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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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RE:キューティーハニー 地の巻
 現在進行形のレビューたち(しかも最近妙にどれも盛り上がってる)と同じウェイト付けで書こうとするといつまで経っても前に進まないので、とってもライトに参ります…。もう一週間以上前に見ていることでもあるし。

 天の巻を彩っていたどこまでもポップな感じ、意識的にデフォルメを強めて味わいの一つに組み入れていた手法は、かなり鳴りを潜めた感じに思えました。その部分が好きだったという人には、だいぶ雰囲気が変わったように感じられるのではないでしょうか。

 それは、この巻のテーマに「ハニーの葛藤」が含まれていることと無関係ではないでしょう。以下、その辺について少しだけ。
 
 警察組織を含む世の中の人々が「正義の味方」としてのハニーに対して望むものは、「完全無欠」であったり、「人々に迷惑をかけない第三者的存在」であったり…。「愛嬌」とか、「人間らしさ」とか、「情愛」などというものは求めていないんですよね。だから、戦いの中で人に迷惑をかけていたり、敵がそれをネタに人々を煽ると、簡単に非難の対象になってしまう。

 でも、如月博士から人として生きることを望まれたであろうハニーが最も欲するのは、「トモダチ」だったりするわけです。そして、その「トモダチ」と思っていた相手・夏子から、「トモダチ」であることを否定されてしまう、そのシーンがとにかく切ないです。

 夏子の部屋の、お湯を注がれているカップめんのカットは、ハニーに言ったのとは逆に夏子が帰宅まで食事を取っていなかったことを表しています。そしてここからの一連のシーンが悶絶ものです。カップめんのアップ→暗い部屋で月を見上げる秋子・その表情のアップ→暗い部屋でクッションを抱いて沈んだ顔を見せるハニーのアップ・そのロング→秋子のために用意した手付かずのごちそう、という展開は、きっちりと対称性を保っていて実に美しい。そしてそれだけではなく、その言葉や表情とは裏腹に、「秋子とハニーが部屋を隔てていても同じ思いで互いに向き合っている」というのがもーたまんないんですわ。

 ここがあるから、後半でハニーが暴走した際のやり取りが映えるんですよね。「本性を表した?青児」(どけ、秋警部、という普段と異なる物言いが震える!)に対して「本心を表す秋子」を組み合わせてくる辺りもたまらない感じです。いいところで出てくる百合チックなサービスシーンの是非は人によって評価が割れるかもしれないけれど、ここで疑問を持ったら負けかなと思っていいでしょう(^^;。つーか、キューティーハニーだもん、しょうがないでしょ。

 天の巻で見せた「スタイリッシュな魅力」というのも捨てがたいんですが、この地の巻には次で物語を完結させようという明示的な意思と、そのための流れを優先したことを強く伺わせますから、そういう方向で楽しむのが吉ですね。次回、更にダークな方向に展開されそうな予告もありますし、心して最終巻に臨むことに致します。



 …ところで、スカーレットクローがコスプレしたあきら様にしか見えないのは、しょうがないよね?ね?
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
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