中期YMOの代表作にして傑作アルバム、いわゆる「Technodelic」から、A面ラストを飾る名曲。
石油カンを叩いた音をサンプリングしてスネア音の代わりにしてあったり、ハイハット音がいわゆる「口ミュ」だったり(もちろんサンプリング+シーケンサですが)と、リズムの特異さについ気を取られがちですが、一方ではガチでメロウなシンセトラックが切なく鳴り響き、そのバックをバキバキの細野ベースががっつり支えるという、実に骨太な一曲。ずっと聞いていても飽きることが無いという意味では、テクノデリックを象徴するような曲、とも思っています。新舞踊、階段、京城音楽と、すごく重たい曲が続いた後に、やはり暗めの曲調ながらも、ふっとリセットさせてくれるような絶妙の隙間を挟んでくるんですよね。
部屋を暗くして、オーディオコンポの上で踊るインディケーターの灯だけを頼りにこの曲を聴いていると、何とも言えない安らぎに、心の深奥が酔いしれていきます。そうだね、まだまだ、真っ暗やみというわけじゃない。あんなに遠くはあるけれど、灯はちゃんと見えるじゃないか。
「出口なし」「袋小路なんです」と思っていても、どこかに手掛かりはある。手掛かりはあるさ…。
石油カンを叩いた音をサンプリングしてスネア音の代わりにしてあったり、ハイハット音がいわゆる「口ミュ」だったり(もちろんサンプリング+シーケンサですが)と、リズムの特異さについ気を取られがちですが、一方ではガチでメロウなシンセトラックが切なく鳴り響き、そのバックをバキバキの細野ベースががっつり支えるという、実に骨太な一曲。ずっと聞いていても飽きることが無いという意味では、テクノデリックを象徴するような曲、とも思っています。新舞踊、階段、京城音楽と、すごく重たい曲が続いた後に、やはり暗めの曲調ながらも、ふっとリセットさせてくれるような絶妙の隙間を挟んでくるんですよね。
部屋を暗くして、オーディオコンポの上で踊るインディケーターの灯だけを頼りにこの曲を聴いていると、何とも言えない安らぎに、心の深奥が酔いしれていきます。そうだね、まだまだ、真っ暗やみというわけじゃない。あんなに遠くはあるけれど、灯はちゃんと見えるじゃないか。
「出口なし」「袋小路なんです」と思っていても、どこかに手掛かりはある。手掛かりはあるさ…。
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