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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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かんなぎ 第四幕「シスターズ」
 「書かない」という選択肢も自分にはあるのですが、とりあえず評判がそこそこ良いらしい第六幕までは継続したいと思います。

 原作未読(その方が楽しいことが多いため、今回も読まずに挑んでいます)な上、4週進んでいる最速組の情報も可能な限りシャットアウトしているため、私はマヂで知らないのですが…まさか、ナギ様って、本当に「アイドル」を目指すんですか?えー。それで、あのOP?……それは、ちょっと、あんまり直球過ぎでは……。

 いや、ひねるのが至上、とまでは言いませんし、直球でも十分に楽しめる作品もあるんですけど…OPについてはてっきり「ある程度ひねってああなってる」と思いこんでいたものだから、ちょっとショックで…。や、自分で勝手に思いこんで自分で勝手に落ち込んでるだけなので、放置しておいて下さい…。orz
 
 ざんげちゃんの色々をフィーチャーする、な話。映像的には非常に安定してますし、美しい色彩の表出、動きの表現なども大変良くできています。夜の色合いなんかは、割と好きですね。ストーリー上も、特に難解なところはありません。


 …自分の素直な感想、としては、恐るべき事にコレで終わってしまう、というこの事実。


 あの仁とナギの悪食っぷりなどの小ネタもあるにはあるんですが…ちょっとリアルで胸が悪くなる食生活ですね、これ。あと、アニメ業界の大家をおちょくってでもいるかのような表現が、一部で良くも悪くも話題になったそうですがそれはこの回の本質的なものとは何の関係もない些細なハナシであるとバッサリ切り捨てとうございます。そういうのが好きな方によくあるような「ちょっとした悪ふざけ」の域を出そうにないあのワンカットが、何故にああまで話題になるのやら、私には全く共感できませんです、ハイ。や、まあ話題になってしまったものはしょうがないですし、ああいうことをやれば「悪意を持っていると見られる立場なのだ」ということを、制作陣の皆さまが理解して、次回から気をつければそれで終わりのハナシだと思います。


 私にとって真に問題なのは、この作品の「面白さ」という部分に、自分がどうにもフォーカスしきれないでいる、という事実の方なのです。


~~~


 アニメ経験が豊富、とは決して言えない、限られたものしか鑑賞してない私ですので、引き出しが少ないのはどうぞご勘弁頂きたいのですが…また、うる星のことを思い出しました。ざんげちゃんて、うる星でいう「ランちゃん」なんですよね。ラムの幼なじみ、同じ宇宙人にして、彼女に相当近い位置にありながら、彼女に対立する部分を持っていて、作品の主人公にちょっかいを出す、という。

 「ランちゃんちっとも悪くない。世の中こちら向き」

…というコピーが当時ありましたが、秀逸だと思います。表面的にはあくまでブリッ子キャラ、しかしその天然にして全く自己を省みないという自己中な部分があって、中身はかなりドロドロの状況になっていて、ある意味最強にしてある意味最凶の存在。あの突き抜けッぷりは、キャラの好き嫌いを大きく越えて、作品に広がりを与えることに十分な寄与を果たしていたと思います。

 ラムもランも、どっちもまあ破天荒なキャラなんですよね。ラムだってマトモなキャラクターではないし、ランだってそう。個人的な好き嫌いを抜きにすれば、どっちもどっちです。だけど、突き抜けているがゆえに、何となく「そういうもの」としてフィクションを受けてしまえる説得力がありました。どうせリアルの理屈は通用しないんですから、「そういうお話なんだ」ということで、流してしまえるんですね。

 そういう「問答無用」の部分で世界を作っておいて、ほんの少しの「リアルな情感のやり取り」をふわっと残す。そういう技に、高橋留美子さんは非常に長けていたと思います。ありゃあもう反則の一言ですよ。ええ、ええ、もう当時はリアル厨房でしたから、どんなに胸をもきゅもきゅされたことか…。



 対して、この「かんなぎ」ですが。



 別に「うる星」と比較する必要なんて微塵もないんですが、似た状況に置かれているこれらのキャラに注目すると、ちょっとだけ自分の中で落ちるものがあった気がします。ナギさまもざんげちゃんもね、「問答無用」というところまでは、私の中では突き抜けられていないんですね。突き抜けるのがいい、というハナシなのではなくて、突き抜けてなくても「理解できるキャラ」ならいいわけですよ。だけど、彼女らは、どうやら突き抜けてはいない。そして、「突き抜けていないから些細な行動の意味が気になる」という、構造的な問題を抱えているんじゃないかなと。

 ラムは、あたるに押しかけ女房をしたのは「問答無用」であって、惚れた理由も「問答無用」。そこは、詳しくは語られません。が。その後、どこまでもそれで突き抜けようとする長いエピソードの重なりがあって、有無を言わさぬ定着があって、その後にランの登場があります。だから、誰もそれに異を唱えない。

 ところが、かんなぎではまだ第4幕です。ナギが仁の下にいるのは「問答無用」ですが、彼女が仁に対して抱えている感情がナンであるのかについては、問答無用どころか全く語られていないに等しい状況です。産土神としての「我が子」なのか、同居人以上の何らかの関係なのか。これはナギも仁も明瞭に意識していない部分なのでしょうが、悲しいかな視聴者である僕らにも全くと言っていいほど伝わっていないと思うんですね(それとも、原作を先まで読んでいればもう少しわかる話なのかしら…)。もし、その辺は割とどうでも良い話であって、今回が「ナギとざんげちゃんの対立」だけを描こうとしているのなら…その対立の中心部分に、ああして仁をダシに使う理由が無くなります。仁にちょっかいをかけなくても、普通に張り合えばいい。仁が「ナギにとって微妙な存在」であればこそ、ああやってダシに使う意味も効果も出てくると思うんです。こうした、どうにもならない据わりの悪さが、自分の中のモヤモヤの原因らしいんですね。


 まあ、何も考えずに見ている範囲では「悪い作品」とは思いません。が、レビューを書く対象としてどうかと言えば…現状ではちょっと厳しいかな、というところですね。私がレビューを書かなくても大いに評価されている作品はたくさんありますので、本作もそういう作品の一つなのだろう、ということでご勘弁頂きたく。





 それにしても、つぐみはいいですなぁ(唐突だなオイ)。彼女はそれこそ「問答無用」で普通人なので、何も悩む部分が無くてすむので助かります。食べてみたいぞ、卵焼きのおひたし!(ぇー
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
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テーマ:かんなぎ - ジャンル:アニメ・コミック

コメント
この記事へのコメント
http://image21.bannch.com/bs/M302b/bbs/244489/img/0116293923.jpg
なんですかもう みんなしてさわぐからこんなことに
2008/12/05(金) 22:01:08 | URL | あると屋 #-[ 編集]
えー。
>あると屋さん

なんすかそれ!いや、まあ、確かにかんなぎ近辺は、ここ数ヶ月だけでも色々とありましたけれど…アニメ叩きとか、それが巡り巡って原作者叩きとか、そういう動きまであったのでしょうか?スイマセン、遅れ視聴組のサガで、あまり情報は拾っていないんですよぅ。

そういう世の動きとの関連の有無によらず、早いご回復を祈念しております。
2008/12/06(土) 13:48:32 | URL | てりぃ #O8jQI81I[ 編集]
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