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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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抽象と具象を行ったり来たりして
 ありとあらゆる創作物は、何らかの「抽象化の段階」を介して、緩く現実の自分と繋がっている、と思います。

 しかし、どんな人間でも、自分に可能な抽象化と不可能な抽象化というのはあるもので、自分にとってたまたま不可能な抽象化の段階を経てしか繋がることのできない創作物は、「理解できないモノ」になるのでしょう。また、人それぞれに、抽象化する際の癖と言いますか、性向はどうしてもあるもので、要すれば何でもかんでも一定方向にしか抽象化できない、みたいになってしまうケースも割とよく見かけるのです。私について言えば何でもかんでも「あっ、これビューティフルドリーマーで見たやつだ!」みたいになる傾向は間違いなくありますね。わかってんなら少しは気をつけろよ、と言われるとミもフタもありませんが、そういうあなたにだって、ほら。

 あと、色々見聞きして何となくわかってきたこととしては…どうやら一般的には、人はそれほど抽象化が得意なわけではない…らしいですね。いや、まさか自分がそんなに抽象化に長けてるとは思っていないですが、えっ、このカリカチュアが丁寧に説明されても理解できないの?とか、えっ、割と単純な置き換えだと思ってたけどそう捉えずにこれで怒っちゃう人がいるんだ?みたいなことには、それなりに頻繁に出会うんですよね。もちろん、色んな解釈や捉え方は合っていいのだけど、よく言えばすごく素直、悪く言えば直截的な理解しかできない人というのは存外に多いです。そんなんじゃあ世の中の創作物の何分の一も楽しめねぇだろ…と思いますが、実際にやっぱりそれらの人はあまり広く創作物を楽しめてないケースが多かったりして、誰が悪いわけでもありませんが、ただただ悲しい気持ちになります。

 物事を抽象化して捉える能力というのは、知的生物に与えられた強力なスキルです。なれば、せめて自分の限られた生の時間の中では、最大限にそいつを発揮してやろうと思っちゃうのですけれど、こういう認識自体が少数派っぽくて、ちょっと悲しいですね。
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