深い葛藤に身を焦がすことになるんじゃないかしら?ちょっと今の段階では先走り過ぎな予想かも知れんけど、そのぐらいやってくれると大きなお友達としては嬉しいですね。

 しかしそう考えると、つくづく映司のあの「妙に思えるほどの身の振り様」は、深みが増して来ますねぇ。なんつーんでしょうか、「目の前の人を助ける」というあの行動は、一見何も深く考えていないように見えるんだけど、ひょっとしたら「一周して辿り着いた境地」なんじゃないかと妄想させてくれるのね。あの、炎の中で伸ばした手が届かなかった辛い記憶、ああいう積み重ねが「今やれることを精一杯やるだけ」の映司に繋がっているんじゃないか、とね。それは一種の諦念にも近いところがあるんだけど、でも「何もやらない」こととの差は大きいですよね。

 そんな映司が、アンクの陥った危機に対して、どう振舞うのか。或いは、完全に互いの思いがすれ違ったままのあの夫婦に対して、何を告げるのか。そんなところを楽しみに、次回を待ちたいと思います。
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テーマ:仮面ライダーオーズ - ジャンル:テレビ・ラジオ

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