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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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かんなぎ 第五幕「発現!しょくたくまじんを愛せよ」
 どうにもこうにもレビューが書けないかんなぎですが…。評判の良いと聞く第六幕まではとりあえず書きます、なんて言っちゃったものの、早速失敗したかなぁと思いつつ今日まで来てしまいました。その第六幕で(既に北海道地方では放映済みですが、第五幕レビュー前なので未見です)、見てもいよいよ何にも書けなかったら、そこで止めにします。書けないものを無理して書くのは自分にも辛いですし、そういうレビューが制作者さん達にあまりプラスになるとも思えませんので。

 さて。

 「しょくたくまじん」なるものが、どこに出て来たのだろう?という部分の話から行きますか…。
 
 「ソース魔神」という言葉は出て来ましたよね。後半部分、何でもソースをかけることをやめられない仁に対して、ナギが言い放った言葉。

 「食卓」に関する描写も出て来ました。冒頭で、料理対決を行う三人の少女のシーンがそれでしょう。先の「ソース魔神」発言が出て来たシーンも含めていいと思います。

 コレらを以て、「食卓魔神」なる言葉として読み解けるのか、ということですが…スイマセン、オレには無理でした。何をどう読み替えようとしても、この二つの言葉を一つにするべき、その必然に辿り着けません。最初こそトンでもなく美味しい料理を持ってきたざんげちゃんが、クイーン・オブ・ザ・食卓なのかと思いましたが…どうやらアレは中の人(というか、器の人?)である白亜の持つスキルであって、憑依しているざんげちゃん自身のスキルは無惨なものの様子。得意料理が「卵焼きのおひたし」…いやいや、卵焼きとおひたしぐらいしかないというつぐみは論外ですし、意外にも体裁は見事な料理を作るナギも味の方はトンとお粗末、という具合で…まあ、痛み分け、ですよね。どれも似たり寄ったり、いやむしろヒドイ有り様と言っていいでしょう(^^;;。だとすると、「料理の達人」=「食卓魔神」ではあり得ない。じゃあ、食べる側なのかと言えば…ソース魔神たる仁にしろ、味噌汁に牛乳というあり得ない悪食のナギにしろ、まあ確かに「魔」なるものは感じなくもないですが、それを「愛せよ」というシーンがあったかと言うと…どうにもこうにも。更に、その二人のどちらかが「食卓魔神」であったとすれば、その「発現」は、既に前回済まされているわけでして、結局うまく繋がりません。

 どうにか思い至ったのは、「玉音アタック」と同じく、今回のサブタイもまた「原作にある複数のサブタイトルのキメラなのだろうか?」という程度。しかも、その「キメラ」であることが、原作ファンにはクスリと笑えるサービスになっているのかも知れませんが、原作を読まずに挑むものに対しては「単に混乱を与える以上のものになっていない」という点が、自分にとっては大問題です。

~~~

 一般論というか、理想論というか、そういう発言として読んで頂きたいのですが…自分は、「攻略本なしに解けないゲームは、それだけで駄作の素質十分」と思っています。メディアミックスの妙とか、隠し的なご褒美とかは、あくまで「そこまで手を出す、気付いた人に対してのプラスアルファ」なのであって、そこにのみゲームの面白さの本質が封入されてしまうのは、やっぱりちょっと違うんじゃないかなと。

 その視点で言えば、コアなファンに絶大な人気を誇るナムコ往年の名作ゲーム「ドルアーガの塔」などは、もう駄作の極みに位置しかねない作品なのですが…あれは上手い巡り合わせで、もう攻略本必須としか思えないような難関を「自力で」或いは「現場だけでの情報交換で」突破しようというゲーマー達と上手くかみ合ったんですね。当時は「ゲーム攻略本が当たり前」という世界ではありませんでしたし、インターネットはおろかパソ通ですら普及していませんでしたから…そういうものを「前提」としたゲームではなく、ただただ「難易度のムダに高いゲーム」だったわけで、それを乗り越えようというユーザーが多く現れたおかげで「名作」認定されてしまえば、それはそれで結果的に良かったんだろうなと。そういう点では、「駄作になる素質十分なゲームだったけど、時代の方がそれを自らの力で受け入れた結果と駄作にならなかった、非常に希有な例」だと思います。

 え、私ですか?私はほら、ヌルゲーマーなので、最初から攻略情報を装備しなければクリアできない人ですけれど…。最近はもう根性も時間もないものですから、どんなゲームであっても「攻略本(情報)に頼ってでも最短で効率よくクリアしないと…」という状況に陥っていて、それでさえ、積みゲーの一つも消化できないのが今の私です。だから、これまたお前が言うなではあるのですが…ユーザーが自分の意思で攻略情報に手を出すかどうか以前に、攻略情報を与えられなければほとんどのユーザーが解けないであろうゲームには、やっぱり問題があると、私は思います。単体で完成度が高い、と言われるためには、そういう部分をクリアしている必要があると思うんですね。

 かつて、ドラクエシリーズの人気の高さをそれに絡めて評した先輩がいて、なるほどなぁと思ったことがあります。例えば、その時に話題に出ていたのはドラクエIIでしたが、「あれは『はやぶさの剣』の在処を除けば、プレイヤーが丹念にゲーム内から情報を集めることだけで、すべての謎がちゃんと解けるように配置されている。だからこそ名作なんだ」という主旨だったと思います。そういう制作姿勢とちゃんとマッチしているのが攻略本の内容で、あれ、進行に必要な謎解きの肝心なところは一切書いていないんですよね。自力で解け、と。解けるはずだ、と。そういうことなんですよ。まあ、今やインターネットで検索をかけると謎の解き方は簡単にわかってしまう世界になりましたので、そこまで味わう人は少ないのかも知れませんけどね、私を含めて(爆)。いや、ヌルゲーマーにとっては非常に有難い、でも多分、そこまで作り込むゲームデザイナーにとってはちょっと物足りない、そういう時代なのかなと思います。



 で、アニメの話に戻りますが。



 原作付きアニメについて、原作が「アニメ版を読み解くのに必須の攻略本」であったり、或いはその逆であったりしては、いけないんじゃないのかなと、私は漠然とですが思います。もちろん、メディアミックスの効果として、「両方味わって違いを楽しむ」ようなご褒美はあっていいでしょうし、表現手段の違いやら方向性の違いやらのために「片方にしか出て来ない」ものがあっても当然だと思います。だけど、「もう一方がなければそもそも楽しめない」というのでは、それはマズいんじゃないかなと。単体で完結するものでなければ、それはやっぱりマスに対して供給するだけの要件を満たしていない、ということになるんじゃないのかしら?

 サブタイの件は、それを象徴しているように、私には思えたんです。

 サブタイトルを読んでも、それで本編を繰り返し見ても、何を表しているのかが自分には皆目わからない。第二幕の時には、自分の視点の限界なのかも、と思いましたけれど、今回のはさすがにちょっと、なぁ…と。

 自虐ギャグとかあっても、まあいいですよ。さすがにそのネタ自体はちょっと賞味期限切れっぽくはなってきたけど、それが全体に波及するようなものでなければ、私は別に構わないです。ちょっとフォーマットを崩しかねないギリギリのタイミングで挿入されてる気がするおかしなアイキャッチも、許容範囲と思えます。場面転換の手法としてはあり得るものだし、それが私の目からは「あまり上手く奏功していないかな」と思えても、結局は主観の違いでどうとでも転びそうなので、それはそれとしておいていいと思います。ですが…主題がどうにも見えにくいこと、それを象徴しているかのようなキメラっぽいサブタイトルは…自分にはどうしても引っかかるんですね。

 まかり間違うと、「サブタイもシナリオも、切って貼っつけただけになっているような…」という印象を持たれかねないのは、やっぱりマイナス要素のような気がするんです。少なくとも、私には「そうではない」という証拠を見つけることは、遂に出来ませんでした。

 監督は心外かも知れませんが、今回私は、「とても初期のらきすたっぽい」という感想を持ちました。あの時は、4コマ原作だからそうなっているのだと、そう思っていましたが…。できればストーリー漫画原作ならではの展開を、お待ちしたいと思います。
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
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コメント
この記事へのコメント
私見ですが...
いまさらですが、どうにも"かんなぎ"は話によって面白さにばらつきがあるように思えます。
それも尋常じゃないギャップで、です。

楽しめた話というのは、当たり前のことですが、ストーリーが抵抗なく頭に入ってきました。
一方で楽しめなかった話では、どうもメタな部分がちらちらと姿をみせるんですよね。
それは、製作者の頑張りが空回りしているように見える部分であったり、ネタに走りすぎている部分だったり。
どうしても原作の良さと製作者のやり方とに食い違いがあるように思えて、どれもこれも一様に見ていて"痛い"です。
そしてそのせいで、原作ファンにとっても新規の視聴者からしても「不親切」な作りになってしまっている気がします。

個人的には今現在、第01話がベストです。ストーリーの導入部として、とても調和のとれた話であったと思います(いろんな意味で)


ちなみに私は原作既読者ですが、原作の時点からサブタイトルの意味が良く分かっていません。
2008/12/07(日) 03:00:05 | URL | あるかさ #9WAugNKs[ 編集]
響鬼流でいくなら・・・
自分流でいけ!ですよ!
てりぃさんは、周りとのギャップに板ばさみになられているようなので・・・自分流でいって欲しいです、はい。
2008/12/07(日) 21:18:55 | URL | セトラ #QBs7AdsI[ 編集]
いいもの探しなのか自分探しなのか…
>あるかささん

>尋常じゃないギャップ

あははは、私も、似たような思いは持っておりますが…「それを言っちゃあ、おしめぇよ」かなぁと思いまして…。

まあ、それを言わなくても、グダグダと上記のように記事を書くこと自体、あまりどうかなぁと思っておるような次第でして。本当に、第六幕で、一つの区切りにするかどうか考えます。

>第01話がベストです。

私も、今のところそうですねぇ。世間的にどう言われたかは全く知りませんが、私の感想としてはアレぁ掛け値無しに素晴らしい出来だったと思います。

>原作の時点からサブタイトルの意味が良く分かっていません。

あれ、そうなんですか?困ったな、そりゃ(笑)。


>セトラさん

>周りとのギャップに板ばさみになられているようなので

あれ、そう見えてます?う~ん、困ったな。決してそうでは、ないんですけれど。

世間的に、今回の「かんなぎ」がどのように評価されているのか、私はほとんど目にしていません。元々3週間以上遅れということで情報を封印していることもありますから。だから、ギャップに苦しむどころか、そのギャップを感じる機会もろくにないです。そもそもギャップがあるのかも知らないんですが、世間的には評判良いんですか?そうだとしたら、それはそれで結構なことですね。

元々、他の人がどんなにつまらないと言っても自分が面白いと思えば誉めちぎりますし、逆に他の人がどんなに面白いと言っても自分がつまらないと思えば褒めたりしませんので…。そのギャップに苦しんでいる、というのは、少なくとも今の私に関してはあり得ないんですよ、ハイ。

私が苦しんでいる(ように見える)のは、「以前別な作品で素晴らしいスキルに惚れ込んだ人」の新たな作品に対して、存分に自分の愛情を注いだ記事が書けないでいるという、その一点に尽きます。憎しみに転化するようなことにはなりたくないので、その「潮時」を探っているのが現在、というところでしょうか。

ご心配頂き、ありがとうございます。でも、この通り、自分流ではありますし、そのうち落ち着くと思います。
2008/12/07(日) 22:36:46 | URL | てりぃ #O8jQI81I[ 編集]
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