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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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AIR 第九話 つき -moon-
 先週までの「滝漏れ」はね。




 …本当の「滝」なんかじゃなかったんだよ?


 知ってた?




 ふんぬがあああああああ!途方もなくおっきな水たまりが足下にぃぃぃ!!しかも全部塩水だぞおおおおおぉぉぅぅ!!



 ↑字が重なってお見苦しいのは「仕様」です。
 布団には入ったものの、結局ロクに眠れないまま夜が明けてしまいました。こんな状態で仕事なんぞやってられるかっ!休みたい。これほどまでに仕事が辛いと思うたことはない…(笑)。

 さて。今日は長いですよー。今日は、ってゆーか、だんだん長くなってますよね(笑)。これでも1/3ぐらいは書きたいことを削ったんですけども。

 視聴中は、ゲームでしか出てこないモチーフも、私の中ではバシバシとリアルタイムで脳内補完されているため、もうものすごいことになってます。例えば、アニメではついに「裏葉も柳也のことを神奈と同じくらいに好いている」という明示的なセリフ・描写は入りませんでした(さすがにあの中に押し込むと唐突な感じがするでしょうし)が、私の頭ン中ではデフォルトでラブラブモード でシナリオが進行しています。それが「独立したアニメ」をレビューする上では決して正しくない、とわかってはいますが、さりとてスイッチを切り替えるみたいにはいかないですよ。しょーがないっす。

 だから、自分的にはもう最高潮の評価の高まりなのですが、初めて「AIR」に触れている方は、どこまでこの気持ちを共有できているんだろうな、と。心配になるところではあります。絶妙の収め方とは言え、やっぱり落ちてるセリフやモチーフはハンパなく多いですからね。これをアップしたのち、他のブログの評判も見て回りたいと思ってます。個人的には、「『あの長いシナリオをこの短い尺によくぞ収めた』という評価は、この仕事にこそふさわしい」と最大限評価しております。

 では、順を追ってツボったシーンを。

○駆け寄ろうとして八百比丘尼に制止される神奈。
 こういう、一瞬だけどすごく心理描写に影響する部分を、ちゃんと丁寧な動きで示す辺りが、さすがという感じです。おかげで既に目が潤んでいる私(笑)。

○射抜かれ、怒りの形相で力をふるう八百比丘尼
 お母ちゃん、顔が怖いよ!キますね、これは。Aパート序盤で早々にあっさりと射抜かれちゃったのにも度肝を抜かれましたが、その後のこの形相には総毛立ちました。

 続いてふるわれた「力」のものすごいこと。残酷な死に様やグロテスクなものをほとんど「絵」で示さなくとも、十分に想像力をかき立てられる描写です。為す術も無く吹っ飛ばされる兵士たちの恐怖が、こちらまで伝わってくるようでした。「翼人の力」のすごさを思い知ったか!タブーな「絵」を生で示すことが「表現力」だと勘違いされているような風潮もある昨今、「真の表現力とは何か」を提示されたような気がいたしました。

○母子の別れ
 「ふれてはなりませぬ」
 「いやだ!いやだいやだいやだ!」

 第一波襲来。・゚・(ノД`)・゚・。これで泣くなっちゅー方が無理だろー。しかしそんな中でも、決して感情に問いかけるのみでなく、心憎いカットが続きます。例えば、

 「できるなら、あなたには翼人の定めなどとは無縁な、
  ただの娘として生きて欲しかった…。」

 というセリフとともに、神奈の頬をなでるシーン。この構図が見事。神奈と月を対照しているのが、見た目の美しさだけでなく、非常に大きな重みを持って心に響きます。

 また、祝詞(のりと)の内容を聞きとがめて

 「星の見る夢?なんのことだ?」

 という柳也のセリフ。これ、ゲームのシナリオには存在しません。全体を読み解きやすくするための、サービスですね。美凪編の終盤の展開を思い起こすと、つながる部分が見えてくると思います。

 また、星々のパンが…ひょっとしてヤマトか?八百比丘尼役の藩恵子さんは、劇場版「ヤマトよ永遠に」でスターシャの娘サーシャ役を演じておられますし。年月を経て、お母さんのスターシャそっくりに娘が成長した…そんな錯覚にとらわれた一瞬でした。


 そして。


 お手玉キター!

 BGMに月童もキター!

 「上手ですね」キちゃったー!



 第二波襲来ー!!ヤバいって!マジでヤバいって!!


 「母上が嘘つきになるであろうが!」


 続けざまに第三波襲来!さっきのよりデカいぞ!ええい!京アニのアニメは化け物かっ!…畳み掛けるように続く悲しいシーンに、私の心は崩壊寸前でした。…これでまだAパート序盤ってどういうこと?


○もう一つの別れ
 「願いはあるか」

 身構える私。無駄ですけど(苦笑)。真の願い~命に代えても神奈を無事に逃がす~を心の中でつぶやいて、裏腹に呑気な夢を語る柳也、そして裏葉。ここの柳也と裏葉の演技(アニメなので、映像表現と声優の演技の合体技、ですが)が非常にキます。また、「はじめて海を見る神奈」のイメージシーンが素晴らしい!そして、海原を飛翔する鳥に伸ばした神奈の手と陽光が重なった刹那、一気に現実へ引き戻される松明の光へとオーバーラップさせたり。見事です!「海に行くことなど叶わぬ夢」という切迫感が、怒濤の勢いでがぶり寄りますよ!

 「これは"夢"であるな。余の夢だ」

 ああああああああ ←既にどうしていいかわからなくなっている

 「余の最後の命である。
   ↓
  末長く
   ↓
  幸せに
   ↓
  暮らすのだぞ」

 表情四段変化!なんつーモノを見せてくれはりますかー!!しかもその後の神奈の飛翔、飛び交う調伏の呪文、翼人の力、まとわりつく呪い、いかけられる矢、そして…。アニメーション表現、ここに極まれり!私は間違いなく、この10年内で最高のアニメーションと対峙しているのだっ!!

○翼人語り
 後半はAIRの物語の根幹に関わる種明かしです。それだけに、短い中でどこまで説得力を持つ内容を示せるか、が一つの鍵でございました。私は、大変よくまとまっていたと思います。ゲームと同じく、提示された内容をよく咀嚼して観鈴との関連性を頭の中で構築する必要はあると思いますが、そのために必要な材料はほぼ出揃ったのではないかな、と。

 表現の方も全然手を抜いてません。悪鬼と化した柳也の怖い目が、裏葉から「神奈の声が聞こえる」と言われて刹那に緩む描写とか。加持祈祷により垣間見えた「神奈が見ている夢」の表現とか。子を作るって、え、裏葉が手伝うって、え、え、ええええ?とか思ってる間に過ぎてしまった「ちょっとオトナの表現キター」とか(笑)。

○そして、最後の別れ
 りゅ、柳也さま…おやつれになられて…。コメント内で荒谷様が仰っていたのは、これだったのですね…。キャラクターへの愛情が深ければ深いほど、これは心えぐられるシーンでございます。しかし、逆にこの描写がなければ、「呪い」の恐ろしさを真に迫って示すことは難しかったのではないでしょうか。まさしく断腸の思いで瀕死の柳也を描ききった荒谷様をはじめとするスタッフの皆様の心意気、確かに受け取りました!

 「忘れてもいいんだ。神奈のこともオレのことも。」

 もう第何波かわかんねぇけどキター←もうヨレヨレ

 「さあ行こうか裏葉。あの空の向こうで、神奈が待っている。」
 「ええ、お供しますわ。どこまでも。」

 大好きです、このシーン。ゲーム中でも何とも言えぬ気持ちにさせられた、屈指の名場面。それを、非常に美しく昇華して頂いて、もう何とお礼を申し上げてよいやら!ブラボーだ!ブラボーですよ!

 さあて。多分、これでは終わんないよねー。第七話のラストがああだった以上、今回もそれで終わらないことは承知の上!さあ濃いもとい来いっ!

 (夏影)~♪

 構えてたって全然ムダでしたー!がおー!がーおーーーー!!!(T▽T)

 さあいよいよ物語はAIR編に突入!さあAIR初体験の方々いかがですか!AIR編の主人公は「カラス」ですよ!初めてでこの展開が読めた人はおるまい!(いたらゴメン)

 とりあえず「そらの声らぶりー!」「『よーいどんっ!』が…サービスしすぎだー!」の二点は吠えておきましょう。気合の入った作りこみも衰えず。ラストに「AIRのロゴのカットイン」を加えてある辺りもツボを心得た感じですし、何より「次第にクリアになる世界」がたまりません。全国で何人の人がここで

 「観鈴ちんキター!」

 と叫んだことか。それは、単に観鈴が再登場したことへの条件反射ではなく、素晴らしい展開に裏打ちされたものなのだと思いました。

 次週は「第十話 ひかり-light-」、ですか…。サブタイが重みを増していきますね。「ひかり」っつーことは、きっとあそこまで描くんだろうな…。一週間かけて、失った水分を存分に補給しておかねば。

※過去の記事についてはこちらのリンクからどうぞ→AIR特集~AIR記事リンク集
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コメント
この記事へのコメント
START ''AIR''
Q.AIRアニメの類似語を答えよ

A.神


まさにそんな感じのAIRアニメ

今回は翼人の戦闘で燃えて
神奈の胸チラに萌えてw
モニターが涙で曇って見えなくなり
最後の「AIR」で鳥肌が立つ

……そら見たことかっ!!←何がだ

いやぁーすごいもん見せて頂きました。自分の感想もてりぃさんとほぼ同じですw
翼人半端なく強えぇ…人々が恐れるのも分かりますね。法師達も命がけで呪法を唱えたのもまあわからんでもないです…普通の人があの力を見たら「悪鬼」としか見えようがないのかもしれません。
でも俺は大好きだぞぉぉおおぉぉぉ!!

柳也のやつれ具合はあんな感じと原作やったころから想像してたんですが…やっぱり絵で直接見せられるとキツイですね(泣)
あぁ、柳也様おいたわしい…
しかしSUMMERエンドは本当にきれいに締めてくれました。
柳也と裏葉の後姿がもう…(つД;)

そして、「AIR」…この演出が師叔ひかり輝いてるさっ!
よーい、どんは原作のこの場面には使われていませんが、あえてここに使うことによって、観鈴の最後の夏がよーい、どんでスタートすることにしたわけですな…あのゴールに向かって(;д;)

京アニスタッフの皆さんいやさ翼人伝承会の皆々様!
あなた達こそ翼人を語るに相応しい方たちはいませんよ!
神! 翼神!! かみかみっ!!!

来週も AIRで滝漏れ 悲しかな
されど最後は 幸せな記憶…

ああぁー木曜日金曜日バイト休みにして良かったw!!


長文駄文失礼しました。
それではまた~
2005/03/05(土) 01:09:34 | URL | はぐれDDRer人情派 #US7Is6OM[ 編集]
はっはっは
いやー笑い事じゃないですが、はぐれDDRer人情派さんも非常におアツい方ですね。当ブログ最長の記事に、これまたかつてないほどの長さのコメントを付けて頂いて、右横のスクロールバーが、ちょっとあり得ないことになってます(大笑い)。ホントに、そうさせるだけのパワーが第九話にはあったと思います。

しかし、これは来週以降続く、更なる打撃への序章に過ぎないわけで…。どうしましょう。この年度末の時期に、毎週金曜日に休暇が取れるわけじゃなし。「ゴール」後なんて、きっと魂抜けてますよ…恐ろしい…。

余談ですが、「でも俺は大好きだぞぉぉおおぉぉぉ!!」の辺りに、草野球が大好きな某パン屋の主人の面影を垣間見ましたが気のせいでしょうか(爆)。

コメント、ありがとうございました。またどうぞよろしくお願いします。
2005/03/05(土) 05:59:03 | URL | てりぃ #MbZWXbZ6[ 編集]
こんばんは
てりぃさん、初めまして&こんばんは。
前に何度かトラックバックを送った者です(笑)

AIRのPC版、PS2版とプレイして今回のTVアニメ版の方も見ています。
私はまだ9話目見ていないのですが、てりぃさんの感想を読んでいるだけで涙が出てきちゃいます。原作をプレイして大好きなだけ思い入れもあるので、本当TVアニメ版最高ですね!9話目を見るの、とても楽しみになってきました。

明日からはAIR編ですね。最高のモノを期待しつつ、DVD予約も忘れずにしたいと思っています(笑)ではでは、また遊びに来ます!
2005/03/09(水) 22:04:24 | URL | 月 #mFeHLbN2[ 編集]
ども
月さん、いつもTB&今回のコメントありがとうございます。潔いタイトルのページだなぁ^^;、と印象に残っております。

3月は仕事がそれなりに忙しいのに、こんなことに巻き込まれてしまって(笑)、本当に困ってます。どうしましょう。また金曜日は魂の抜け殻だよ。仕事になんないよ。

もう少しなので頑張ります(苦笑)。またいらして下さいね。
2005/03/10(木) 00:56:02 | URL | てりぃ #MbZWXbZ6[ 編集]
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★★★★★AIRサントラが素晴らしい出来です。AIR オリジナルサウンドトラック(AA)Aパート母と合流し、霊山を下山しようとする一行は合戦に巻き込まれます。弓矢は無常にも母の身体を射抜く。娘を守ろうと、母は翼人の力を解放して暴風を巻き起こし、兵をなぎ払いました
2005/03/04(金) 14:34:07 | えふにっき
AIR:母は知っていた─神などいない、そのさだめを愛していた─娘を触れれば全てを巻き込む呪いに身を焦がしながらも…ちくしょー。号泣ですよ・゚・(ノД`)・゚・つーかアレですよ。お手玉で泣かねぇ奴は、人間じゃねぇ。八尾比丘尼様が神奈様に旅の話をするようにお願い
2005/03/04(金) 20:20:58 | Phantom Moon
原作を知っているからこの展開は判っていた、けどもやはり辛いものがあるな。というのが今回の大まかな感想。知らなかったらマジで凹んでたかもしれない。 なんと言うか…。言葉では表すことの出来ない複雑な思いが今自分自身を覆ってます。 もう正直ストーリーが訴えかけて
2005/03/04(金) 20:46:33 | 汐録 -shiolog-
京アニはやっぱり神様です。もう、ホントにすごい。他に言葉が無いくらい。いや、展開は確かに早いが、スゴくきれいにまとまっているので気にならないし、むしろ、ゲームの冗長な感じがコンパクトになっていて好印象。加えて、神奈とママンのやりとり、神奈の見せ
2005/03/04(金) 21:14:17 | synthesis of life
社を飛び出した神奈、柳也、裏葉。旅を続け、まるで家族のようにお互いを思い、道中お手玉の練習に励む。あたりまえのような幸せな時間。霊山に付き、法師たちに背中を切られるも、神奈の母、八百比丘尼の元まで辿り着いた神奈でしたが母からは思わぬ
2005/03/04(金) 21:34:15 | ナナメから見てみる
AIR 2 初回限定版AIR 3 初回限定版AIR 4 初回限定版AIR 5 初回限定版AIR 6 初回限定版涙腺、開放状態…。体内の水分が枯れそう…。【つき ~moon~】苦労して母と再会したのに、しくしくしくしく…。翼人であるがためにこのような運命なんて辛すぎますね。
2005/03/04(金) 21:34:30 | Cosi Cosi
 (ネタバレ注意)・アニメ 『AIR』 第九話「つ き~moon~」 感想 「今度は三人で、踊りましょう」 「りゅう・・・や・・・どの・・・」 「よーい、どんっ」  ちょっと話についていけなくなってきました。今回は特に展開が早いような気がします。神奈の母上が死
2005/03/04(金) 21:52:32 | 毎日がEveryday +Resolutions+
Summer編クライマックス。ゲームでは、Summer編はそんなに泣けなかったよ
2005/03/04(金) 22:02:02 | NAM1978.cocolog
 柳也様カッコイイ!萌え萌え!(^^)  (とある方を召還する詠唱実験ですの無視して下さい)  結末に対する自信の表れ。  他の方の感想を拝見しますと、どうやら
2005/03/04(金) 23:37:30 | 『遍在 -omnipresence-』
今回で過去編終了。そして・・・。・・どうしても最後のアレで混乱しちゃってるんだけど、とりあえず過去編から。いや、「とりあえず」で済ませられるモノではなかったですけど。神奈の母親が射られる辺りは、また展開早すぎかな?とか思いましたが。その後のお手玉シーンの
2005/03/05(土) 12:28:42 | 今日のブログ 明日のグラブロDESTINY
 #9 「つき-moon-」 最近は滅多にアニメを保存しないのだけど、AIRはDVDに録画して残そうと思った。でも毎週DVDに移すのは木曜日。あと数時間でAIRの新しい話が放送されますよ、という時間になってダビングする。それはなぜか。HDDの容量確保の為なのです。 AIRはハイビジ
2005/03/06(日) 10:54:37 | アニメ見てますか?....見切れませーん。
● AIR 第9話「つき -moon-」。話の理由とか骨格が、ようやく視聴者に説明されました。こういう話だったのかぁ。八百万の神を認めるのが日本の良いところなのに、神を一つにしようとするなんてー! ● とにかく、神奈(かんな)さまが、切なくて、美しくて。台詞とか場面思
2005/03/08(火) 23:13:00 | いぬ日記