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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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ヱヴァ「序」見た。
 あの興奮を追体験。

 DVDは土曜日に届きました。ただ、子どもたちに見せるのは、ちょっとまだ早いような気がして、彼らが寝てからの鑑賞を企図。ところが、今我が家は、遅ればせながらの「少年ヤンガスと不思議なダンジョン」祭りとなっていまして、子どもらが寝静まってからは妻がダンジョンを進む時間(笑)になっているんです。

 考えあぐねた挙げ句、正攻法で真っ正面からの突破を。

て「今晩もダンジョンを探索?」
妻「んー?そのつもりだったけど、何かある?」
て「いやね、ヱヴァが届いたんだけど、一緒に見ないかなって。
  …興味、ないかな?」
妻「いや、ないってことはないけど…
  今見た方がいいの?」
て「今じゃなきゃダメってことはないんだけど…
  届いたその日が一番アツイから、さ。
  後回しにするとズルズルと見ないことになりそうで」
妻「そっか…じゃあ、時間決めて見るかい?」

 鑑賞フラグ立ちますた(笑)。
 
~~~

 いやぁ、面白かったですねぇ。劇場でも感じたことだけど、映像の密度が濃い濃い。至福の一時間半を過ごしました。ただ、妻と一緒の鑑賞だと、「感情を溢れさせたい瞬間」に、どうしてもオートガードがかかっちゃうところが良し悪しでしたナー。「この思いを誰かと共有したい!」という気持ちと、どっちを優先させるかってハナシなんですが…今度は一人の時に見よう(笑)。

 あと、今回のこの「再構築」が、シンジの「それでもエヴァに乗る理由」にフォーカスしていくように組み直されているのも、再確認しました。何度も参照されている、庵野監督が制作発表に当たって公表したコメント中にもそのように受け取れる記述があるんですが…。

「エヴァ」はくり返しの物語です。
主人公が何度も同じ目に遭いながら、ひたすら立ち上がっていく話です。
わずかでも前に進もうとする、意思の話です。(以下略)


 それを表している部分は、端的なところではラスト付近、「対ラミエル一射目」が不発に終わり、反撃を受けた後の「這っていくエヴァとシンジ」のシーンが非常に感動的・印象的なんですが、それ以前のシーン、基本的にはテレビ版にもあったカットをリビルドしたシーンにも、そういう風に読み替える構成が取られている気がします。

~~~

 テレビ版の第参話「鳴らない、電話」では、最初に「目標をセンターに入れてスイッチ…」のシーンが出て来て、(サキエル戦で相当な心的負担がかかっているだろうに)よくまた乗ってくれる気になりましたね、と訊くマヤに対して、リツコさんがこう言います。

人の言うことには素直に従う。
それが、あの子の処世術じゃないの。


 ところがその後シンジは学校でトウジに殴られ、シャムシェル戦で辛い目に遭い、命令違反をミサトに責められて…その結果、第四話「雨、逃げ出した後」で逃避するわけですね。諜報部に身柄を拘束されて、遂に第三新東京市を離れる一歩手前まで行く。でも、電車を待つ間に閃く「頑張ってね」というミサトの言葉に、彼は何かを感じて…「ただいま」「おかえりなさい」と言い交わす、静かなクライマックスシーンに繋がります。これが、第参話~第四話の中でひとまず完結する「閉じたテーマ」になっているわけです。冒頭で、「シンジがエヴァに乗る理由は単なる他者への迎合なのか?」と問いかけておいて、逃げ出しても当然の理由をいくつも突き付け、それでも「激励」「期待」などがシンジに再度乗る決心をさせるという、緩やかながらもはっきりした章立てになっています。

 一方、今回の劇場版では第四話後半に当たる部分は大きく改変・カットされていて、この「閉じたテーマ」の終結がなされないままにラミエル戦になだれ込むんですね。つまり、シンジが「それでもエヴァに乗って戦う理由」は、第四話に当たる部分ではまだ示されていないんです。だから、その分の重みも全部背負った格好で、途方もない難敵ラミエルに対して「それでも立ち向かうシンジ」の姿に力点が置かれているわけです。

 そこに向けてストーリーを流していくために、上記で挙げたリツコのセリフも、トウジがシンジを殴ったシーンの直後に置く、という構成が取られました。テレビ版でも「本当にそうなのか?」と思わせたリツコのセリフは、この劇場版では「いや、そんなわけないだろ!だって、殴られてるんだよ?!」とまで強く視聴者に思わせる、そういう位置に挿入されているんです。

 今回のリビルドで、シンジはかなり強くなったように見える、という意見を聞きます。それは多分、上の例のように、「辛い思いをするシンジ」と「彼がそれでもエヴァに乗って戦う姿」とを、絶妙のコンビネーションで見せているからではないかと感じるんです。「理不尽に辛い目に遭って」、「人からも傷つけられて」、「父にも認めてもらえなくて」、「死の一歩手前まで行って」、それでも、ここで逃げるわけにはいかないと、弱い自分を奮い起こして、彼は、立ち上がるんです。何度も、何度も、何度も…。




 進化した3DCGと融合した緻密なグラフィック、計算され尽くしたスコアを極上のオケで演奏した文句なしのBGM、センスとこだわりを存分に注いで組み上げられた総体のアピアランス…この映画に対する賛美は、あらゆる方面において尽きることがありません。そして、やはりそこで一層光り輝く「制作者が伝えたかったこと」もまた、賛美に値するものだと私は考えます。何故、エヴァは再構築されたのか。彼らは再び、何を作ろうとしているのか。それらを静かに胸に抱きつつ、続編の報せを待ちたいと思います…。
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
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