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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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恋すれば見えず、恋せざればまた見えず
 基本的にノロケも嫌いではない性分なので、ついつい自分の「嬉し恥ずかしい過去」とかをネタのとっかかりにして書いてしまうわけだが。

 まだ若かったあの頃。思春期真っ盛りの私は、「恋というものは一種の盲目的な状態に陥るものなのだ」と思っていた。そして、今と違ってかなり潔癖性の度合いが高かったため、「盲目的に何かに入れ込むのはバランスを欠いた行動であり、あまり誉められたものではない」と思っていた節がある。

 これは、今になって検証してみても、実際そのとおり、と思わされる出来事には枚挙に暇がないほどであるし、まだ人生経験も浅いナマなガキにしては、よくまあ達観していたものだと我ながら思う点もある。しかしながら、「それこそが世界の真理」と断言できるかと言えば…恐らく、答えはNoだ。

 しかし、万事を両断して省みることを知らず、「世界にはたった一つの真理があるはずだ」と、それこそ「妄信」していた私には、上記のような自分の考えを矯正する機会になかなか恵まれずにいた。当然の帰結として、少年・てりぃは「恋愛行動」をよしとしない。自分の中にたぎるマグマにフタをし、自分に思いを寄せる少女から目を背けて…。その少女こそ、後に生涯の伴侶となる女性だったわけであるが、その経緯についてはこの文章の主旨から著しく逸脱することとなるので今回は割愛する。(^^;;;
 
 さて、嬉し恥ずかしいハナシはあくまでもとっかかりなので、そろそろ本題に入ろう。

 恋愛に耽溺することは悪だ、としよう。悪い恋愛になってはいけないから、恋愛をする際には十分に注意を払わねばならない。相手の悪いところはきちんと指摘できるような冷静さを保ちつつ、常に客観的に自分と相手の距離を測り、溺れず、迷わず、熱くならず、常識的な行動によって関係を律し続けて…。

 そんなもん、「恋愛」であるわけがない。いや、中にはそういう恋愛もあっていいと思うが、それしか許されない、ということではあるまい。恋愛において、「周りが見えなくなる瞬間がゼロ」ということは、むしろ珍しいのではないか。

 私自身も、偉そうなことを思ってはいても所詮ガキの理想論。結局は恋愛に際し、相当に無様な日々を送った。人に散々迷惑をかけたし、相手にも不格好な自分を何度も晒した。理に適わない感情的なやり取りもあったし、自分だけが不幸なような顔をして失意のどん底に沈み周囲を道連れにしようとした。

 それは、良いことか悪いことかと言えば、「悪いこと」には違いない。だが、「許されぬほどの悪」だろうか。世界は、ちっぽけなガキの言葉も浄化できぬほど、窮屈で融通の利かないガチガチのものだろうか。そんなことはないのだ。世界はその底なしにも思える包容力で、独りよがりな少年の吐いたトゲを飲み込み、ゆっくりと溶かしていくのである。そうして、少年は、自分の痛みと人の痛みに気付きながら、次第に成長していくのだ。

 どんな無様な道のりも、自分の足で歩ききれば、それが軌跡になった。右も左もわからずにわめくだけの日々を暮らしても、過ちを糧にすることを忘れなければ、それが経験となった。自分の中の願望だけを外へと投げつける「偏執」は、人の思いも取り込みながら自分の中で温めていく「愛情」へと変わっていく…。不幸は、あった。間違いなく。だが、無駄ではなかった。今になってようやく、心の底からそう思う。あの無様な日々がなかったら、恐らく今の自分はなかっただろう。育てられたのだ、自分は。許してくれたたくさんの人たちと、世界とに。

 「恋せよ乙女」と思いながら、今度は私が誰かを許していこうと思う。無様であれ。独りよがりであれ。それに一つ一つ気付きながら、ゆっくりと階段を上っておいで。それが出来るなら、「愛する」ことは「何かを見せてくれる」だろうから。たとえいっときは「見えなく」なっても、その先に「見えるようになる」ものが、きっと…。



 うん。結局恥ずかしいハナシに終始してしまった気もする(汗)。文字通りの「恋愛論」、にしてしまってもいいか、うん。
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