えっと。何ヶ月ぶりでしょうか。5話を見て、何度かレビューらしきものを書きかけて、でも全部ボツってるウチにどんどん時間が経って。そう、私の中のメビウスストーリーは、5話の時点で完全に止まっています。
難しいものです。きちんとレビューを書きたいと思えば、それなりのパワーも時間も余裕も必要になりますが、それらがどうしても取れないと、どんどん後れを取って。結局「大事にしたいはずなのにいい加減に扱ってしまっている」という状態に。
「できることをやればいい」と自分が真に思えるまでが、まずは大きな壁ですね。その上で、「できる中でどこまで頑張るか」という次の命題に挑戦すればいいわけで。とりあえず5話のレビューは書きますが、この先全話書くかどうかはまだ未定です。できる範囲でやらせて頂きます。m(_ _)m
難しいものです。きちんとレビューを書きたいと思えば、それなりのパワーも時間も余裕も必要になりますが、それらがどうしても取れないと、どんどん後れを取って。結局「大事にしたいはずなのにいい加減に扱ってしまっている」という状態に。
「できることをやればいい」と自分が真に思えるまでが、まずは大きな壁ですね。その上で、「できる中でどこまで頑張るか」という次の命題に挑戦すればいいわけで。とりあえず5話のレビューは書きますが、この先全話書くかどうかはまだ未定です。できる範囲でやらせて頂きます。m(_ _)m
さてさて、4話からスタートした各メンバーをフィーチャーする話の2回目。今回はイカルガ・ジョージ。彼は「チームとして戦う」というスタイルから最も遠い位置にいるわけです。それがミライと接する中で、チームとして戦うことを学ぶ話…とくれば書きやすかったのですが、どうもそうではないのですな。これでつまずいたのが痛かった。←言い訳
ミライと接することで影響を受け、何かが変わった。これは間違いないでしょう。それが何なのかが、今ひとつ納得できずにいました。で、数ヶ月かけて(笑)頭の中を真っ白にして、ようやく思いついたのがタイトルに掲げられた「シュート」という言葉。
思うように「シュート」を放てるジョージは、自己実現ができているジョージだと言えます。しかし、彼はサッカー界では独断専行型の異端児として見られていて、決して思うようにはシュートを打っていなかったのだと思うのです。自分が思う通りに打つ度にチームメイトからも世間からも責められれば、そりゃあヒネもするしイヤにもなります。舞台を変えてGUYSにおいても、この5話で彼は勝手な行動を咎められて、同じような心境に追い込まれているのだと思うのです。
自分には力がある。だが、それを奮うことを周りから認めてもらえない。誰もが思春期に経験する、「孤独」の感覚です。強がってはいても、ジョージは寂しいのです。いや、寂しいからこそ、なお強がるのでしょう。
これを揺さぶるのが、マリナの言葉とミライの言葉。まずマリナは、ジョージが「ウルトラマンみたいなヒーローになりたい」と思っていたこと、彼が抱いていた夢のことを思い出させます。何故自分が周りに認めてもらいたいのか、独断専行型でも力を見せたいと願うのは何故なのか、そんな自分自身の内面に肉薄する言葉です。そしてそれは、自分の行動は本当にその願いに近付いているのか、という、根本的な疑問に繋がります。オレは今何をすべきなのだろうか。それを自分に問い始める契機が、マリナによってもたらされているのです。
そこに来て、ミライとの一騎打ちですよ。ミライの思わぬ善戦につい熱くなり、力余ってミスを犯すジョージ。がっくりとうなだれ、自分の至らなさと向き合うことになります。しかし、そんなジョージに対して、ミライは本気で体の不調を心配するんですな。言わば「天然」で「世間知らず」な反応をミライはしたわけですが、これは裏返せば「ジョージさんはすごい人だ。なのにこんなシュートになったのは、きっとわけがあるに違いない」という強い思いが隠れています。そう、ミライはジョージのことを、最初から完全に信頼し、認めているわけですね。ジョージがどんなにとがっても得られなかった、「人から認めてもらう」ことを、ミライは彼らしいやり方で与えてくれたわけです。
従って、対サドラー戦でジョージが放った起死回生の攻撃は、GUYS&メビウス連合にとっても「逆転のシュート」でしたが、ジョージ自身にとっても、長く失っていた自己を取り戻す「逆転のシュート」だったと解することができます。チームワーク云々よりも、まずジョージは「人から誉めてもらい、自分自身も誉めてあげられる自己を取り戻した」ということなんですね。そう考えると、「それでこそオレが憧れたウルトラマンだぜ!」というセリフすらも、自分に対してのエールになっているんですな。あの姿を目指していくのだ、という決意とともに。
~~~~
ストーリー上は、この後にも何重もの逆転が仕込まれていました。倒したと思ったのもつかの間、実は複数いたサドラーからの逆襲、しかしそこに現れる謎のウルトラマンによってもたらされる再逆転。冒頭で現れていた彼を、てっきりメビウスだと思っていた視聴者にもいい感じの裏切りになっていて、非常にドラマチックな仕上がりでございました。ま、オトナの嫌な視点で見ると、「霧が晴れた時点で複数いたサドラーもレーダーに反応するハズなんだから、あの展開はおかしいんじゃないか」という疑問も出てきちゃいますが、野暮なこと言っちゃダメー!(笑)
あと、サドラーが人を喰らう様とか、霧の中から攻撃される恐怖とかは、ちょっと「恐怖怪獣もの」の世界でしたなー。ウルトラQに似てるかと言えば、まあ直接はあんまり似てない気はするんだけど、その目指すところには何か共通のものを感じました。ライトで享楽的なものの方が受ける時代にこういうのは受け入れられにくいのかもしれないけど、僕は大事だと思いますよ、こういうフィクションでも色々な体験をしておくことは。現実の方が現実味が無くなっているような昨今ですもの、豊かな感情を味わえる機会は多くあるに越したことはないと思うので。食べられちゃった人たち可哀想!とか、怪獣ってコワイ!とかね。そういう「想像力」を鍛えることで、世界や人との接し方も大きく育つと思うんだな。
仮面ライダー電王 第13話「いい?答えは聞いてない」 (2007/04/23)
仮眠王に、オレはなる。 (2008/06/20)
……残念! (2009/11/23)
ヤマト三回目も完売らしい…。 (2013/01/12)
リトバス 第4話「幸せのひだまりを作るのです」 (2012/10/29)
リゼロ38話見た (2020/09/30)
Stand Alone Complex コンプ (2004/12/07)
ミライと接することで影響を受け、何かが変わった。これは間違いないでしょう。それが何なのかが、今ひとつ納得できずにいました。で、数ヶ月かけて(笑)頭の中を真っ白にして、ようやく思いついたのがタイトルに掲げられた「シュート」という言葉。
思うように「シュート」を放てるジョージは、自己実現ができているジョージだと言えます。しかし、彼はサッカー界では独断専行型の異端児として見られていて、決して思うようにはシュートを打っていなかったのだと思うのです。自分が思う通りに打つ度にチームメイトからも世間からも責められれば、そりゃあヒネもするしイヤにもなります。舞台を変えてGUYSにおいても、この5話で彼は勝手な行動を咎められて、同じような心境に追い込まれているのだと思うのです。
自分には力がある。だが、それを奮うことを周りから認めてもらえない。誰もが思春期に経験する、「孤独」の感覚です。強がってはいても、ジョージは寂しいのです。いや、寂しいからこそ、なお強がるのでしょう。
これを揺さぶるのが、マリナの言葉とミライの言葉。まずマリナは、ジョージが「ウルトラマンみたいなヒーローになりたい」と思っていたこと、彼が抱いていた夢のことを思い出させます。何故自分が周りに認めてもらいたいのか、独断専行型でも力を見せたいと願うのは何故なのか、そんな自分自身の内面に肉薄する言葉です。そしてそれは、自分の行動は本当にその願いに近付いているのか、という、根本的な疑問に繋がります。オレは今何をすべきなのだろうか。それを自分に問い始める契機が、マリナによってもたらされているのです。
そこに来て、ミライとの一騎打ちですよ。ミライの思わぬ善戦につい熱くなり、力余ってミスを犯すジョージ。がっくりとうなだれ、自分の至らなさと向き合うことになります。しかし、そんなジョージに対して、ミライは本気で体の不調を心配するんですな。言わば「天然」で「世間知らず」な反応をミライはしたわけですが、これは裏返せば「ジョージさんはすごい人だ。なのにこんなシュートになったのは、きっとわけがあるに違いない」という強い思いが隠れています。そう、ミライはジョージのことを、最初から完全に信頼し、認めているわけですね。ジョージがどんなにとがっても得られなかった、「人から認めてもらう」ことを、ミライは彼らしいやり方で与えてくれたわけです。
従って、対サドラー戦でジョージが放った起死回生の攻撃は、GUYS&メビウス連合にとっても「逆転のシュート」でしたが、ジョージ自身にとっても、長く失っていた自己を取り戻す「逆転のシュート」だったと解することができます。チームワーク云々よりも、まずジョージは「人から誉めてもらい、自分自身も誉めてあげられる自己を取り戻した」ということなんですね。そう考えると、「それでこそオレが憧れたウルトラマンだぜ!」というセリフすらも、自分に対してのエールになっているんですな。あの姿を目指していくのだ、という決意とともに。
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ストーリー上は、この後にも何重もの逆転が仕込まれていました。倒したと思ったのもつかの間、実は複数いたサドラーからの逆襲、しかしそこに現れる謎のウルトラマンによってもたらされる再逆転。冒頭で現れていた彼を、てっきりメビウスだと思っていた視聴者にもいい感じの裏切りになっていて、非常にドラマチックな仕上がりでございました。ま、オトナの嫌な視点で見ると、「霧が晴れた時点で複数いたサドラーもレーダーに反応するハズなんだから、あの展開はおかしいんじゃないか」という疑問も出てきちゃいますが、野暮なこと言っちゃダメー!(笑)
あと、サドラーが人を喰らう様とか、霧の中から攻撃される恐怖とかは、ちょっと「恐怖怪獣もの」の世界でしたなー。ウルトラQに似てるかと言えば、まあ直接はあんまり似てない気はするんだけど、その目指すところには何か共通のものを感じました。ライトで享楽的なものの方が受ける時代にこういうのは受け入れられにくいのかもしれないけど、僕は大事だと思いますよ、こういうフィクションでも色々な体験をしておくことは。現実の方が現実味が無くなっているような昨今ですもの、豊かな感情を味わえる機会は多くあるに越したことはないと思うので。食べられちゃった人たち可哀想!とか、怪獣ってコワイ!とかね。そういう「想像力」を鍛えることで、世界や人との接し方も大きく育つと思うんだな。
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