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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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ジャイアント・ロボ THE ANIMATION再視聴中
 他にもやらなければいけない「積み残し」がたくさんあることを自覚しつつ、どうにもやる気にならないため、「自分が今『やらなきゃいけない』ではなく、今『やりたい』もしくは『やったら楽しい』ことは何か?」を自問しまして。そしてたまたま目が行ったのが、「ジャイアント・ロボ THE ANIMATION」のDVD群です。以前出たBOX版「GIGA PREMIUM COLLECTION」も持ってますが、近年出た「プレミアム・リマスター・エディション」も、いつの間にか全部初回限定版で揃えてしまいました。(^_^; 如何に好きであってもやりすぎだろうとさすがに思いますが、ああ、いや、それはまた別の話。とにかく、「久々にGRを見てみようかねぇ」と思い立ったわけですよ。

 で。二日かけてEpisode1~4を見たわけですが。自分の美しい記憶と目の前の現実とのあまりのギャップに、少なからず身悶えしましたよ。当時、あれほど感激し、何てよく動くんだ!と思っていたトレインチェイスが、ナンだかギクシャクしているように感じたり。さすがOVA、綺麗に作られている、と思っていた作画が、さほどでもないように見えたり。ハイ、お気づきのとおりです。「京アニ症候群」ですね。もっとすごいものに慣れ親しんだ結果がコレである、と。もう元の純朴な自分ではいられないのね、ヨヨヨヨヨ……とか思いながら見進めていたのですが、あれ、あれ、あれれれれ?
 

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 人が「評価」として語っているものの多くは、実は「好み」であります。最低でもそのことを自覚した上で、なるべく客観性を持たせた「評価側」に寄る様に補正をかけるのか、正々堂々と一個人の「好み」として語りきるのか、その辺は個々人のスタンスですからどちらも「アリ」だと思っています。ただ、無自覚に「好み」を「評価」であるかのように語ってしまうと、場合によってはイタイ風に見えることもありますのでご用心。私自身、感情に走った際にそういう陥穽に落ちてしまい、後で顔から火が出るような思いをした経験が数え切れずあるものですから。

 そんな前提を踏まえた上で、今努めて第三者的な視点で「ジャイアント・ロボ THE ANIMATION」という作品を「評価」しようと試みると、結構多くの「穴」が存在し、手放しで万人に進められる作品ではない、という印象を強く持ちました。今川監督の「燃えるシーン」を描く手腕は確かなものであるとは思いますが、その一方で絵的な格好良さや臨場感を過剰に優先した演出・進行に偏る傾向があり、結果的に「よく考えると辻褄の合わない部分」が頻出するとか、「投げっ放しに近い設定」になってしまうところなどが数多くあり、全体として「『まさか!』の連呼に終始している感じ」を受けるものになってしまう危険が多分にあります。当時はハイクオリティとされていた作画にしても、デジタル技術がいい感じにこなれてきて、上手く使いこなすアニメーターがぼちぼち世に出てきている現状では少なからず見劣りしてしまうのも事実。突出した「良い部分」も数多くあるものの、そうした「まずさ」が減点部分になることは避けられますまい。

 ところが、です。そんなことが頭を巡りながら冷めた感じで見ていたはずの私が、ふと気がつくと画面に釘付けになっているんですよ。まさしく「良い悪い」の世界ではなく「好き嫌い」の世界で、間違いなく自分が惚れ込んだ作品がそこにありました。オチがわかった上で改めて目にするシズマ博士の、銀鈴の、そして幻夜の行動の、その裏に潜んでいるそれぞれの思いを考えると、今でもコブシが震えます。最初から最後まで、一歩離れてではあるけれど、常に「大作の父親」としてあり続け、その魂を鉄牛へと継いだ戴宗の描写には、今見ても胸が張り裂けそうです。もうどうにもならない深手を負っているはずのシーンにも拘らず、再び雄雄しく飛び立つジャイアント・ロボをバックにした、あたかも戴宗が「勝利者」であるかのような決着の一枚絵の凄みは、そしてその直後、血を吐きながら「オレの勝ちだ!」と言ってのけた戴宗の熱さは、決して涙無しでは見られません、絶対に!…あ、いかん、タイプしながらちょっと潤んできた…。


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 「技術は、それを用いる目的があって、そのために正しく使われてこそ価値がある」ということを、今改めて噛みしめています。何が何でも高クオリティでなければいけない、というものではなく、ここぞという時に力が注がれていれば、ちゃんと感動は得られるのです。このGRという作品について言えば、先に述べたような「まずさ」は確かに存在するとは思うのですが、それらが雲散霧消してしまうような良きものが、私という個人の目には見える気がするんです。私が胸を焦がしてやまない「この作品の一番の魅力(私にとっての、ね)」を描き出すにあたって、製作スタッフは文字通り「正しく」、そして「最も効果的に」持てる技術を駆使したように私には思えてなりません。自分の感性に合致する部分で、大事なポイントは決して外していないのよ。何がどうあろうとも、涙を流してしまった時点でオレ的にはもう完敗、と言ったらわかりやすいかしら?

 好きになってしまった以上は、もうシニカルには見られません。自分が惚れたその理由を探し出し、細かく深く探求し、更に新たな感動の源泉を見つけ出し、「オレはこんなにもこの作品が好きなんだ」ということを、言葉を尽くして語るのみです。惚れた作品に対して怠惰であったなら、レビュアーとしてはちょっとアレで申し訳ないでしょ?とっても熱く恥ずかしく、でもそれを読んだ人の中の何人かは思わずほだされてしまう様な、そんなレビューを書いていきたいのですよ。


 あ、そうそう。Episode3冒頭でシズマ博士の葬送に使われたBGMがEpisode4のラストでもかかるんですが、これ、「逝く豪傑たちを葬送する曲」として使われてるんだ、ってことに今ごろ気づきましたよ。orz 一体今まで何を見、何を聞いてきたんだ。まだまだ「怠惰さ」がそこかしこに残る私です。精進、精進。
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