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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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「演歌」について
 さぁて。どう考えても語れる事なんてないなぁ。つーかね、こんな苦行に身を投じているくらいならリトルバスターズをプレイしていやっほーぅ、KEY最高ーー!とか叫んでいる方が幸せなんじゃないかとかね、小一時間問いつm

 私がもっともっと若かった頃、演歌のことは「様式美に溺れて沈んだ『死んだジャンル』」なんじゃないかと、失礼にも思っていた時期がありました。実際、私が小さかった頃はまだまだ演歌が日本の流行歌の保守本流を占めていましたが、その後のフォークソングや70年代ポップスの台頭、歌謡曲へのテクノポップの方法論の導入に何度かのバンドブームを経た結果、「演歌」は小さなジャンルの一つにまですっかり縮小してしまった感があります。

 では、「演歌」はかつて私の思っていたように「死んだジャンル」なのか、それ故に衰退したのかと改めて問うてみると、今の私にはそうは思えません。
 
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 ある種の閉鎖性や古くさいイメージが演歌につきまとうことは否定しきれません。師弟の関係の中でみっちり修行した歌手が、しかし表舞台に出るためにはかなりの下積みと大きな運を味方に付ける必要があって。それでいて、奏でる音楽は今風の感覚からすると華々しさに欠けるものが多くて。歌う側も聞く側も、実に地味な、いや渋いものに見えてしまうんですよね。

 一方、演歌に代わってその時代その時代を彩ってきた流行のジャンルは、総じて派手さや華々しさを持ち、開放的なイメージがあります。一般人が「音楽」の舞台へと躍り出る機会はかなり増大してきましたし、その結果、音楽産業が広く大きく発展したことを考えれば、その功績は決して小さくはありません。

 ところがその「代償」として、曲は、ジャンルは、いずれも「短命化」の一途を辿ってきました。極めて短い時間に爆発的に売れることが良しとされ、消費されることこそが音楽であるかのような、そんなループが確立されてしまったのです。いっときは大いに持てはやされてもその後急速に忘れられて誰も見向きもしなくなる曲たち。2年ともたずにトップシーンから過去の遺物まで立場が変化してしまうジャンル群。本当に良いもの、時代を超えて愛されるものが、そこからはなかなか出づらくなっているようにも思えるのです。

 翻ってみれば、「演歌」は加速度を増す時代の変化にとりのこされてしまったジャンル故に、相対的に衰退したように見えたのだと思います。ですが、その中に「変化」が皆無かと言えばそんなことはありませんし、何よりも「円熟」や「熟成」という言葉がよく似合うような、一過性のものでは決して得られない「良さ」がその中には息づいています。演歌を良く知らなくても「上手い!」と一発でわかる歌手や、世代を超えて誰でもが知っている名曲などが、そこには数多く存在するのですよ。

 めまぐるしいスピードの高揚感に身を委ねるのも決して悪いことではないのですが、それだけのものは所詮過ぎてしまえばそれで終わりです。その後に、妙味や味わいの残る何かが感じられるもの。そういうものをこそ、愛でられる心を温めていきたいものですね。歌でも、その他の娯楽でも。それを見極められる目を養うことが、きっと次の良いものにも繋がるのでしょうから。

 さあ、それでは歌って頂きましょう。この若さの中にも、乗り越えた苦悩の果てに見えた光が、今日も眩しく輝きます。苦節7年、儚く消えた雪の思いに、愛しい人への変わらぬ心を込めて。雪国からやってきた期待の新人です、水瀬名雪、「一期讃日(いちごさんデイ)」!
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
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