FC2ブログ
Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
   来訪者数: since 2004/12/2...  現在人が見てます
電王 第19話っ
 「人から期待されているものを書けない状態」というのは、少なくとも僕にとっては結構辛い状態なんであります。「期待されること」や「よくやった!と言われること」は、まあ大概の場合は気持ちのいいもんナンで、そういうカイカンを増幅させるための元々備わっている機構に対して、ただただ従順に従っているだけなんですけども。「表現したい」という気持ちは、どうやったってある種の「自己顕示欲」と繋がっちゃってますし、このブログ自体もそういうものが動機の根っこにあることは否定できません。

 であれば、みんなが期待する方向に書くのが、最も自分の快感原則に則ったやり方なんだろうとは思います。最もアクセスがあるシリーズのみに対してレビューを書く、みんなが求めている方向に沿って記事を書く、例え自分の気持ちを曲げてでも、印象をすり替えてでも…おっとっと、ちょっと待てよと。「自分が思ってないこと」を書くのは、それはちょっと違うんじゃないのか?
 ちょっと電王とは直接に絡まない脱線話が続きますが、ご容赦頂いて。

 往乃さんの「まさかて」経由で、ほぼ一年前の他所様の記事「感動」という病を再確認しました。そう言えば読んだ記憶がありますよ、この記事。視聴者が求めるのにただ従って、どんどん歪曲されていく報道の在り方には、背筋に寒いものが走る思いです。当時も感じたそれを、今また感じた以上、それと同じことを私がやるわけにはいかんと思うのですよ。例え多くの人が求めない形であろうとも、自分自身の規定したものに従って、自分しか書けないものを書く。それが、ブログという仕組みを、自分に背かず利用する方法論だと思うのです。

 また、「感動」というものが「能力」である、というお考えには、私も大きく賛同するものであります。そして、その「感動」のみならず、あらゆるものに対しての「感想」というものも、また一つの能力であると思うのです。何かを見た時に、どういうものを読み取るか、そしてそこに何を感じるか。その過程にはその人の「個性」が大きく絡みますが、同時にその人が得てきた経験の積み重ねが生きてくる、「能力」としての「感想」が存在すると思うのです。特にこの4月以降、自分の「感想」という能力の衰えをひしひしと感じてやまない私ですが、それでもやはり自分が思っていないことは書けませんし書きません。そうまでしてアクセスを集める行為には、何の意味もないと思いますし。

 すっかり前フリが長くなりました。モモタロス、こんなんでゴメンね。

~~~

 さて、今回はとにかく「桜井くん」なのでありますが、響鬼における「京介」を感じて懐かしく思う部分があったり(この感想には何より自分自身が意外でしたが、不思議と暗いモノは湧き上がってきませんね)、2年近くという時間の重みを改めて感じたり。これは作品本来の楽しみ方とはちょっとずれているんでしょうけど、まあ、なかなかに面白いものです。

 憑依前後の中村優一さんの演技は、佐藤健さんのそれに比べると、確かに「まだまだ」という感じには見えます。そういう部分では、より一層の修行をお願いしたい、頑張ってもっといいものにしていってもらいたい、という気持ちは私にもあります。ですが、「桜井くんのキャラ」は、不思議とイヤではないんですよね。牽制役のデネブが実にいい感じで付きすぎず離れすぎずの位置をキープしているのも大きな要因でしょうが、中村さんの足下が浮ついていないように感じることにも、大きな理由がある気がします。なんつーんでしょ、うまく言えないんだけど、やっぱ「京介」の役って、制作サイドのドタバタの中で、作品の方向性やキャラの深みについて役者さんの中にきっちりと定着させる余裕もなく「とりあえずやらされてた」って感じがするんですよね。それが今回は、表面上は確かに似たようなことをやっているんだけど、このキャラにもちゃんと裏があること、作品におけるキャラの意味合いとか、そういうものを役者さん自身がわかってて、それが端々に出ているような感じを受けるんです。

 作られた「世界観」というものがあって、作られた「キャラクター」というものがあって、それらを忠実に結びつけながら「脚本」が書かれて、そうしたものを随時取り込みながら俳優さんの「演技」が、「演出」が、「画面作り」がなされていき、最終的に「番組」となってお茶の間に届けられます。残念なことに、その一部がブレちゃったりして何とも収まりの悪い状態になることもあります。個々人の嗜好にマッチしない「気に入らない部分」が出ちゃうことだってあります。でも、もしその中に確かなモノが息づいているのなら、それを見逃さずに受け止められる「能力」が、僕らには許されているのではないかな、と。

 今回デネブの言った「ゴメンなさい」には、色々な含みがありますよね。ちょうど先週、モモタロスと良太郎の間に二度目の「ゴメンなさい」が流れた直後ですからなおさらです。その「ゴメンなさい」の中にあるのは、二人の間の固有の距離感。凝縮された、二人の関係がその一言に現れています。そして近い将来、桜井くんからデネブに対する「ゴメンなさい」が、きっと出てくる気がするんですよ。その時、彼の中身を読み取れた人には、その「能力」を駆使できたご褒美として「感動」が得られるような、そんな予感がしています。

~~~

 それはそれとして、どんどん空気化していくよねぇ、セ・ン・パ・イ?とか言ってる場合じゃないだろう、ウラタロス(爆笑)。人の心配をする前にまず自分の心配を(悶絶)。
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
■関連記事~
 たまこま―けっと 第1話「あの娘はかわいいもち屋の娘」 (2013/01/14)
 まあ待て、まだ慌てるような時間じゃ (2008/07/16)
 エンドレスエイト V (2009/07/21)
 AIR DVD 5見ター! (2005/08/05)
 かんなぎがBSデジタルで放映決定?! (2008/10/20)
 けいおん!! #21 卒業アルバム! (2010/09/08)
 笹の葉ラプソディ (2009/05/26)
コメント
この記事へのコメント
良かったですね
今回は家族と性格良くて良かった。めでたしめでたし(完結)というのが感想でした。電王は良太郎とお姉さんのトラウマ克服が1年間の主題のようですし、お姉さんも笑顔の薄皮一枚下で良くも悪くもすべてを理解しているようなので変に殺伐とすることなく走っていってほしいです。
2007/06/03(日) 15:03:12 | URL | かかし #-[ 編集]
良かったです。
>かかしさん

>変に殺伐とすることなく

平成ライダーシリーズをあまりに的確に表現されていたので吹きました(笑)。

笑顔の薄皮一枚下、がどうなっているのか、興味しんしんです。悲しみ一色に彩られているものやら、その他の感情が渦巻いているのやら…。ちょっと持ち直しかけてきました。嬉しいことです。
2007/06/04(月) 18:54:19 | URL | てりぃ #O8jQI81I[ 編集]
コメントを投稿する
※コメントについてのポリシーはこちらです。初めての方はご一読下さい。
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
※トラックバックについてのポリシーはこちらです。初めての方はご一読下さい。
https://terry.blog.fc2.com/tb.php/1475-fdf02c20
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
秊 前回の引きで侑斗が出てきた時、「え~、これから毎週こいつのイヤミを聞かなきゃなんねぇのかよぉ」とがっくりしていた所、デネブの世話焼きお母さんみたいな説教とガキっぽい侑斗の本性が出て、どわははは! 上手いですよね、この辺。 ライバルキャラと
2007/06/03(日) 11:00:32 | バラックあにめ日記
☆TBさせていただきます☆『仮面ライダー電王』、第19話 「その男、ゼロのスタート」の感想です!モモ、あの後 石丸さんの楽屋に謝りに行ったんかな?(←“楽屋”言うなよ!笑)
2007/06/03(日) 11:37:03 | まぜこぜてみよ~う。by青いパン
 おかしい・・・ 桐矢と同列のイヤキャラであることは既に確定しているのに、なんだろう・・・ このツンデレ具合は(*´Д`) 前回のレビューで書いた通り、今後の展開に不安なものを抱いていたわけですが、蓋を
2007/06/03(日) 23:28:30 | かみかみ神谷の凸凹にゃんにゃん
「その男、ゼロのスタート」脚本:小林靖子監督:舞原賢三アクション監督:宮崎剛良太郎とハナの前に現れた桜井侑斗。チケットを見せた上で「過去の桜井侑斗には関わるな」と言う。その真意は?愛理の失踪した婚約者との関係は?【今週のアンラッキー】※侑斗に突き飛ばされ
2007/06/04(月) 00:16:43 | お萌えば遠くに来たもんだ!
今週は新キャラ「桜井侑斗」の本格登場編でした。
2007/06/04(月) 00:19:12 | でいりーひまつぶし
桜井、良太郎に対して随分厳しい態度だな、と思ったら、あれは演技か!?実際は自分に取り憑いてたデネブとじゃれあってたり、財布をデネブに握られてたり、コーヒーは砂糖を入れないと飲めなかったり、と意外と可愛げのありそうなキャラのようで(笑桜井同様、デネブもなか
2007/06/04(月) 01:23:56 | Document W.D
突如現れた桜井侑斗。が名乗っておいてすぐ帰る。必死に説得する良太郎だが、聞く耳を持たない。そこに契約体のデネブ。声は大塚芳忠さんだ!前回は勇者王だったし、何気に声優に支配されている電王。しかもデネブは
2007/06/04(月) 12:37:52 | 特撮の軌跡
仮面ライダー電王 第19話「その男、ゼロのスタート」 脚本:小林靖子監督:舞原賢三アクション監督:宮崎剛(STORY)良太郎とハナの前に桜井侑斗と名乗る男が現れた。 失踪した愛理の婚約者・侑斗と同一人物なのか? 必死になって確認する良太郎だが、侑斗は「過
2007/06/04(月) 19:56:07 | ふぁくとりいD
「仮面ライダー電王(第19話:その男、ゼロのスタート)」今日のサクライユウトを見た一言。「ガキはリュウタロスだけで充分なんだよぉー!」非常に心配な新要素登場でハラハラした今回。見終わっても不安は消えない。サクライユウトの言動があまりにもわがまま...
2007/06/04(月) 21:57:00 | 特撮ヒーロー追っかけ隊ブログ
 えーと、またやるんですか劇場版。で、劇場版の変身アイテムがケータロス?パスじゃなくていいのかよ!まぁおサイフ携帯ならそういう使い方も可能なんでしょうけど、携帯で変身って555でやったからなぁ・・・被っちゃう
2007/06/05(火) 02:41:14 | 【非公式】世界日本ハムの哀れblog@非公式
密度薄… いや、萌え化で力使い果たしたんだよ、きっと…アバンだけで、ホントは結構良い奴だというコトを描いた手腕はなかなかに感じてしまった。「電王」では、イマジンを除く登場人物に「ただ悪い人」ってのがい
2007/06/05(火) 21:01:13 | 『真・南海大決戦』
昨日は体調を崩してレビューがかけなかったので、サブタイチェックはパス。 え?飲み
2007/06/05(火) 23:35:17 | 好きなもの
『名前が同じなら、同じ人間だろ!』名前が同じだったら同一人物って、この世の中には同姓同名の人がいるっての知ってる?
2007/06/07(木) 22:25:44 | ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!
マイペースにGO-!
2007/06/08(金) 23:08:49 | ルーツ オブ ザ まったり!