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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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プリキュアの話~MAX HEARTのレビューに代えて
 えー。プリキュア、見るには見てるんですが、いちいち突っ込むほどのこともない(そこまでリキ入れる気にならない)ので、しばらく静観することとします。が、地下にもぐる前に、とりあえず現時点で気付いたことをつれづれに。
 MAX HEART第一話のレビューで出来が悪いと酷評したOPですが、これは曲そのものに対する出来・不出来よりも、あのムービーに対する不満が大きいのです。そこで、自分的に大絶賛、ハマるきっかけとなった無印時代のOPと何が変わったのかをじっくりと考えてみたところ、以下のことに思い当たりました。

 「無印時代のOPは、ムービーも歌詞と同様に、『単なる顔見知りから無二の親友へと関係を深めていく二人』に重点が置かれていた」

 何回か挿入される、ほとんど他人の雰囲気ですれ違う二人のカットや、瓦礫の中に倒れたほのかを引っ張り出そうとする満身創痍のなぎさには、激しく心を揺り動かされたものです。そして、「お互いピンチを乗り越えるたび 強く近くなるね」という歌詞。そこで描かれようとしていたのはまぎれもない「人間ドラマ」であり、かわいらしい小動物でも萌え萌えのキャラでもカッコいい戦闘シーンでもなかったのです。

 本編も、私の記憶によれば3~4ヶ月はそうしたドラマ寄りの雰囲気が濃厚であったように思います。未だに自分的には絶賛してやまない第8話のみでなく、「もし友達に正体がバレたら…もう今までどおりの普通の生活は出来なくなっちゃうのかなぁ…」と心底心配する二人が描写されたり、闇の子・キリヤとのふれあいの中で葛藤するほのかが描かれていたり…。こうしたちょっと大人向けのテイストが、お子様向けの仕様と絶妙なバランスをかもし出していたのが、懐かしく偲ばれます。

 しかし!それまでさんざん含みを持たせてきたキリヤを、カミングアウトしたその日に葬ってしまった辺りから、雲行きが非常に怪しくなります。それまでの人間ドラマはほとんど影を潜め、主人公二人の悩みも「明らかに実力に差がある強い敵にどうやって立ち向かうか」という単純なものへとすり替わります。しかも、その実力差はよくわからないうちにひっくり返されてしまうのがまた何ともアレなのですが、それは置いておいて。

 心理描写が単純化したこの時期が、一つのターニングポイントであったことは間違いないと思います。作画的にも相当厳しくなった時期でもありますから、単に製作が押したことによる質の低下である可能性も否定出来ませんが、私はこれは決して偶然のものではなく、「製作サイドの舵の切りなおし」だったのではないかと思うのです。

 似たような例としては、当初シリアス路線に傾倒していたゴレンジャーが、後半でギャグ路線に舵を切った結果、大ブレイクしたことが思い出されます。これはこれで一つの成功ですから、舵を切りなおすこと自体に文句があるわけではありません。「結局、お子様向けには、わかりやすい単純路線の方が受けがよい」という判断自体はあり得ると思いますし、十分に理解の範囲内です。

 プリキュアにおいて舵の切りなおしが許せない理由は、その切り方がどう見ても中途半端であり、「代わりにやりたいこと」が一向に見えてこないことです。

 先のゴレンジャーのようにギャグに徹してみるのもよいでしょう。どれみ#のように、未熟・目下のもの~ポルンを育てる展開にしてもよいでしょう。学園生活を謳歌しまくる二人を徹底的に描くのだってありだったと思います。しかし、結局プリキュア後半の展開ではどれもこれも中途半端であり、「見た後に何も残らない」というものがほとんどでした。

 それはなぜか。適当にやっても売れるから、小難しい話はやめて適当にやろう、そういう舵の切り方をしたのではないか?良いものを作ろうとしてリソースを投入せず、消化試合をやっているだけなのではないか?そんな疑念が頭をよぎります。もちろん私だって、それはさすがに考えすぎ、と思いたいところです。しかし、現行MAX HEARTのOPの歌詞が、「人間ドラマ」を放棄したあとも変更されずそのままになっていることは、大変象徴的に思えるのですが、いかがでしょうか。

 セーラームーン以来の空前の大ヒット、という報が空しく耳に響く中、これを喜んで見ている子供たちの心には何が残るかな、と切ない気持ちを抑え切れません。先のゴレンジャーも、私の心の中に強く残っているのは後半のギャグシーンではなく、突然の悲劇の中からあえて立ち上がろうとする、第一話の5人の姿だったりします。願わくばプリキュアも、シリーズ終了までに「人の心」を揺り動かすような、そんな話が1つでもあればいいのですが…。
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