視聴自体は昨年のうちにやっているんですが、記事の方は年をまたいでしまいました…。第2クール開始直前に、短めでも滑り込んでおこうと思います。
前半「面堂兄妹!!」も後半「面倒邸新年怪」も原作単行本12巻収録のエピソードで、第1クール内では第5話前半「愛と闘魂のグローブ」(単行本21巻収録)、第4話「口づけと共に契らん!!」(同14巻収録)に次いで後の方のお話になります。しかし、実は「面倒邸新年怪」(通算114話)は面堂の妹・了子が登場する「面堂兄妹!!」(通算121話)よりも前のお話で、原作ではあの数々のギミックに了子は全く関わっていません。これは上手く再構成しましたねぇ。了子があれらを仕組んだと言われれば確かに全く違和感ないですし、更には原作では登場してこない弁天やおユキ、レイも登場させていて、第1クールのラストのふさわしいようなオールスター的なエピソードへと昇華させています。やるなぁ。こういうプチ・お祭り感のあるドタバタ劇って、原作の大きな持ち味の一つなんですよね。その辺を集大成的に見せてくるあたり、よくわかっておられるなぁと感心しきりでした。
前半「面堂兄妹!!」も後半「面倒邸新年怪」も原作単行本12巻収録のエピソードで、第1クール内では第5話前半「愛と闘魂のグローブ」(単行本21巻収録)、第4話「口づけと共に契らん!!」(同14巻収録)に次いで後の方のお話になります。しかし、実は「面倒邸新年怪」(通算114話)は面堂の妹・了子が登場する「面堂兄妹!!」(通算121話)よりも前のお話で、原作ではあの数々のギミックに了子は全く関わっていません。これは上手く再構成しましたねぇ。了子があれらを仕組んだと言われれば確かに全く違和感ないですし、更には原作では登場してこない弁天やおユキ、レイも登場させていて、第1クールのラストのふさわしいようなオールスター的なエピソードへと昇華させています。やるなぁ。こういうプチ・お祭り感のあるドタバタ劇って、原作の大きな持ち味の一つなんですよね。その辺を集大成的に見せてくるあたり、よくわかっておられるなぁと感心しきりでした。
京アニさんの久々のTV番組。小林さんちのメイドラゴンS以来ですかね。こうして戻ってきてくださって、感謝の極みです。
一期に比べて、色合いに深み(もしくは重み)が強くなったでしょうか?一期も十分に美しくきれいでしたが、更にズドン(ズシン?)と来るようなある種の凄みが感じられました。そして前回に引き続き、唸ってしまう箇所が沢山…。ここぞというところでグルリと回りこむようなグンバツのカメラワーク、ストップモーションを彷彿とさせるような緩急自在のスピード感の演出、「鳴り響く」音響の効果を最大限に引き出すべく腐心されたことが窺えるコンテ回り、そして各キャラクターの一瞬の「絵」を決して逃さず印象付けて切り出す技に溢れた数々のカット…そのいずれもが特A級で、今回のシリーズも存分にそれらを味わえるのかと思うと辛抱堪りません。
同じ京アニ作品であるFree!との共通点と相違点、てなことも頭を微妙によぎりつつ、あっという間でギッシリ詰まった30分を堪能しきりました。毎週レビューは難しいと思うのですが、視聴の方は遅れることなくきっちりと食らいついていきたいと思います。
一期に比べて、色合いに深み(もしくは重み)が強くなったでしょうか?一期も十分に美しくきれいでしたが、更にズドン(ズシン?)と来るようなある種の凄みが感じられました。そして前回に引き続き、唸ってしまう箇所が沢山…。ここぞというところでグルリと回りこむようなグンバツのカメラワーク、ストップモーションを彷彿とさせるような緩急自在のスピード感の演出、「鳴り響く」音響の効果を最大限に引き出すべく腐心されたことが窺えるコンテ回り、そして各キャラクターの一瞬の「絵」を決して逃さず印象付けて切り出す技に溢れた数々のカット…そのいずれもが特A級で、今回のシリーズも存分にそれらを味わえるのかと思うと辛抱堪りません。
同じ京アニ作品であるFree!との共通点と相違点、てなことも頭を微妙によぎりつつ、あっという間でギッシリ詰まった30分を堪能しきりました。毎週レビューは難しいと思うのですが、視聴の方は遅れることなくきっちりと食らいついていきたいと思います。
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テーマ:2023年新作アニメ - ジャンル:アニメ・コミック
80年代に坂本龍一プロデュースで発売されたアルバム「愛はすべてを赦す」の中の一曲。アルバム中の曲はすべて1920~30年頃の閉塞した空気のヨーロッパの曲たちで、それを日本語歌詞で加藤登紀子が歌っているのですが、一言二言では言い表し難い類の絶妙な魅力を持った一枚ですね。坂本龍一自身が弾くピアノ伴奏と加藤登紀子の歌だけのシンプルな構成の曲も多いですが、シンセ入りでアレンジされている曲もこの時期の坂本龍一にしては随分とおとなしめで、全体に音の数がすごく少ない印象があるのに、全く不足を感じず、とても心地よいバランスを保った稀有なアルバムだと思います。
さて、「人間の努力は長続きしない」ですが、「所詮ダメですよ。人間だもの」みたいなどうしようもない歌詞を歌っているのに、曲調は全て突き抜けてしまったかのようにあっけらかんとしていて、妙に印象に残る曲です。全然共通点なんてないくせに、クレイジーキャッツの持つ毒と同系統の何かを感じるのは何故なんだろう。いや、毒というにはあまりにもあっさりしすぎかな。どうにもなんない状況なのに「いいから飲もうぜ!どうせダメなんだから!」みたいな。シニカル、或いは批評的というより、むしろ自暴自棄と言った方が正しいのかも知れません。
まあ、そう言いたくなる時もあるよな…いいから飲もうぜ!どうせダメなんだから!(泣き笑い)
さて、「人間の努力は長続きしない」ですが、「所詮ダメですよ。人間だもの」みたいなどうしようもない歌詞を歌っているのに、曲調は全て突き抜けてしまったかのようにあっけらかんとしていて、妙に印象に残る曲です。全然共通点なんてないくせに、クレイジーキャッツの持つ毒と同系統の何かを感じるのは何故なんだろう。いや、毒というにはあまりにもあっさりしすぎかな。どうにもなんない状況なのに「いいから飲もうぜ!どうせダメなんだから!」みたいな。シニカル、或いは批評的というより、むしろ自暴自棄と言った方が正しいのかも知れません。
まあ、そう言いたくなる時もあるよな…いいから飲もうぜ!どうせダメなんだから!(泣き笑い)
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