fc2ブログ
Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
   来訪者数: since 2004/12/2...  現在人が見てます
武装錬金とDEATH NOTE
 北海道では共にほぼ周回遅れですが、辛うじて両方とも放映されています。年々興味が薄れていく少年ジャンプの連載陣の中で、かなり最後まで私をつなぎ止めた二作品のアニメ化とあって、完全にスルーするのもどうかなと。せめて初回ぐらいは見ておいた方がいいかなぁと思ったんですね。

 放映スケジュールは、なんと揃って月曜の深夜。しかも、武装錬金が午前1:30から、DEATH NOTEは1:56から。これまた辛うじて、どうにか両方とも見られる時間帯に配置されています。でも、月曜の夜ってなぁ…。ハルヒは午前2時だから仮眠取ったあと起きてレビュー書いてたけどなぁ…そこまでの余裕と熱意は今回はないなぁ…。

 そんなわけで、ファーストインプレッションのみ、簡単に記しておくことにします。
 まずは、武装錬金。典型的なアニメ絵を用いて、正統派の熱血系少年マンガにしようしている…そういう感じに見えました。主人公カズキの性格がアレですから、これは「正面突破」を狙ったものとして評価できるものだと思います。変に捻って物語が行方不明になったり、中途半端な属性を付加して微妙な色彩のものになるより、私にはこの方がずっといいです。

 ただ、第一話は何となく自分には「燃え切らない」展開に見えました。二話分を一話に収めたことによる歪みとか、その過程で落とした部分が気になるとかもあるんですが、それよりも、ううん、なんて言うんでしょうね。絶妙のテンポ運びで、ここぞ!と思った時に決めてくれる、そういう部分がほとんど感じられなかった、と言ったら伝わるかしら。

 マンガにおいても、畳みかける部分の持っていき方とか、大ゴマの効果的な使い方とかってあるじゃないですか。もちろん、マンガどころか絵もロクにかけない自分にはその方法論は語れませんが、面白い!と思ったものの「好きなパーツ」を見れば、そこにはやっぱりそういう技量が根付いているんだろうなと思うわけで。理屈抜きで惹きつけられるものには、何かがあるって感じはするわけですよ。

 で、武装錬金の一話に対しては、私の目にはそう見えるところが無かったんです。完全に「好みの差」の問題なんでしょうけど、個人的にはちょっと残念ですかね、やっぱし。

~~~

 んでもってDEATH NOTEですが…正直言ってひっくり返りました。なんなんだこの超絶クオリティは!!失礼ながら、あまりに売れたマンガゆえに名前負けする可能性が高いんじゃないかと思っていたんで、完全にいい方向に裏切られました。淀んだ空気感をとことんまで醸し出してやろうという、徹底してこだわった映像表現に加え、メリハリの効いたカット割り、隅々まで行き届いた精緻な表現の数々……あれ?これって京都アニメーションの制作だったっけ?とボケてしまう程でしたよ。

 掛け値無しに面白い!という言い方は陳腐ではありますが、もうそうとしか言いようがないです。月(ライト)が意を決してNOTEに向かい、次々に犯罪者の名前を書いていくくだり、あの次第に急速にエスカレートしていくテンポには、知らず体が震えましたですよ。そして、意図的に月の描写を歪んだものとして表している辺り、ああ、判っているなぁと。このままいくと、一体どんなとこまでやってくれちゃうんだろうかと、すごく気になるじゃないですか。この調子で最後まで突っ走られた日にゃあ…それこそ新時代のアニメ神となってもおかしくない気がします。

 余裕はあまりないもんで、逐一レビューを書くことはないと思うんですけど、これはヒマをみながら見ていきたいですね。
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
■関連記事~
 ハルヒ第二期は来年秋で確定なのかなぁ? (2006/11/09)
 Clannad After Story 番外編「一年前の出来事」 (2009/04/12)
 仮面ライダーカブト・38 (2006/10/29)
 わたしはあなたに会ったことがある (2009/11/26)
 魔法戦隊マジレンジャー Stage.6 「闇の覇王」 (2005/03/20)
 笹の葉ラプソディDVD予約はじまた (2009/07/10)
 シンエヴァニューバージョン (2021/06/17)

テーマ:DEATH NOTE - ジャンル:アニメ・コミック

コメント
この記事へのコメント
こんばんは。デスノートの絵は確かに凄いですね。予算かかってそうな感じが伝わってきます。もちろん熱意も。要所のアングルが原作と同じだったりするところが嬉しいですね。
武装錬金はトキコさんがちょっと優しいような気がして、原作より気に入っていたりします。パピヨンがどう表現されるかに今から期待です。
ところで、デスノートの脚本は”あの”井上敏樹さんが書いてるみたいですが、台詞は原作のまんまのように思えるのですが、どんな仕事なんでしょうかね。ストーリーの切り方とかを決めるのでしょうか?
2006/10/22(日) 01:36:08 | URL | kei #-[ 編集]
陰っぽさ
EDのダークさ加減とかね、その辺も好きですよ。やっつけではできない類の情熱を感じますね。

脚本家の井上さんについては、最近は努めて先入観を廃して見るように心がけてます。逆のケース(好きな脚本家さん)にも言えることですが、自分の場合は事前に構えちゃうと大抵悪い方向に振れるんですね。今のところ、ストーリー運びにもシリーズ構成にも大きな不満・不安はありません。原作がしっかりしてて、それをなぞってるだけだからーなんて言われちゃうところが井上さんらしいと言えばらしいですが、自分はそこまでは思わないかなー。作品そのものと無関係なとこで視聴者が情念をぶつけても詮無いことですからなー。

武装錬金の方、私は逆にトキコさんがちょっと物足りないんですよ。なんつーんだろ、簡単に人を寄せ付けない何かがあって、それなのにカズキがそのフィールドの内側にすんなり入ってくる、そういう感じが好きだったので。今週から北海道ではDEATH NOTEと武装錬金は完全に同じ時間帯になってしまったため、どちらかをリアルタイムで見ない限り、片方しか見られないことになってしまいましたが…自分としては、DEATH NOTEを優先しちゃうのかなぁ…。
2006/10/25(水) 01:27:23 | URL | てりぃ #O8jQI81I[ 編集]
コメントを投稿する
※コメントについてのポリシーはこちらです。初めての方はご一読下さい。
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
※トラックバックについてのポリシーはこちらです。初めての方はご一読下さい。
https://terry.blog.fc2.com/tb.php/1146-acc136e9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック