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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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かんなぎ 第三幕「スクールの女神」
 本日は、割と短め&フツーの感想風味で。

 今回は、仁の生活=「日常的にもユカイな学園」という、そういうフリなんでございますが。…ナンと申せばいいのやら、見ていて間違いなく確かに楽しいのですが、自分としてはもうちょっとだけ「何か」が欲しい、そういう感想になります。

 ナンだろう。学生生活を彩るキャラクター達のエキセントリックな(=美味しい)部分に、せっかくスポットが当たっているのに、映像の方がどっちかと言うと妙におとなしいように感じた、というのがその理由なのかも知れません。個々のシーン、ピンポイントでは「キタ!」という瞬間もたくさんあるんですけどね。例えば今回ラストとかは、演出的にも引きの持ち味的にも大変グッジョブでございまして、とっても美味しく頂きましたが…。全体を通して語ろうとすると、やっぱり何かおとなしい印象になっています。
 
 これは前回も感じたことなんですが、「どこにフォーカスしようとしているのか」が、自分には掴みにくい感じがありますね。美術部のユカイが焦点なのか、つぐみの淡い恋心がポイントなのか、自覚的には神なのに能力的には限りなく人間に近いナギの苦悩がテーマなのか、或いはそのどれもが今回の山場なのか…。盛りだくさんなの自体は悪いことではないと思いますし、楽しいアイテムが一杯詰まったおもちゃ箱、というのも魅力的だとは思うのですが…そのどちらも、今話に対する自分の感想としてはしっくり来ません。大笑いしながら見ていたけど、終わってみたら何だかとっちらかったままだったかなぁ、というのが一番近いかも知れません…すいません、こんな感想で。

~~~

 うる星やつら、というマンガがありまして。それ自体は皆さん、少なくとも名前くらいは聞いたことがおありでしょうし、「浮気の虫・諸星あたると、押しかけ女房宇宙人の鬼っ子・ラムの織りなすドタバタラブコメマンガ」というくらいの認識はお持ちと思います。ですが、連載当初は、そういう方向性ではなかったそうなんですね。や、もう二十年以上も昔に読んだ話なので、何か間違っているかも知れませんが…私の記憶が確かならば、うる星やつらは「浮気の虫にして災厄の固まり・諸星あたると、その幼なじみ・三宅しのぶが織りなす、ドタバタラブコメマンガ」というのが本来の方向性だったはず。その証拠に、マンガの連載第二話は妙な悪魔の登場する話ですが、ここにはラムは登場せず、あたる・しのぶ・錯乱坊のみをレギュラーとして話が進みます。ラムは、本来は第一話のみのゲストキャラ、あたるに押し寄せる災厄の一つ、としての位置付けだったんですね。

 しかし、第三話でラムは華麗に復活を果たし、以後レギュラーキャラとして定着します。元々ヒロインだったはずのしのぶは、それでも最初は三角関係を構成する重要なファクターとして描かれていましたが、面堂の登場辺りを境にその役目を終え、次第に影を潜めていき、誌面に登場しない回さえ頻繁に出てくるようになります。…まあ、不憫なキャラですよね。でも、既に連載も終わって久しいうる星やつら、その全貌を知っている僕らが振り返ってみれば、その転換はやむないことだったんだろう、と思えてしまいます。だって、しのぶヒロインの作品では、あそこまでの作品の広がりは期待できませんでしたもの。牽引力、とでも言いましょうか。いるだけで勝手に物語が動き出す、そういう力に欠けるんですよ。宇宙人であり鬼っ子であり電撃であり虎縞ビキニであり…それだけでもラムは十分「キャラ立ち」としてはお釣りが来る状態だってぇのに、更に「そのバックに控える地球人類未知の領域」の引き出しを、存分に使えるなんてぇオマケまで付いてくるんですよ?そりゃ、しのぶのような一般人が敵うわけがないのです。メガネたちクラスメートが、押井節全開のアニメではレギュラー化するほどのキャラに変貌を遂げたのに対し、原作マンガでは今一つ息吹を吹き込まれ切れずに消えていったのと、同じなんですよ(実際のところは時系列は逆ですが)。作品の中で生き残るキャラであるためには、当たり前の凡人であってはいけないのです。


 翻って、今回の話。


 ナンか、足りない感じがするんです。見たところどのキャラにも、十分にエキセントリックな側面はあるんですけど、今一歩、何かが足りない。少なくとも、私にとっては「このキャラのここにスポットを当ててレビューを書き散らしたい!」と思えるところが見当たらなかったんです。私が一番非凡さを感じたのは、やはりラストシーンだったかしら。それが、そこに描かれるキャラの非凡さではなくて「状況の非凡さ」だったのが興味深いところですけどね。…そうなんですよ、キャラとしての非凡さは筋書きを見てればわかるんですけれど、それを一目で実感として伝えてくれるような、「非凡溢れる画面」が欲しいんですね、私。ナマ言ってすみません。でも、残念ながらそういう感想に、今回はなってしまいました。

 繰り返しになりますが、今回も見ていて楽しかったのは本当ですよ。何度も大笑いしながら見てましたとも。だけど、自ずとレビューを書きたくなるだけの何かを感じることは、今回はちょっとできませんでした。ひょっとしてこういう回が続くことになると、申し訳ないですけどレビューも縮小方向、になっちゃうのかなぁ…。

 それはそれとして、つぐみ頑張れ、超頑張れ。弁当の卵焼き、美味しかったよ!(いや、オレは食ってないけどさ…)がぶり寄るはっちゃけキャラ達に負けんな!とかナンとか、結局凡人がいいのかどうかよくわかんないままに今回はおしまい。こんなんでスイマセン。
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テーマ:かんなぎ - ジャンル:アニメ・コミック

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